きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ロシアン・ブルー/RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)」宝塚雪組

2009年10月08日 | 宝塚(雪組)
前回は寝坊したため、芝居は今日が初見。
大野さんのやりたいことは
とーーーーーーーっても良くわかるけれど、
それは頭の中で完結しちゃってる、ってカンジ。
ドタバタコメディになるはずが、
ドタドタしているだけ。
その理由はといえば、台詞や台詞量が
生徒さん達に合っていないんだと思う。
ジェンヌさん達は、基本的には滑舌が悪いのに
(歯並びの美しさを優先するとか
 いろんな理由があると思うけど)
あの台詞は客の耳に届けるには無理がある、と思いました。
景子ちゃんなんかもそうだけど
文字で「読む」のなら、
とても面白い作品なのかもしれないけれど、
出演者はさー、決まっているんだからさー
もうちょっと出演者に合わせてかいてくれればなあ。
ただ、最後の、なにはともあれ大団円!の力業は
けっこう好きだ。
娘役を多く使ってくれるのもいいと思う。
そのぶん、男役の見せ場作りは
あまり上手くないなあ、ってのが印象。
ミズみなの芝居は、合っていると思う。
みなこちゃんの歌の高音部は弱いけど
二人の並びはいいんじゃないかなあ。
若い嫁と並ぶと、ミズからは「大人の余裕」が感じられる。
それはとても魅力的だ。
以前の荒々しさも好きだけどね。
(毒っ気は薄らいでるかもー)
あとはー、
なんだーーー、
専科さんは良かったんだけどねー。
ユミコ以下、2番手の見せ場を
もうちょっと上手く作って欲しいなー。
さゆちゃんのメイドは可愛いけれど
存在自体はなんだか半端。
ってか、モノローグで話を進めるのはヤメレ。
(ハリーぐらいまで行くと許せるけれど
 「そういう作風」が確立する前は使うべきじゃないと思う)
・・・あら。なんだか文句の方が多いみたいだけれど
見ている間は楽しめたよ。
んんんーーー、でもーー。
もうちょっと山場をハッキリ作ろうよ。
結局、なんの話を描きたかったの?
魔女なのか惚れ薬か、ソビエトか。
ソビエトっていえばー。
こういうふうに描けるようになったんだなー、って
ちょっとしみじみした。
指揮は伊澤先生でした。
呪文は、ドラエもん?だったかな?

ショーは2回目。
今回は1階後方席(むかしのA席)で見たけど
断然こっちの方が楽しい!
盛り上がってましたー。
ピラニアちゃんも好きなんだけど、
赤い衣装で「風になりたい」って歌うところが好き。
その衣装で、その歌を、その振付で。
こういうところがサイトーくんらしくて好きだ。
定番の「キャリオカ」は、なんつーか、スタイリッシュで
いい意味で予想を裏切られました。
清川先生も、最後はポンポンを振ってたよ!
ミズも、「9時半まで頑張るぞ!」とか
「最後はみんなでポンポンを振ってお別れしましょう」とか
客席に対しての話しかけが自然すぎ!
楽しかった!

パレードがチギ→キム→ユミコ→ミズで、
いろいろハッキリさせたんだなあ、と
ちと思った。
チギちゃん、とにかく太れ!
んでもって、諸方面から殴られそうな例えだけど
キタロウって、(越リュウ+もりえ)÷2、で
最近気になる存在だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする