きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白鳥の湖」高木綾&田中結子&木村和夫/東京バレエ団

2011年06月23日 | バレエ・ダンス


木村さんの前半の衣装は普通に白。
輪っか無し。
ホッとしたような、
寂しいような。

高木&田中&木村の組み合わせは
久々だと思うのですが
皆さん、とても落ち着いた丁寧な踊りで
なおかつドラマティックでした。

高木さんは、たおやかでありつつも、
芯の強い部分もあり、
そこが、最後の大逆転に繋がるんだな、と。
人任せだけでなく、
自分も変わるからこそ、
「愛の勝利」に繋がるんではないかと。

私の好みとしては、
もうちょっと腕が長い方が好きなんだけど、
でも、腕には表現力があったので、いいかなー、と。

2幕のソロのとこだっけか?
また地震があって、
会場も「揺れた???」とざわついたけど
高木さんの踊りは崩れませんでした。

田中さんは、もう、カッコイイ!です。
キビキビして、キレのある踊りです。
王子が騙されるのがわかるよ。
32回転は、ダブルもあったかな。
斜め前の席の人は手拍子を入れだしてビビッた。

オデットとオディールを別な人が踊るのも、
アリだよなー、と思いました。
話の流れは自然だよね。

と、言いつつも。
それぞれの通しも見たいなあ。
高木さんのオディールも
田中さんのオデットも。

木村さんも安定した踊りと演技。
それほど多く踊っていないはずなのに
手慣れた部分があり、
細かい演技がとても自然でした。
誰にも優しく親切で、
そういう人が、愛のために、
壊れていくのが堪りませんなー。はっはっは!
弓を持っての踊りとか、
脚を伸ばすところはそれはそれは美しかったです。
3幕の、ジャンプの着地がちょっと不安定だったかな。
1幕の「憂いのソロ」は無し。
あれはゲスト仕様なんだなー。

道化の井上くんは、素直に「可愛い」。
道化ってのは、人を笑わすために
どこか斜めに人間を観察している部分があって
その上での職業だと思うけど
(ガリムーリンはシニカルだったよなあ・・・・)
井上くんは、そういうところをすっ飛ばして
「素直な末っ子キャラ」として
皆さんから愛されているような。
両目の十字のアイメイクの他に
頬にハートとか描き込んでいたみたい。
1幕の大回転の後から
ものすごく踊りが良くなった。
すっきり手足が伸びる、気持ちの良い踊り。
やっぱ、あの回転が心情的な山場なんだろうねえ。

トロワも、この組み合わせを見るのは初めてかな。
こちらも落ち着いた安定した踊り。
宮本くんも、わりとこの系統は合うんだよね。

松浦さんの王妃は、やっぱ若いよねー。
いちおう脳内設定を考えてみた。
この人は先王の娘。
ただし、一度国外に嫁いでいたけど
夫が亡くなったので戻ってきた。
そのあとに、父王と、兄か弟(直系男子)が死亡。
んで、彼女が王家の長となったけど
王位には先王の弟の子供、
彼女から見て従兄に継がせることにした、と。←いまここ
だから、若い彼女がいろいろ取り仕切っているわけだ。
すんごいこじつけだけど、
これぐらいじゃなきゃ、彼女の若さが説明できんかなー、と。
ヴェールの下は、実は縦ロールで可愛らしいし。

白鳥のソリストは、東京と同じかな。
今回はテープ演奏なのに
三羽の白鳥のところで金管がヨタっていた。
個人的には乾さんが一番好き。

群舞の足音は、東京より小さかった。

各国の踊り。
竜太くんがチャルダッシュの第2ソリスト。
髪の毛がすっきりしているせいか
だいぶ顔周りが痩せた印象。

スペインは揃っていた。
森川くん、すごくイイ!!
決めポーズも、目線も、間合いもバッチリ!!
恐い化粧も合っている。
長い手足は舞台映えする。
来てるよーーーっっっ!!!
後藤くんはお疲れモード。
矢島さん、川島さんは、それぞれ
個性違いの艶っぽさ。
反り返りも迫力ありました。


スモークが多い会場で
2幕冒頭はロットバルトが隠れるほどでした。

1幕と2幕の舞台転換が大変だったようで
幕の後ろから緊迫した声が聞こえてきました。


客席には飯田さん、高岸さんもいました。
でも、ブラボーは言ってくれませんでした。
寂しい。

会場入口に衣装展示。
誰のかな。
水香ちゃんのかなあ。





とても充実した公演でした。
行って良かった!
ぶっちゃけ、東京公演より一体感がありました。


【配役】
オデット:高木綾
オディール:田中結子
ジークフリート王子:木村和夫
王妃:松浦真理絵
悪魔ロットバルト:柄本武尊
道化:井上良太

【第1幕】
家庭教師:佐藤瑶
パ・ド・トロワ:岸本夏未、阪井麻美、宮本祐宜
ワルツ(ソリスト):
 吉川留衣、渡辺理恵、川島麻実子、加茂雅子、小川ふみ、二階堂由依

【第2幕/第4幕】
四羽の白鳥:高村順子、村上美香、吉川留衣、河合眞里
三羽の白鳥:西村真由美、乾友子、矢島まい

【第3幕】
司会者:宮崎大樹
チャルダッシュ
(第1ソリスト):西村真由美、松下裕次
(第2ソリスト):村上美香、岸本夏未、高橋竜太、氷室友
ナポリ(ソリスト): 河合眞里、井上良太
マズルカ(ソリスト): 奈良春夏、渡辺理恵、長瀬直義、宮本祐宜
花嫁候補たち:
 乾友子、佐伯知香、吉川留衣、阪井麻美、大塚怜衣、小川ふみ
スペイン:矢島まい、川島麻子、後藤晴雄、森川茉央
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いきなり盛岡(2)

2011年06月23日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
お昼。
「藤原養蜂場」の、「はちみつ冷麺」。

麺にはちみつが練り込んであるそうです。

お腹が満ちたところで、「天満宮」へ。

高台にあり、街が一望できます。
狛犬。


ふたたび街の中央部に戻ります。
「紺屋町番屋」。


「菊の司酒造」。


「ござ九」。


「盛岡信用金庫」。
東京駅の設計者の葛西萬司が設計。
昭和2年に建てられたそうです。


同じく葛西による設計の「旧盛岡銀行(現岩手銀行)」。


「もりおか啄木・賢治青春館」。

こちらも昭和初期に建てられた「第九十銀行」が元です。
入場無料の常設展示の他、
喫茶コーナーもあります。

いい雰囲気。
「コーヒーゼリーぜんざい」をいただきました。


街のあちこちに花が植えられていました。
薔薇が満開!!




〆は「石割桜」。


なんでだか、歩き回る旅になりました。
疲れた・・・。

16時21分発の新幹線で北上へ。
駅には「鬼剣舞」の人形。


時間があれば歌碑巡りでも、と思って地図を用意してたんだけど
疲れ果てて、その気力なし。
とりあえず駅前の牧水歌碑だけでも・・・


ここで限界。
体力温存のため、駅の待合室で休憩。

18時前、タクシーで「さくらホール」へ。

綺麗なホールでした。

終演後は駅までタクシー。
ふたたび駅の休憩室でまったりして、
22時35分発の高速バスで池袋へ。
疲れてたので、かなり熟睡できました。
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いきなり盛岡(1)

2011年06月23日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
北上のさくらホールに行く!
木村さんの王子を見るために!!!

ついでにどこに行こう。
うーーんと、、、
遠野に行きたいなあ。
休暇は1日だけにしとくべきだよね。
なら前日に、仕事帰りに前乗りして、
翌日を遠野→北上→夜行バス、で、どうだ!
と思ったわけですよ。

しかし・・
23日午前6時50分頃発生した地震で
釜石線が運休になり、予定変更となりました。
いつになったら遠野へ行けるのか・・・


6月22日
18時8分発の新幹線で新花巻へ。
21時25分着。
夕食は東京駅で買った駅弁。

日本各地の名物がちょっとずつ詰まっています。

世の中「節電!」と言われていますが
やっぱり新幹線の中はとてもとてもとてもとても寒いです。
うっかりホットコーヒーを買っちゃいました。

スイーツ付きで。
今日はりんごケーキでした。

本日のお宿は、
新花巻駅から徒歩4分の「ケンジの宿」。
夜の駅周辺は真っ暗です。
駅から徒歩の人はご注意を。
私は、以前近くを通ったことがあるので
無事に辿り着けましたが、
このあとの最終の新幹線で来た方は
1時間ぐらい彷徨ったそうです。

 *駅の「セロ弾き」のモニュメントを左に見た道を
  直進すると良いと思います。
  
私はダブルのお部屋。



6月23日
携帯の目覚ましを7時半にセット。

しかし6時50分頃発生した地震で目が覚める。
眠いが、2度寝は無理な時間。

朝食

けっこうボリュームがありました。

9時27分発の列車に乗るため、駅へ。
そしたら!
今朝の地震の影響で
釜石線運休
ええええーーーーっ!
動き出すのは11時ぐらいの予定だって。
遠野へは代行バスが出る可能性もあるらしい。

でもさ。
行っても、戻れなかったら?
最終目的は北上なんだから、
確実なことをすべきじゃないか?

幸い、新幹線は影響が無いみたい。
じゃあ、新幹線で行ける範囲を。
青森・・・も魅力だけど、
新花巻から一駅、北上へは二駅の盛岡の方が無難だよね。

って、ことで。
いきなり盛岡の始まりです。

まずは、駅の観光案内所でパンフレットを漁る。

第一目標は「南昌荘」にする。

「みちのくの鉱山王」瀬川安五郎の邸宅だったそうです。
綺麗なお庭。




「盛岡城」の石垣を見て
(前に行ったことがあるので外観のみとする)


「報恩寺」へ。
こちらは、前回の盛岡行きで課題で残っていたところ。

お堂の中に、たくさんの羅漢像があります。

続いては「鬼の手形」。
岩手県名の由来となった「鬼の手形石」がある
「三ツ石神社」です。


案内板の英名は

「DEMON'S HAND PRINTS IN THE ROCKS」
鬼って、デーモンなのかー。

街中央部の方へ戻る。
「上の橋の擬宝珠」。


「正食普及会(旧井弥商店)」。



(長いので、いったん切ります)
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