きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エリザベート 1878」

2023年08月27日 | 映画


伝記映画ではなく散文的な構成なので、
エリザベートの奇人ぶりが堪能できた。
近くにいたら対応が難しいなあ、を実感。

国母としての威厳と職務を求められ、
讃えられる美貌は40歳を迎え衰えていく。
長い髪を結い、コルセットを締める生活。

皇后の仕事は放棄しつつ、王族の特権は享受する。
ある種のリアリティがあった。

終盤で、自由を得たように思えるけど
あのあと息子が亡くなるし。
ハッピーエンドにはなりえないのを
私たちは知っている。

話の盛り上がりはないので人にはすすめないけど、
外国の城は寒そうだな、なども堪能できます。

主演は、前にマルクスの妻役だった人かな。
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「1789 -バスティーユの恋人たち-(千秋楽中継)」宝塚星組

2023年08月27日 | 宝塚(星組)


時間の都合で自宅配信ではなく映画館中継にしましたが、
いやー、楽しいわ〜。
アルトワ伯のアップ、たくさんきてます。
どこだっけ、アントワネットが辛い時に
一瞬嘲笑うところがちゃんと抜かれてました。
カメラさん、わかっていらっしゃる。
オレキザキのピンのアップも堪能!

こっちゃんは殴られる蹴られる演技が上手いなあ。
見ていてこちらが痛くなる。
相手がまゆぽんだし。
まさおの「あぁ〜〜」はマゾの悦びみたいだったから。
バスティーユ脱走の時、オランプと中尉を見て、
ロナンも父を思い出したんだろうな。
話はラストに、最初の場面になる、みたいな。

月組は大人の事情があったんだろうけど、
オランプはこれぐらい演技力が必要だよね、と、しみじみ。
くらっち、迫力よ!

極美さんが輝いてて、正義のまっすぐさがあって。
この正義が後の独裁に繋がると納得。

ぴーすけが腰を思いっきり落として踊るのが好き。

映像でも、ペイロールとネッケルが並ぶことが多くて、
ほんと俺得だった。
ペイロールに頭を掴まれるギヨタン氏もばっちり映ってました。
ありがとう、中継!

カテコ。
こっちゃんの覚悟が詰まった挨拶に泣いたよ!
「もはや、自分」は至言。
コール&レスポンスでカメラが追いつかないのも
臨場感があって、またよろし。

「生まれてから今日まで、
 ポリープができたことはありません」(キッパリ)

劇団からはいろいろ止められているんだろうけど
(組織としてのその方針は理解できるけど)、
それでも明確に否定したことは、なんというか、漢気、よね。

星組の皆様、おつかれさまでした!


余談。
隣の席の人が2分に1回ぐらい携帯を見てて、10分に1回ぐらい光らせてた。
狂気の域なので注意はできなかった!
画面に集中した!
膝の上にバッグを置いて、バッグで隠しながらチラ見で、
「周囲に迷惑かけてないもん!」な雰囲気を出してましたが、
いや、光ってたし、
光ってないときも操作をしているのが視界に入るかけることがたくさんあったし。

見ようと思わなきゃチケットは取れないし。
なにか気になること、連絡を取り合う必要があるなら自宅配信があるんだし。
なんだったんだろう。
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