きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「バーフバリ 伝説誕生 完全版(オリジナル・テルグ語版)」

2022年10月14日 | 映画


ようやく見ました!
「王の凱旋」より荒唐無稽だけど、
そのぶんスケールが爆大!
物量大作戦の合戦場面は大迫力でした!
楽しかった!
長さを全くかんじなかった!

あんだけ滝から落ちて死なんわけないだろー、とか、
そんな理屈はどーでもいいんじゃーっ!
と振り切れて楽しい。

息子の方は可愛い系なのね。
前王は凛々しい系。
シヴァガミ様は、凱旋だけ見るとムムって思うところがあったけど、
「伝説」でこう見ると公明正大なんだな、と。
結願の話はしっかり出てこないのか、

この作品においては、歌と踊りは
話の説明とか強調したいところで効果的に使われているから、
「無くして短く」とは全く思わないね。

さっきバヤを見てたので、
「この衣装で踊っている人を見たよー!」って、
なんだかウッハーでした。
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「ラ・バヤデール」中島&宮川&三雲/東京バレエ団

2022年10月14日 | バレエ・ダンス


中島さんはメチャ良い。
芝居が上手く踊りに乗っている。
か弱い舞姫は矜持があり、恋に喜び、
一瞬の怒りが身体を巡り、絶望し、息絶える。
表現が明確。
身体に対して腕が長めだと思うんだけど、
実に美しい動き。
初役、もしかしたら主演も初ぐらい?
落ち着いた踊りで、力みはない。
素晴らしい。
「影の王国」の布も綺麗に持っていた。
スピリュチアルというほどではないにしても、
この世とあの世、どちらの人かわからない雰囲気。
こういう役は似合うけど、
他の役はどうなのか、見てみたいな。
3幕も幽玄かつ、芝居も明確で
「神に愛を誓ったことを思い出して」もわかりやすかった。

宮川さんは程よく抑制が効いた踊りで
キリッとしていて、武人らしい。
リフトなどはすごく中島さんに気を遣っているかんじ。
彼側はやや固いぶん、
中島さんは気負いなく踊れているかんじ?
2幕のソロではイキイキ。
サポートはしっかり。
3幕は、心はニキヤに向いているけど状況は変えられないソロルで、
ふたりの芝居が噛み合っていた。

中島さん、宮川さんとも、
ジャンプなどで着地するときに足音が殆どしない。

三雲さんは、ラジャ邸では美しくて良いんだけどなあ。
チュチュの踊りだと真ん中に立つ迫力が全く足りない。
三雲さんのガムザは父の陰謀に気づいていなさそう?
ただの育ちの良いお嬢様で、
それが三雲さんらいしっていえばその通りなんだけど、
私には物足りないなあ。
2幕ラストのガムザの表情が読めない。
3幕では諦めが入っているものの、
もうちょい、性格づけが欲しい。
いつもの三雲さんに比べれば、は良いけど、
中島さんがこれだけしっかりニキヤを作って、
客席にも伝わる状態だから、
ベテランならではのなにかが欲しいな、
と思うのが正直なところ。

アルバレス君の大僧正は生臭くてストーカーチックで
後藤さんを思い出した。
熱演です。

「影の王国」の場面が美しい。
坂道は折り返して欲しい、
床に降りてから長いし東バならできるし、
と思っていたけど、
セットも借り物なんだよね。
スカラ座の群舞に折り返し坂道2回は無理だわな。

2幕ヴァリ、政本さんが手足の長さが活きている。
ほどよい緊張感がある2幕でした。

井福さんのブロンズ像は、
思ったよりおとなしめかな。

本日は学校公演貸し切りで、一般売りはなく、
アッサンブレ会員は購入(入場)可。
3階席から下を見ると客席がほぼ黒くて圧巻でした。
上演中は静かで拍手も大きかったです。
カテコに保護者or舞台関係者席らしきところから
ブラボー連発が出て残念。

幕間に話がわからない、って声が聞こえた。
初めてバレエを見れば、そうかな?


◆ 主な配役 ◆

ニキヤ(神殿の舞姫):中島映理子
ソロル(戦士):宮川新大
ガムザッティ(ラジャの娘):三雲友里加

ハイ・ブラーミン(大僧正):ブラウリオ・アルバレス
ラジャ(国王):木村和夫
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):玉川貴博
アヤ(ガムザッティの召使):居川愛梨
ソロルの友人:和田康佑
ブロンズ像:井福俊太郎

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンペの踊り):榊優美枝、長谷川琴音

パ・ダクシオン:金子仁美、中川美雪、涌田美紀、足立真里亜
     政本絵美、加藤くるみ、榊優美枝、平木菜子
     生方隆之介、安村圭太
【第2幕】
影の王国(第1ヴァリエーション):工 桃子
影の王国(第2ヴァリエーション):伝田陽美
影の王国(第3ヴァリエーション):政本絵美

指揮:フィリップ・エリス
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパの原振付による)
音楽:ルトヴィク・ミンクス
リハーサル指導:フリオ・ボッカ、オルガ・エヴレイノフ
舞台美術:ピエール・ルイジ・サマリターニ
衣裳:ヨランダ・ソナベント

~上演時間~
第1幕 13:00~14:00
休憩 20分
第2幕 14:20~15:00
休憩 20分
第3幕 15:20~15:40
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「大蒔絵展」@三井記念美術館

2022年10月14日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)


揃うといろいろわかる。
鎌倉時代は写実的というか、見た景色をアレンジ。
鎌倉時代の人もいまと同じ景色を見て
美しいと思っていたんだな。

南蛮人が来て西洋への輸出が始まると、
西洋風のデザインが入ったり。
発注書にあったんだろうな。
磔のキリストの絵を収めた祭壇的なものも。

秀吉の時代は寺の復興などもあり大量受注、
応えるために大胆なデザインに工程簡略化。

江戸時代は作家性も出てくる。

説明もわかりやすく、実に面白かった!
蒔絵の技法の説明も図解がありました。
平日昼前でもそこそこ客は入っていて、
蒔絵ファンは多いのだな。

個人的には徳川家息女の嫁入り道具あたりが好き。
技術の粋に、湯水のような制作費が合わさった賜。
逆に光琳派?の作風はいまいち好きじゃないな。
技術の高さはわかるけど。

江戸時代の輸出品は大きかった。
西欧家屋サイズ!
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