きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

台北木偶劇団 布袋劇『劈山救母』

2023年08月07日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


台北木偶劇団の布袋劇『劈山救母』を見てきました!
面白かった!
このサイズでも人形を投げるんだ!

剣戟に親子ものでわかりやすい。
天界の天女が人間の男と恋に落ち息子を生む。
仙女の兄、二郎神君は怒り、妹を冷たい洞窟に閉じ込める。
息子の沈香は剣士として修行を積み、
伯父に認められ、母を救い出す。
チラシを読むと、修行を積む前の話もあるみたい?
今回は修行途中からの5幕構成。
開園前に説明あり。
5色の布の意味や、道具の解説など。

沈香は修行中、また、伯父から使わされた者達と戦う。
斉天大聖の出演には血が沸いた!
流れ的にもあそこは一息つく
コメディパートなんだろうな。
誰もが知るキャラを出して客を弛れさせないとか。

皿回しはお約束なのかな。
ときどき日本語を入れて
客席も盛り上がりました。

沈香の父(人間)はどうしたんだろう、は、
考えちゃいけないんだろうな。
美しい天女の母と孝行息子、
という組み合わせがキモなんだろうな。

文楽ならここが嘆きで型はこう、
歌舞伎ならここで見得、とか、思い、
国が違うと盛り上げどころの表現も違うんだなあ、
とかも思いました。

後ろの方の席から見たので
人形の顔は見えなかったのですが、
人形の芝居はよくわかりました。
お寺の奉納公演だとものすごく遠くまで観客がいるけど、
大立ち回りとかはそこまで伝わるように演じているんだろうな、
と思いました。
(そのあたりも体感したくて後方の席にしました)

斉天大聖の手下のお猿さんたちが超可愛くて!
終演後のフォトセッションで持っている人がいたので
近くで見ることができましたが、
体はツルッとした布地でした。
後方席ではモフモフを感じてました。
お猿さん、可愛い

ポスカもいただきました。
ありがとうございました!


あ、あと、進行兼司会のお姉さんは「ポテヒ」で、
芸監さん(?)は「プータイシ」でした。
ふむ。

上演中、カテコも撮影可。

まさか、舞台のここに人形が飛び込んで行くとは。
そういう使い方をするのか!


むかし母に、孫悟空はなんであんなに人気があるのかなあ、と聞いたら、
そりゃあんた!斉天大聖様だよ!と言い切られましたが、
答えになってないよ、と思ったことがありました。
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