きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エリザベート」宝塚月組

2005年05月10日 | 宝塚(月組)
本日も1階後方下手寄りで観劇。
さえちゃんは熱血。時々、猫科動物が牙を剥いて威嚇している姿が連想された。

・出だしのキリヤン、狂気タップリ。若いけど。

・オープニングの法廷、上手側の仮面ちゃん最前列の子の動きがイイ!
 ピキピキして、ポーズの保持も的確。

・シシイとパパは仲が良いよねえ。んで「貴族として変わり者」って
 雰囲気もあると思う。この二人なら「サーカスの芸人の振りをした」って
 逸話も納得だ。

・今日初めて知った!みゆちゃんのパパはエリちゃんだったのね。
 なにを見てきたんだ~。

・母「后になりますの!」のところで、「わあ~、おきさきさまぁ~」って
 夢見る少女のみゆちゃんの表情はカワイイよ!要チェックのこと。

・震える黒天使は好きだわ。ここに限らず、黒天使の群舞は好き。
 10人でも6:4で動いたり、線対称の動きだけではないところが。

・ひら~。素敵よ~。

・「私だけに」。アサコの声は良く出ている

・「ツェップス、手のひらを見る」は今日も無し。変更なの?
 このメンツだと、ツェップスが悪の首謀者だね。

・「君の手紙何度も読んだよ」のガイチの背中に泣ける。
 皇帝として「義務を捨てる」ことはできない。全てをなげうつことはできない。
 それでも、自分のできる最大限の譲歩をする。シシイの我が儘に負けるのではなく、
 彼女への愛のために、皇帝自らが選んだ道なのだ。
 その深い愛情に泣く。

・ルキーニが撮影したのは帝劇ルキーニ&婚約者のシルヴィアさん

・ハンガリー戴冠式でのルキーニ、その位置で撮ると、写るのはトート閣下では?

・マダムは赤毛に青い羽根飾り。でも胸元は首飾り&ブローチ。
 寄せて上げてじゃなかったわ。

・シシイが見た写真には何が写っているの~?
 ここのトートは、シシイを喰らうんじゃないかと思った。迫力があったわ。

・精神病院、ショールの演出自体は好きなんだけど、あんなに綺麗でなくても
 いいのでは?もうちょっとボロい方が説得力があるような。

・その後、泣き顔から、キリッとした表情になるところが好き。

・ルドルフの葬儀。息子を失った悲しみに対し、妻と支え合いたい夫。
 でも妻はそれを拒絶し、自分の殻の中でひとり悲しむ。
 それを見た夫は、拒絶された寂しさより、嘆いている妻を
 可哀想に思う気持ちの方が強い。妻を思っているんだなあ、と。

・前後しますが、ルドルフの棺の前のフランツ。皇帝として身を切るような思いで
 「皇位継承は・・・」とルドルフに告げ、見放したように思えるけれど
 「自殺者の葬儀は出せない」という法王庁に長い電報を打って埋葬許可を取ったり
 最初に葬儀を拒絶した枢機卿が、後日法王に選出されそうになると
 オーストリア皇帝の権限で阻止したりと、そんなエピソードを知っていると
 息子としてはちゃんと愛していたんだよなあ、って思う。その辛さを
 埋めてくれるのはシシイしかいないのに。。。、と上記に続く。

・「死は逃げ場ではない」があっさり。と思ったら、その後の「愛と死の露輪舞」では
 ボロボロ(←感情的に。役者さんの歌ではなく)なトート様なのだった。
 痩せ我慢だったのね。その落差がイイかもよ~。

・トートとルキーニの関係性がイマイチ見えなかったんだけど
 今回観て、手下でもないし、何かを狂おしく求める者でもなく、
 割と普通の男が、トート様に見いだされてしまったために、
 エリザベートを殺す道具として使われちゃったのかなあ、なんてことを思った。
 最終答弁の後、つまり1898年9月10日に、レマン湖にいたルキーニに
 トート様が「取り憑いた」から、ルキーニはエリザベートを刺したのかな、なんて。
 トートとルキーニの関わりは、最終答弁でナイフを受け渡したとき
 初めてできたのかなあ、と。だから「俺ではない」と弁明しているのか、と、
 勝手に話しを作ってみたり。

・フィナーレの男役群舞、笑っちゃうほど揃っていない。けど、
 ムラの初日より、だいぶ揃ったのよ、コレでもさ。
 腰が入りすぎの越リュウに惚れ惚れさ。

他にもあったような気がするんだけどなあ。「ワタシャなにを観てきたんだ~」と思った場面がもっとあった気がするんだけど。その辺は12日に確認してきます。
コメント
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