きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「スワン・レイク・オン・ウォーター」/ウクライナ・グランド・バレエ

2023年08月12日 | バレエ・ダンス




1幕と2幕、3幕と4幕の間に10分休憩、
2幕と3幕の間に30分休憩。
映像多し。

人間の女性が悪魔に攫われるプロローグあり。
攫われた後に白鳥の映像。

1幕は、ベンノがトロワを兼ねる。家庭教師、道化なし。
女王は王子にリフトされるなど少し踊る。

2幕。冒頭にベンノがチラッと出るが、あとは出番なし。
オデットと王子の出会いは湖造成マイムが無い方。
白鳥の群舞はわりと普通にあったかな。
アダージョは2人だけ、群舞無し。
4羽の踊りは、4羽×3組の12羽。
大きい白鳥の音楽のところは黒い羽衣装の男性群舞。
水パシャ強調。

その後のオデットのソロはなく、すぐにコーダ。
ラストは白鳥の攻撃のような映像だった。
「でも負けないもん!」的な雰囲気で2幕終了。

3幕。
傘をさしている女性が出てくる。
外は雨が降っているらしい。
映像は室内の舞踏会へ。
「王子はどこ?」と尋ねる王妃に、
狩りに行ってまだ戻ってきませんと答える侍従長。
ベンノのソロあり。道化ソロの音楽で。

各国の踊りは、ナポリ、チャルダッシュ、マズルカ、スペインの順。
みんな宮廷側。

登場時にマズルカがいなくて割愛?かと思った。

スペインのあとに白い衣装の王子登場。
花嫁候補たちと踊ったあとにロットバルト&オディール登場。

王子のソロはチャイパドの方。
オディールのソロは短調だっけ、ボリショイで踊られる方。
32回転は実に軽快。
大きいエネルギーはないかわりに
簡単に回れます、みたいに気負いなし。
すごい。

3幕から10分後に4幕開始。
ロットバルトに白鳥達。
音楽はブルメイステル版かどうか、と思ったら群舞なし。
すぐにオデットが出てきて、王子も出てくる。
オチはオデットが息絶える、ロットバルトが死ぬ、
王子が生き残る。
愛する人を失っても、生き続ける、
というところに、いまの情勢が重なるのかな。


「水を得た」が売りだけど、
セットと群舞を簡略化して全幕を上演するには、
としては、なかなか良い選択だと思いました。
ニーナの白鳥も2幕、3幕を作り込んでたよね。
ツアーで回るには程よい規模かも。

カンパニーのレベルはすごく高いわけじゃないけど
バレエと映像と生オケがマッチしていて
美しく迫力のある舞台でした。

オデット/オディール役は
イリナ・ハンダジェフスカーさんで良いのかな。
白鳥の時の腕がとても美しく、
黒鳥は艶やかでした。
どちらかというと黒鳥ダンサーさんかな。

※配役表は配付も開場掲示もなし。
メインの役の人ぐらいは名前を出して欲しいなあ。

王子よりベンノの方が群舞と違う色合いの衣装などで目立ち、
スタイルが良く、踊りも綺麗。
水の中でリフトとか、この版の王子に必要なことが色々あるのかな。
王子役は踊りは重めだけどマイムは上手い。
ロットバルトはベテラン枠かな。
品格ある踊りでした。

群舞は裸足、王子はタイツのみ、
オデットはバレエシューズでした。
舞台セットはほぼなく、背景は映像。


2幕の白鳥群舞出だしで滑った子がいた。
事故が起こりやすそうな舞台だからドキドキしちゃうよ。

そして。国際フォーラムはやはり寒い。


■バレエ:ウクライナ・グランド・バレエ
■指揮:渡邊一正
■演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
■振付・演出:ヨハン・ヌス
■音楽:ピョートル・チャイコフスキー
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8/11めも

2023年08月11日 | 小山卓治




以前は「いつもの小山さんとは違う音」で
出演者が奏でる音もそれぞれ個性的で
そこに面白みを感じていたけど、
今回はものすごく一体感があった。
新しい、でもずっと聞いてきたような
「知っている」と錯覚するような音。
なんというのか、「正解」?
この曲なら、この音、このアレンジ、そうだよね、
と、ものすごく納得でき、
メンバーの個性の発現より、
曲の高みを目指すことにシフトした、というのかな。

小山さんのゲスト感もなくなり
自然に、このメンバーの中で、真ん中の位置。
これが白浜さんのプロデュース力。

歌も演奏も良かったけど、MCの中で
小山さんの「渋滞のニュース。客が離れていく」や
白浜さんの「あと10kg痩せたら」など
客を掴む、売れる、見せる、部分の
ガツガツした気持ちが伝わってくるのが良かった。
そういうのって、アーティストの色気だよね。
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バレエ「ドラゴンクエスト」/スターダンサーズ・バレエ団

2023年08月11日 | バレエ・ダンス








いつか見なければと思っていて、
ようやくスケジュールが合いました。

かなり前から上演しているからにしても、
ドラクエの世界とクラシックバレエの様式美が見事にマッチしていて
無理なく自然。
どのダンサーも芝居力が高い。
トルネコがトルネコだ。

オリジナルストーリーだけど、
いい意味で知ってる感。
この話をプレイしたように思っちゃう。

元がオケ曲だからバレエに使うのも全く無理がない。

ストーリーをきっちり見せつつ、
バレエ部分は優雅。
いやー、楽しかった!

アクリさんといえば、私はマシモさんで
カラボスが印象深い。
次の世代がこんなに成長しているんだなあ。
兄弟役が実の兄弟とは!

5分前ベルもドラクエ音楽だ。
(スイッチを入れて、セーブデータを選ぶときの音楽)


コラボグッズも魅力。


スタダンのようにきっちり古典が踊れるカンパニーが
こうして新作を作って、成功して
踊り続けているのが、いいね、すごいね。

と同時に、開幕のスクリーンに堀井さんの名前が出て
「でたとこまかせのゆう坊が、こんなに立派になって」の感慨が。
アウシタンとしては泣くしかない。

【キャスト】
白の勇者:アクリ瑠嘉
黒の勇者:アクリ士門
王女:渡辺恭子
魔王:大野大輔
賢者:福原大介
戦士:西原友衣菜
武器商人:鴻巣明史
伝説の勇者:久野直哉
聖母:角屋みづき

【スタッフ・音楽】
音楽:すぎやまこういち
演出・振付:鈴木 稔
舞台美術・衣裳:ディック・バード
台本:河内連太(堀井雄二原作による)
指揮:田中良和
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
照明:足立 恒
舞台監督:森岡 肇
バレエ・ミストレス:小山 恵美
バレエ・マスター:福原 大介
総監督:小山 久美
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「ドカベン ポップアップストア」@墓場の画廊 中野店

2023年08月11日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)
ドカベンのポップアップストアに行ってきました。







水島先生の色紙


白新戦の原稿は生ではない 。








デフォルメは好きではないけど、
土井垣さんピンでのグッズは貴重なので買わないと。


ポスカは4種あり、
うち1種に土井垣さんIN 。
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「地球防衛軍」(午前十時の映画祭13)」

2023年08月11日 | 映画


特撮部分は画期的な技術がいくつもあるらしいんだけど、
アルゴ号とセットだと、
日本の技術はこちら方面に発達したんだ、や、
話の練りが、を思っちゃう。

あの姿で宇宙人というのもだし、
技術が発達しても異星の女が必要なのか、とか、
余計なことを考えてしまう。
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「マジンガーZ対暗黒大将軍+マジンガーZ対デビルマン」

2023年08月10日 | 映画






マジンガーZの2本立て。
「対」は「vs」じゃなくつ&やwithだよ、とか、
TV版で死んだ人気キャラが劇場版で復活、とか、
次シリーズキャラをチラ見せ、とか、
いまの特撮劇場版の構成が詰まっていた。
むかしはなにかと併映の「東映まんがまつり」で
上映されたような。
来場の子供達が一緒に主題歌を歌うのよね。

アニメのデーモン族は「地球の先住生物」設定だとしても、
ただの人間のDr.ヘルにいいように使われるのはちょっと情けない。
デーモン族は顎で使うのに、
どこかに移動する時の乗り物で
Dr.ヘルとあしゅら男爵が並んで操縦桿を握ってて、
働き者よのう、と思う。

デビルマンはマジンガーと似たような背丈なのか?
(むかしからの疑問)

原画に小松原さんや白土さんのお名前があった。
きっちりしたデッサン力がベースの
思い切ったデフォルメ作画は実に迫力がある。
コマ数が少ない昔は1枚の絵で動きを見せなきゃならないので
デフォルメが必要。
いまはリアルな動きが求められ制作過程の手数が増える。
どちらも大変!
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「1789 -バスティーユの恋人たち-」宝塚星組

2023年08月08日 | 宝塚(星組)


ムラで見たときよりさらに
ロナンと革命家たちに階級差が見えて、
そこからまた兄弟になる過程が良かった。

ちゃりおのコメディの間が無理なく自然。
稀惺さんが可愛らしく、これが本来の姿かと思うと
新公は努力して作り込んだんだなあと再認識。

まゆぽんのペイロールは黒いのではなく職務に忠実。

なっちゃんポリニャックは
王妃を振る帰ることなく逃げる。
そういう芝居が合っている。
すーさんは王妃への思いを断ち切る雰囲気が合った。
東宝版はなっちゃん的な演出。
それぞれ違って良い。

月組版は国王が専科さんだったので
美弥アルトワは美貌の拗らせで、
今回は同期が兄上なので、
瀬央アルトワは怜悧さが際立ち、
王位を欲しがるのも現実的に思える。
いろんなことが「正確に」見えているんだよね。
兄よりさまざまな点で優れているのは客観的事実でもあり
しかし先に生まれた兄が王位に就いている、その悔しさたるや。
役者のバランスで話の見え方が変わるのは宝塚ならではだよね。

かのんちゃんがあれだけの出番しかないけど、
フェルゼン役はかのんちゃんしかいないだろう、
と、やはり思う。

「誰の為に踊らされてるのか」で、
ぴーすけの反りかえりと、
おもいっきり重心を下げる踊りは見どころよ!

随所の団体戦も迫力あり。


今日は1階の通路から1席入った席だったのですが、
私より中側の人が途中で出るので通路際を譲って欲しい、と交渉してて。
無理!
1回譲った人も客席上がりがあるのを思い出して取り返してました。

ただ、キリの良い暗転で素早く退席されたので、
ほんとに用事があったのだと思います。
2幕冒頭は、ありちゃんが一時立ち止まるあたりでした。
そのあとも席のすぐ近くに民衆が。譲らなくて良かった。


eプラス貸切回でした。






関連アドリブ。

ラマールたち。
「生前はeプラスでチケットを取って宝塚を見に行ったに違いない。」
「行くぞ!イープラス!」

2幕の「天使が舞い降りるかも」のあたりで、
俺の~の指さしが「イーー」から、
「プラス!」で、腕はプラスのポーズ。

終演後のこっちゃっん挨拶は、
8月1週目でとても暑いのに台風が来て、
なんとも難しい季節ですが、
それらを吹き飛ばすような楽しい舞台をお届けできたら、
みたいなかんじ。
かなり意訳なので、
正確なところは他の方のレポを探してね。


公演デザート
「1789 -バスティーユの恋人たち-」 宝塚星組2023-08-08
「パステール シューケーキ」(500円)
ミルクプリンにバタフライピーシロップを加えパステルブルーにし、
ホイップクリーム、ミックスベリーのコンポート、
いちごプチシューとブラウニーを添えました。

フランス国旗の配色をイメージしたかわいらしいデザートです。
是非ご賞味ください。


無難に美味しい。
トリコロールの配色。
シューの中にちゃんとクリームが入ってるよ!
迂闊にひとくちで行くと後悔するよ!
見た目はこんなに可愛いのに、デザート名は
「バスティーユ襲撃」もじり。
笑える駄洒落ではなく、公演タイトルでもなく
作品内容に添った名称にするとは。
脱帽。
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台北木偶劇団 布袋劇『劈山救母』

2023年08月07日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


台北木偶劇団の布袋劇『劈山救母』を見てきました!
面白かった!
このサイズでも人形を投げるんだ!

剣戟に親子ものでわかりやすい。
天界の天女が人間の男と恋に落ち息子を生む。
仙女の兄、二郎神君は怒り、妹を冷たい洞窟に閉じ込める。
息子の沈香は剣士として修行を積み、
伯父に認められ、母を救い出す。
チラシを読むと、修行を積む前の話もあるみたい?
今回は修行途中からの5幕構成。
開園前に説明あり。
5色の布の意味や、道具の解説など。

沈香は修行中、また、伯父から使わされた者達と戦う。
斉天大聖の出演には血が沸いた!
流れ的にもあそこは一息つく
コメディパートなんだろうな。
誰もが知るキャラを出して客を弛れさせないとか。

皿回しはお約束なのかな。
ときどき日本語を入れて
客席も盛り上がりました。

沈香の父(人間)はどうしたんだろう、は、
考えちゃいけないんだろうな。
美しい天女の母と孝行息子、
という組み合わせがキモなんだろうな。

文楽ならここが嘆きで型はこう、
歌舞伎ならここで見得、とか、思い、
国が違うと盛り上げどころの表現も違うんだなあ、
とかも思いました。

後ろの方の席から見たので
人形の顔は見えなかったのですが、
人形の芝居はよくわかりました。
お寺の奉納公演だとものすごく遠くまで観客がいるけど、
大立ち回りとかはそこまで伝わるように演じているんだろうな、
と思いました。
(そのあたりも体感したくて後方の席にしました)

斉天大聖の手下のお猿さんたちが超可愛くて!
終演後のフォトセッションで持っている人がいたので
近くで見ることができましたが、
体はツルッとした布地でした。
後方席ではモフモフを感じてました。
お猿さん、可愛い

ポスカもいただきました。
ありがとうございました!


あ、あと、進行兼司会のお姉さんは「ポテヒ」で、
芸監さん(?)は「プータイシ」でした。
ふむ。

上演中、カテコも撮影可。

まさか、舞台のここに人形が飛び込んで行くとは。
そういう使い方をするのか!


むかし母に、孫悟空はなんであんなに人気があるのかなあ、と聞いたら、
そりゃあんた!斉天大聖様だよ!と言い切られましたが、
答えになってないよ、と思ったことがありました。
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「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」

2023年08月06日 | 映画





邦題は間違ってます、ナチスには仕掛けてません。
それはそれとして見応えがありました。

ナチスを認めない尊厳と、
それから発生する極限状態。
どこまでが幻なのか。
友人の言葉を実行する決断が辛い。

極限状態で物理理論の本を入手したら、
私は読むか、どうか。

シネマート新宿の犬たちと、うちのクマ。

シネマート新宿に行って発券したあと、
犬がどこにいるのか探すために
怪しい目つきになるのは
私だけではないはず!!
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「アルゴ探検隊の大冒険」(午前十時の映画祭13)」

2023年08月06日 | 映画


イアソンって英語読みだとジェイソンなのか!
の驚きから始まる。

55年前としては画期的な特撮。
いまだとどんな絵になるんだろう、と、共に、
特撮を成り立たせるのは役者さんの
優れた迫力のある演技が必要なのは
当時もいまも変わらないんだろうな、を思ったり。

ゼウスに対しヘラが「マイロード」と言っていて、
その辺の感覚も面白いかな。
「片足裸足」も英語だと「片足サンダル」かな。

話としては仕方がないけど、
片足サンダルを見た瞬間に殺しちゃえばいいのにねぇ。
預言は変えられないねかあ。
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「Thanks Gala 2023」/ウクライナ国立バレエ

2023年08月05日 | バレエ・ダンス




思い立って当日券で行ってきました!
旧キエフ・バレエ団ガラにゲストです。

第1部
「パキータ」
振付:N.ドルグーシン
パキータ:オリガ・ゴリッツァ
リュシアン:ニキータ・スハルコフ
パ・ド・トロワ:
 カテリーナ・ミクルーハ、アレクサンドラ・パンチェンコ、
 ダニール・パスチューク
第1ヴァリ:ディアナ・イヴァンチェンコ
第2ヴァリ:カテリーナ・チュビナ
第3ヴァリ:カリーナ・テルヴァル
第4ヴァリ:カテリーナ・デフチャローヴァ

ドルグーシン版パキータはメイン2人にソリスト4人に、
さらにトロワが加わる構成。
皆さんスタイルが良く脚がまっすぐ。
マールイを見ているので揃わない部分が少し気になるかな。

スハルコフが抜きん出て良い。
キメのポーズをきっちり維持できるのが一流なのよね。 

ドルグーシンが亡くなったのは2012年か。早いな。
確か、ヌレエフとミーシャの間ぐらいの
ヴァルナのゴールドメダリストだったような。


第2部
「森の詩」よりパ・ド・ドゥ
振付:V.ボロンスキー
イローナ・クラフチェンコ、ヤロスラフ・トカチェク ほか

パンフ解説未読の印象は、ジゼル2幕のロシア版で
男が憑り殺されちゃうオチ。
森の奥の妖精と人間の男の、恋とも違う惹かれ合い。
ヒロインはスルッとしたワンピドレスで、群舞は白いチュチュ。
見たかんじ古めの作品っぽいけど、
王道の古典ブランでカンパニーに良く合っていた。

主演2人も群舞も、パキータより
キリッとした品格の高い踊りで、
ゲスト登場パートに入るだけある。

終演後のトークショーによると、ウクライナの作品とのこと。
男性の衣装も民族衣装でした。


「Ssss…」より
振付:E.クルグ
アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ
【演奏(Pf)近藤 愛花】

悩める男の前にファムファタルが現る的な?
アナスタシアはこういう役が合うな。
バリバリ古典だと2人の格差が激しくて、
「マトヴィ、、、勿体ない、、、」と思ったけど、
コンテだと気にならない。
マトヴィはもう若くないけど、どの動きも美しい。
さすがだ。
腕にたくさんのタトゥー。


「シルヴィア」第3幕よりパ・ド・ドゥ
振付:J.ノイマイヤー
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ

ふたりがこの作品を踊るなんて。
もう拝むしかない。
ありがたや。
かなり前に見たオーレリ&ルグリは
当時の年齢差どおり
若い女にすがりつく中年男だったけど
この二人だともっと対等感があるね。
生え抜きのハンブルクダンサーならではの言語。


「ファイブ・タンゴ」
振付:H.V.マーネン
オリガ・ゴリッツァ、ニキータ・スハルコ
イローナ・クラフチェンコ、カリーナ・テルヴァル、
ヴォロディミール・クツーゾフ、オレクサンドル・ガペルコ ほか

日本の義援金をもとに新制作されたとか。
ここでもスハルコフがずば抜けて良い。
作品自体は、うーん、羽山先生に、と思う。
踊る男Sと踊る女Sを中心としているからさ。
ヅカを見てなければ新鮮かな?
バレエの美しさと、タンゴのシャープさが
同時にある。


終演後にトークショーあり。
前半はインタビューなどで聞いたことがある話中心。
ロシア語を喋るサーシャを堪能する。
サーシャもマトヴィも、
ジョンでもノイマイヤーでもなく、
「ジョン・ノイマイヤー」とフルネームになるのね。

芸監の寺田さんを含め
3人は学生時代からの長いお付き合いなので和気藹々の雰囲気。

パキータのトロワ男性はまだ21歳で、
オランダで契約ダンサーだったけどウクライナに戻ったと。
冬公演では16歳のダンサーが抜擢されるとのこと。
ダンサーも、180人から半分近く減って、
いまは125人に戻ったって。

通訳の人がキーウではなくキエフと言ってた。
サーシャはキーウと。
まだ切り替えが難しいのかな。

寺田さんは外国人で大変なことが多いと思うけど、
いまは外国人だからこそできることもあるんだろうな。
これからのバレエ団のご活躍をお祈りします。

カテコとトークショー後のフォトセッションは撮影可。
4階席では意味が無いぐらいの豆粒にしか写らないので
ここでは割愛。
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「SPY×FAMIL銀座松屋

2023年08月04日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)






デジタル原稿原画や、衣装などの展示。
撮影可の原画は、たぶん線画に効果を加えたデジタル原稿。
スマホで読んでた絵を大きいサイズで見られるのは嬉しい。
カラー原稿もあります。


キャラ情報たくさん。














写植は後貼り?


カラー原稿





立体物もたくさん。














凝ってる、、、




撮影不可エリアに第一話のネームと線画と
連載開始前の設定画があります。
直筆!
線画はコミック原稿用紙に描かれていました。
線が美しい!
これを取り込んでベタやトーンなどを入れるみたいです。

ロイドさん初期(別?)はもう少しおじさんで、
名前もなんたらトワイライトが数パターン。

表紙の椅子もあります。
座って撮影も可能です。








キーワード集めのミッションもあり、

成功するとアレがもらえます。


遠藤先生の直筆サインとアーニャも!




とっても楽しかった!!!
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「1789 -バスティーユの恋人たち-」新人公演(配信)(宝塚星組)

2023年08月03日 | 宝塚(星組)
演出はタカヤ、指揮は西野先生。

以下、Twitterから転載。

ペイロール、新公学年とは。

アントワネットのルーレットのドレスは時間の都合で略。

アントワネットのドレス、来た!美人!

うたち!可愛い!

貧しい家の若い娘にできることは限られてるよね。父も兄もいないんだし。

この監獄の人の役はギリちゃんだったんだよねー。

稀惺くん、キスシーンが上手いな。

紘希さんは、ビジュアルは美弥ちゃん寄りかな。

デムーランか、ロビペかの
「え?」が嫌味がなくていいな。

オランプが安易に恋を選ばないのかいいね。
うたちの芝居に説得力がある。

まあ、この歌は難しいよね。
(誰のために、のロビペ)

3部会紹介は無しね。

ブラボー👏👏👏
(1幕終了の場面)

アルトワは難しい役なんだなあ。

ネッケルの方が正しくても、
フランス国家は彼に任せられないのもわかるなあ。
外国人の実業家だもんね。

ペイロール、いいよ、上手いよ。

オランプを理解して背中を押すアントワネット。
母性溢れる。
いいね。

ギロチン模型は、国王の大事なもので。
それを置いていくのは愛の証なんだろうな。

援軍は衛兵隊かな。

自由とは、他人を害さない、
すべてのことを成し得ることである

ムラ無しの、東京のみ、これ1回、
これが最初で最後とは思えない、
ハイレベルな新公だった!
みなさん、素晴らしい!

アントワネット様が新公の長なのか。

稀惺くん、すごいね。
芝居、歌、ダンス、どれも危ういところがない。
若さゆえの未熟さも当然まだあるけど、
堂々としている。

と、見えたのも芝居か!
逃げ出したくなるほどの緊張なのに
最後まで演じ切ったのね。
素晴らしい!

うたちは完成されてるな。
スポンサーもついたし、
あり嫁かなあ。

稀惺さんは小顔美人でスタイルも良く、
台詞声も明瞭。路線は納得。
今後使われても、コネ、と思う人はいないだろうな、
というのが正直な感想です。

いまからこういう話をするのは恐縮ですが、
稀惺さんが退団する時の挨拶で
「尊敬する両親」と言ったら
聞いている全員がお父様の顔を思い浮かべるんだろうな。
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「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」(16回目)

2023年08月02日 | PSYCHO-PASS


雑賀先生と話しているときの朱ちゃんのデバイスの時間はチェック忘れ。
監督の話を踏まえると、
篤志さんは先輩顔で会話に割り込んだのではなく、
雑賀先生の出島行きを阻止しようとしたのかな。

中華街の獅子舞少年のところ、
子供がぶつかる、より前に、
篤志さんが子供の方を向いてる。
危ないぞ、と先に思って見ている気がする。
危険を察知する職業柄とも、子育て経験から、とも。

結婚式のテーブルは、基本は6人掛けで、
灼くんのところは5人掛けかなあ。
広い会場しか空いていなかった?
朱ちゃんが呼ばれたのも、席埋め要員の部分もあったのかな。
作画コストからなのはわかるけど、
ほんと、乾杯直後ぐらいに主賓挨拶の結婚式って、、、
(グラスは4つあるのに3つは空)


出島と阿蘇の間に、
狡噛さんと宜野座さんになにかあった、
も美味しいですが、
なにもないのに、すぐに阿吽の呼吸で背中を預け合えるのも、
いいかなあ、と思います。
根っこは分離していなかったんだなあ、と。

煇くんに煙草を差し出す狡噛さん。
調書に入れる文字以上に、
彼の辛さ、孤独、任務の過酷さ、などを
しっかり正確に把握したんだろうな。
煇くんもそれをわかって受け取る。
同僚として働く2人が見たかった。

潜水艦に向かうボートでの「なぜ戻った」の会話、
狡噛さんの話は繋がるんだかの部分があるけど、
それだけに正直な気持ちで、
宜野座さんはそここそ評価したのかも。

反対に、北方基地での朱ちゃんとの会話は澱みないから、
狡噛さんは(あえて)、朱ちゃんが受け入れられる、
朱ちゃんの気持ちに沿って会話しているようにも思えた。
制作陣は朱ちゃんが絶対正義で、
彼女のもとで改心した、と描きたいのはわかるけど。

局長暗殺は疑問の提示なのもわかるけど、
私にはテロにしか見えない。
しかし、槙島さんから解放された狡噛さんが闇を求めて、
朱ちゃんを槙島の位置に据えるのなら、
ちょっと納得できるかな。
闇を抱えないと生きていられない狡噛慎也。

北方基地での狡噛さんもフレデリカさんも公安装備なんだよね。
阿蘇で宜野座さんに捜査権を委ねられることといい、
現場の裁量権が大きすぎる。
2期で青柳さんが監視官を10年務めたら本省のポストが待っていると言ってた。
監視官でこれなら、と思うと、篤志さんの権力の巨大さがわかるね。

いや、もちろん「フレデリカさんにもドミネーターを撃たせよう!」
ありきなのはわかりますよ。

潜在犯になったら人生終わり、な1期だったのに、
PPPでは監視官の許可があれば監視無しで自由に動ける、
だけでなく、指揮権を与えられる。
まあ、数年でいろいろ変わることもあったとしましょうか。

矢吹さんがいつ憑依されたのか、
補聴器が無いとああいうぼやけた聞こえ方なのか、
砺波配下は日本人はいないなら、
なぜジェネラルに帰依しているのか、
海外部隊の装備流用でないなら
どこから軍資金は出ているのか、など、
制作陣の話を聞いて余計に疑問点が増えて、
なんらかの出版物等で解明されるのかもしれないけれど、
とりあえず映画を見ただけではわからないということを、
改めてここに記録しておきます。


あれだけ憑依について説明し合っていたのに
矢吹さんが憑依されている可能性を
まったく考えていないのは迂闊よね。

もひとつ。
砺波さんが行った紛争地帯って
南の国ばかりなのね。
3期によるとロシアでも内戦が激しいらしいけど
ピースメイカーはいわゆるアジア・アフリカにしか
派遣されていないのかしら。
それはあの時代の日本の国家戦略なのか、
制作陣の「紛争といえば・・・」固定観念なのか。
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