私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

与那国島近海に海自を派遣し島民に安心感を

2004年07月05日 23時56分27秒 | 偏向マスコミ
  支那の人民解放軍が7月に、台湾海峡の制空権獲得を想定した大規模な軍事演習を実施するそうである。この演習は台湾の陳水扁(チェン・ショイピエン)政権の自立化路線に苛立つ支那が、その路線を決して看過出来ないとして、軍事的な圧力を示して、牽制する目的であることは間違いないであろう。演習場所は台湾海峡に面した福建省南部の東山島で、海岸の地形が台湾の西海岸に似ているとされ、今までも台湾上陸を想定した演習が数回行われており、3年ぶりの大規模なものであると予想されている。

 支那は台湾の独立の動きに神経をとがらせており、平成8年(1996年)3月に行われた第1回総統直接選挙の際には、結果的には台湾人の危機意識を高めて李登輝氏が圧勝しているが、台湾海峡にミサイルを試射して恫喝したことがある。平成12年(2000年)3月の第2回総統直接選挙の時はミサイルこそ撃ち込まなかったが、支那は朱鎔基首相(当時)が恫喝めいた言動を吐いており、その時は支那と距離を置こうとする民進党の陳水扁総統が当選を果たしている。そして、今年3月の選挙遊説中にその陳総統が何者かに銃撃されるという事件に遭遇し、これが危機に敏感に反応する台湾人独特の心理が作用したのか陳総統が再選されたのはご承知の通りである。

 さて、台湾海峡で支那が大演習を繰り広げることになると、晴れた日には台湾が見える位に近い距離にある沖縄の与那国島の島民は不安でたまらないであろう。平成8年(1996年)3月に行われた台湾の第1回総統直接選挙の際には、支那のミサイルは与那国島の目と鼻の先に着弾しているのであり、漁民は漁にも出られず島民は怖くてたまらなかったとのこと。その時の与那国町長が「沖合に島民から見えるように海上自衛隊か海上保安庁の船がいてくれたらどれほど安心したか。それが1隻も見えなかったので不安でした」と語っていたと聞いたことがある。

 支那の今回の大規模軍事演習は台湾侵攻の予行演習であろうが、実際の台湾侵攻の際には、わが国と米国の参戦を防止するため沖縄県の与那国島、宮古島、石垣島などに人民解放軍を上陸させ占領を狙っているものと予想されている。そのため、これに対応して陸上自衛隊では、これらの島に部隊を配置する作戦計画を制定していると報道されているが、それならば、政府は今回の支那の大規模軍事演習に対して何もしないのではなく、特に台湾に最も近い与那国島周辺海域に海上自衛隊の艦艇数隻を派遣し、島民に安心感を与えて貰いたい。そんなことをすると「支那を刺激してはいけない」などと言うアホな政治家がいるかも知れないが、同胞である与那国島の人々には不安ではなく安心感を与えるのが役目であろう。

 周辺各国が領有権を争っている南シナ海のスプラトリー諸島(南沙諸島)に人工島と軍事施設を建設し占拠している支那に対して、ベトナムは同諸島に飛行場を建設するなど毅然と対応している。支那の野望をこれ以上助長させないためにも、わが国も同様に毅然として対応することは国民に安心感を与えることになるのである。ようやく東シナ海のわが国と支那の中間線付近の海底資源探査のため調査船が那覇港を出港したとのことであるが、今まで支那に対して気兼ねしていたためにわが国の主権は侵害され続けてきたことは歴然とした事実ではないか。もういい加減に目覚めて欲しいものだ。
(2004/07/05) 

この記事は「今日のコラム」
「与那国島近海に海自を派遣し島民に安心感を」
としてHPに掲載されていたものです。


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