綾瀬はるかちゃんの美しい衣装でアクションはとても良いのだけれど、
予告で見たほどシリアスではなく、
後半はほぼファンタジー。
そこはどこのTokyo?
ビジュアル優先にしたいのはよくわかるけれど、
リアルさが吹っ飛ぶと、役ではなく、
役者さんの頑張りしか見えなくなる。
残念。
海軍省の前で陸軍が団体で民間人に発砲とか、
それ以前に海軍省周囲に建物がないとか。
ヒロインは撃たれても死なないとか。
下水道っていつからあったっけ、とか。
とにかくリアルさがまるっとなくなって、
やりたいことはわかるけど、でも、
ここを振り切られると作品の魅力が消失するよ、としか。
サダオちゃんが山本五十六とは!
でも最後の決めは、やっぱり上手いなあ、と。
綾瀬はるかちゃんと長谷川さんでLoveにならないのはとても良い。
他の出演者も概ね良かった。
少年役は丸顔すぎてこういう役にはあまり入らなそうなのに、
でも子役演技ではなく慣れていて、
ジャニーズとわかり納得。
話のベースは「グロリア」で、
終盤は「米国大使館に駆け込む」アレでした。
小説もこうなのかなあ。
「綺麗な衣装の綾瀬はるかちゃんがガンアクション」が売りで、
それ目当てで行ったけど、
前半のシリアス&リアルが最期まで続く方が
アクションが映えたんじゃないかな。
見終わって残念感に溢れました。