きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「バヤデルカ」シェスタコワ&エフセーエワ&ルジマトフ/レニングラード国立バレエ

2007年02月04日 | バレエ・ダンス
バヤデルカ、キャストを変えて2回目。
ダンサーが違うと演技も違ってくる。
演出を変える、またはダンサーの意見を取り入れる
芸術監督の懐が深いのか。
出演者のアレンジがきいちゃうくらいズボラな演出なのか
昨日の組も良かったけど、
ニキヤとガムザッティのバランスは今日の方が好きかも。
シェスタコワ(黒髪)の方が神秘的なんだよね。
これでベールの踊りがうまく行けばなあ。
前に見たときもちょっと突っかかっていたから
苦手なのかなあ。
エフセーエワ(1幕と3幕は背中半ばまでの縦ロール。)の
お嬢様ぶりも好きなのよ。
シェスタコワのガムザッティは
権力者の娘、の面が強調されているけど(それが王道)
エフセーエワの、ただただソロルを愛する女の子、ってのも
ビジュアルとも合っていて、とっても好きだわよ。
婚約式で、ソロルと並んで座るガムザッティ。
昨日のシェスタコワは、
自分にソロルが従うのは当然という顔だったけど
今日のエフセーエワは、
もしかしたら自分は(ソロルに)選ばれないかもしれない、
の、不安が出ていた。
「私を見て」って表情が切ないのよ。
シェスタコワのガムザッティは疑う必要なんてない!系だけど
エフセーエワの方は、心の奥底で
ソロルが愛しているのは自分ではないことを知っているんだよねえ。
ニキヤが解毒剤を投げ捨てるところ、
昨日のルジは背中を向けていたけれど
今日はニキヤの視線を受け止めていた。
自分のしでかしたことから逃げていなかった。
結婚式の時、ベールを投げ捨てるソロルは
夢から覚めたようだった。
こんな馬鹿馬鹿しいことやってられるか、けーーーっ!!
・・・なんてこたぁルジは言わないけどさ。
昨日の、お前が殺したんだ、って告発よりは
なんか、納得。
自分が取った行動も浅はかだったと自覚した上だもんね。
自分は悪くなくて、他人が悪い、って言うより、ずっといい。

ルジの演技にはペレンよりシェスタコワの方が合っているような。
今後ペレンの演技が深まるかもしれないけれど、
その時、ルジは現役かどうか。
今回ほど「ルジ全幕は最後かもーー」と
強く思ったことはありません。
ついに「その時」が来ちゃうんだなあ。
年齢の壁を強く感じた。
感じつつ・・・・・
ジャンプとか、純粋な技術で見せられなくなった今こそ
全幕の演技を見せるときなのではないか?
と思ったり。
寝言は寝て言え、って言われそうだけど
起きているのに
寝言を垂れ流すのが
ファンというものよ

立っててくれるだけでいいのようっ!

その他。
インドの二人が濃かった。
取っても濃かった。
グラン・パの赤い衣装組は
今日も微妙に揃わず。
金髪で怖い顔のエゴロワさんは
ここでは微笑む。
もっと怖い。
私のエゴロワさんチェックって
みゆちゃんチェックより
マチオチェックに近いかもなあ。

トルマチョフの黄金像は・・・
タイガー・バーム・ガーデンの仏像を思い出すわ。
大黒様or恵比寿様の髪と髭を剃って
赤い口紅を塗りたくったような顔の人に
「maitreya」って説明があったんだよなあ。。。

幻影のヴァリのガブリレンコワは若手育成?
コシェレワの美しいラインにはとうてい敵わず。
振付通りに踊れると、
人に見せるために踊る、ってのは
全然別なんだな。

槍持ち(赤)は、今日もリャブコフ。
この人って、他の版ではソロルの部下or友人っぽいけど
リャブコフだと藩主の親衛隊長みたいだ。
ソロルとは命令系統が違いそう。
リャブコフの方が偉そうに見える。
シェミウノフ君はいなかったので
身長は揃っていた。

06-07ツアーは今日で最後。
みなさま、お疲れ様でした。
アニハーノフさんは、これからピンで売るのかなー。
彼がいてこそマールイなのになー。
オケのフールトは金髪美人
幕間の練習の時、ひときわ目を引いた。
オケ公演のプロモーションかと思ったわい。

メモに書き足したけど
馬鹿なことしか書いてないなー、我ながら。
仕方がないか。馬鹿だから。

あー、そうそうシャドルーヒン。
悲恋の話なのに、ニキヤ役とその旦那さんを組ませるのって
なんだかなー、って気持ちと
踊りやすいんだろうから仕方がないか、って気持ちと
もしかして、ファンへのサービス?、って気持ちが混じり合う。
見るまでは。
見たら毛の多さにビックリするのよね、いつも。
これが額に・・・(以下略)


【配役】
ニキヤ(バヤデルカ):オクサーナ・シェスタコワ
ソロル:ファルフ・ルジマトフ
ガムザッティ:エレーナ・エフセーエワ
大僧正:アンドレイ・ブレグバーゼ
ドゥグマンタ(藩主):アレクセイ・マラーホフ
マグダヴィア(苦行僧):ラシッド・マミン
アイヤ(ガムザッティの召使い):ナタリア・オシポワ
奴隷:ドミトリー・シャドルーヒン
ジャンペー:オリガ・ポリョフコ、ユリア・カミロワ
黄金の偶像:デニス・トルマチョフ
インドの踊り:エカテリーナ・ガルネツ、マクシム・ポドショーノフ
太鼓の踊り:アレクセイ・クズネツォフ
マヌー(壷の踊り):ナタリア・リィコワ
グラン・パ:
 イリーナ・コシェレワ、タチアナ・ミリツェワ、ユリア・アヴェロチキナ
 ユリア・カミロワ、アリア・レズニチェンコ、アナスタシア・ガブリレンコワ
 マリーナ・バルエワ、ナタリア・エゴロワ
幻影の場面 ヴァリエーション:
 オリガ・ステパノワ、アナスタシア・ガブリレンコワ、タチアナ・ミリツェワ

指揮:セルゲイ・ホリコフ
コメント (2)
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フレッツ光、開通しました

2007年02月04日 | その他イロイロ
mixiの方にも書きましたが
昨日、工事完了。
私の有線接続と、
母の有線&無線接続完了。
開通月+2ヶ月が無料なので
月初に工事した我が家は
3ヶ月近く無料!やっほー!

もう、早い。
12MBのDLだって一瞬さ。
動画もサクサク。
さっそくフレッツ・スクウェアの宝塚関係を見ました。
お稽古中の蘭とむのTシャツがヘンで可愛いわ。
yahoo動画で野球狂の詩を見たり。
youtubeを見たり。
あとで「樹の海」を見に行かなきゃ!


工事の時、機械類の説明を簡単に受けたのですが。
機械=兄、と思った母は
朝寝中の兄を叩き起こそうとしましたが、
AOLしかわからん兄に
これらの機械のことなんかわかるわけない!
と、母を止めました。
案の定、起きたあとに説明書を読んでいた兄は
「ルータってなんだ???」と言ってました。
Win98機が壊れたら、修理もせずに放っておいて
昔使っていたWin95機を使っているような兄に
LANなんてわかるわけないだろうが。
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