(1976年からみた)近未来2022年。
人口は増えすぎ、食料は合成物の配給となる。
殺人事件がおこり、調査を始めた刑事。
76年のSF映画。
肉や野菜が貴重品となり、
貧富の差が激しくなり、
若く美しい女性は富裕層の所持品となり、
本は貴重品となり、
生を諦めた人は安楽死を選択できる。
その安楽死の先は・・・
野菜を「美しい」という。
その美味しさが画面から伝わってくる。
老人には、かつては日常だったことが
過去となってしまったこともわかる。
安楽死の際には希望した映像を見ることができる。
老人の死に立ち会った男は、
老人が語っていた風景を見る。
彼にとっては初めて見る、花、雪、海・・・。
いまとなっては、ありきたり、かもしれない。
当時は衝撃的だったのだろうか。
過去と現在を繋ぐ老人がいるから
なんだかリアルに感じられた。
2022年は2年までになっちゃったけど、
この映画が現実にならないと断言できる?
近づいているのでは?
いまあるものを当然だと思わずに
大切にしなきゃな、なんてことを思いました。
個人的には、今日見た3本の中で
いちばん面白かった。
ネタ的により、テンポとかが合ったんだろうな。
SFではあるけれど、
若くはない男と老いた博学の男との
バディものでもあります!
シネマート新宿の今日の犬。
1匹しかいない?
もう1匹は???
シネマート新宿の今日の脳みそ。
ベルトコンベアーで緑のアレを・・・