きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白鳥の湖」小出領子&後藤晴雄/東京バレエ団

2011年06月18日 | バレエ・ダンス
小出さんの白鳥&黒鳥の踊りは
とてもオーソドックス。
昨日のややイレギュラー版を見た後だと、
この踊りが見たかったのよー、と
安堵感。
小出さんはとても落ち着いた踊りで
初役とは思えないほど。
黒鳥は、もうちょっと艶やかさがあると良いけど
でも、充分「魔」だった。
32回転は綺麗なシングル。
最後はちょっと横に移動。
白鳥はとても似合っていた。
儚げで、でも芯の強いところもあって。
腕の使い方、特に手首かなー、
とても綺麗。
音楽の乗り方が心地よいよね。

後藤くんは、白鳥への愛情が溢れんばかりで。
パ・ド・ドゥのあたりから
スタミナが切れはじめたけど
なんとか最後まで保たせました。
小出さんは、そういった意味では
なんなく完走。ペース配分完璧。
1幕の「王子、憂いのソロ」は無し。
もともと無かったっけ?
ゲストだけあったんだっけ?
スタミナ面からも、
ストーリー運びのテンポ面からも
今回はカットして正解だった。

武尊くんは概ね良いけど
時々「素」になった。
特に最後、倒されてから、
立ち上がって退場がダメだ。
舞踏会は髭有り・兜無し。

スペインの男性は揃わなすぎ。
揃っている、って状態は、
実はすごいことなんだね。

トロワ、昨日より安定。
群舞もオケも、昨日よりずっと良かった。
昨日より、音が速い?
(昨日は遅めだった??)

2幕の、まさにグラン・アダージオのところで
大きめの地震がありました。
客席の「空気」にはやや動揺がありましたが
声を出すひとはおらず、
舞台は粛々と進みました。
(正直なところ、ここで中止になったら困るよー
 と思いました)
最終幕では、2階に地震速報を鳴らしたお馬鹿さんがいましたが
舞台への影響はありませんでした。

東バの付け髭は、役に関係なく
3パターンあるのかな。

カーテンコールに主演二人に渡された花束のリボンには
「T.SASAKI」と書かれていました。

時間がないので、とりあえず。
あとで書き足します。



【配役】
オデット/オディール:小出領子
ジークフリート王子:後藤晴雄
王妃:松浦真理絵
悪魔ロットバルト:柄本武尊
道化:小笠原亮

【第1幕】
家庭教師:佐藤瑶
パ・ド・トロワ:乾友子、吉川留衣、松下裕次
ワルツ(ソリスト):
 西村真由美、高木綾、田中結子、加茂雅子、小川ふみ、二階堂由依

【第2幕/第4幕】
四羽の白鳥:高村順子、村上美香、吉川留衣、河合眞里
三羽の白鳥:西村真由美、乾友子、矢島まい

【第3幕】
司会者:宮崎大樹
チャルダッシュ
(第1ソリスト):西村真由美-松下裕次
(第2ソリスト):村上美香、岸本夏未、氷室友、岡崎隼也
ナポリ(ソリスト): 河合眞里-小笠原亮
マズルカ(ソリスト): 奈良春夏、田中結子、宮本祐宜、長瀬直義
花嫁候補たち:
 乾友子、佐伯知香、阪井麻美、渡辺理恵、川島麻実子、大塚怜衣
スペイン:高木綾、矢島まい-木村和夫、柄本弾


指揮:井田勝大
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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「テンペスト」

2011年06月18日 | 映画
ジュリー・テイモア監督作品。
彼女の作品は、色合いがとても好き。
今回も期待以上に美しい映像だった。
大満足。
「タイタス」ほど、ぶっとんだ映像じゃない
と思っていたら、
衣装の飾りはファスナーだった。
うひゃー。
やっぱ、すごい人だわー。

エンドロールもお洒落。

ヘレン・ミレンは貫禄ある演技。
私のイメージは「ホワイト・ナイツ」なんだけどね。
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「荒野の七人」(第2回午前十時の映画祭 青の50本)

2011年06月18日 | 映画
午前十時の映画祭。
通勤定期がかなり使えるので六本木に行くことが多いのですが
見たい作品と六本木の上映スケジュールが合わないのが
あらかじめわかっている場合は
2週早く上映される市川に行きます。
通勤定期はまったく使えないけど
実は市川の方が近いです。
(見逃した場合は六本木から2週遅れの海老名という手段もありますが
 そこまではまだやったことがないです)

そんなわけで、本日は市川へ。

「荒野の七人」(第2回午前十時の映画祭 青の50本)
メキシコ。
国境近くの小さな村に、
毎年収穫時期になると盗賊がやってきて
村の食料等を強奪していく。
立ち向かうことを決意した数人は長老に相談しに行く。
長老は、アメリカで銃を買え、と教える。
村人達は、銃を買いに行った町で
凄腕のガンマンを見つけ、村に来るように頼む。
ガンマンは仲間を引き連れ、村へ行く。
ガンマン達の尽力で、一度は盗賊達を追い払う。
だが、盗賊達の報復を恐れた他の村人達に
ガンマン達は追放される。
しかし・・・


「七人の侍」のリメイク版。
荒野でガンマン達が盗賊と戦うのは
最終的には「義」のため。
カッコイイ!

盛り上がりポイント、
しんみりするポイントの流れも良く、
七人の描き分けも上手い。
特に、こちらの版のオリジナル二人が
いい味を出している。
金儲けのために来た男と
力を失った賞金稼ぎ。
特に後者は、
いつもパリっとしたシャツを着ているのが印象的。

仲間が増えていくとき、
ユル・ブリンナー(なぜかフルネームで書いちゃうんだよね)と
マックイーンが、「一人増えたな」って
目を見交わすところが、
すごくス・テ・キ!!
言葉にしなくてもわかるんだよねー。

ただ、ユル・ブリンナーが、
どうしても「西部の男」に見えない。
剃髪のガンマンは怪しい。
かといって、ヅラでも怪しいだろうなあ。
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