きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エリザベート 2022年版(花總、古川、佐藤、黒羽、立石、香寿)

2022年10月10日 | 宝塚版以外の「エリザベート」






帝劇に生オケ!
ドリボの前はなんで来たんだっけか。

古川くんは真ん中で演じることに慣れたかんじで
動きが滑らかで姿勢も美しい。
歌声は、線が細くはあるけど、
歌声自体はしっかり出ている。
蒼い血が滾っているトートだ。
前回の低温動物も良かったけど、
今回は、より、トート。
「死」よりは明らかに意思を持った個体で、
恋に一途な黄泉の帝王だけど、これも個性。
はなちゃんとも合ってる。

古川トートは、花總エリザベートを手に入れた、やった!
と思った瞬間に、
エリザベートが彼の手をすり抜けてしまって
愕然として終了だった。
初恋の終わり、みたいな。
死に掴まらない自由を手に入れたエリザベートでもあるので、
この終わり方も良いと思います。

古川君、ポスターより顔は丸みがあるかなあ。
胸板は厚めなかんじ。

佐藤フランツは、歌声は素晴らしいけど、
ビジュアルがあんまりイメージではなく。

黒羽ルキは台詞も歌声明瞭で聴き取りやすい。
はっきりした狂気があるけど、やり過ぎはなく、
狂言回しとしての舞台進行もスムーズ。
歌声の高低も自由自在。
喉に負担がありそう歌声ではある。

はなちゃんエリザ、たーたんゾフィーは、
ただただ素晴らしい、と。
はなちゃん、「私だけに」のラストは伸び切らず、
ちょい手前で切り上げたかんじ。
32回転を28回ぐらいで切り上げたイメージ。
まだ先が長いし。
2幕の芝居が深い。

立石ルドルフは歌声はわりとクリアで良く出ているけど、
張り上げるポイントがちょい弱いかな。
身体能力の高さ > ダンス、みたいな。
あと、トート相手の芝居は良いけど、
エリザベート相手の芝居は噛み合いが弱く、
エリザベートの鏡には見えない。
そこは残念。

ヴィンディッシュが綺麗なだけで狂気がものすごく薄いけど、
あそこはイケコが念入りに演出をつけるところだと思うので、
役者の力量とかではなく、
今回のイケコの気分はアレなんでしょうね。

どれみちゃんセンサーがまだ動いて我ながらびっくり。
主に女官チーム。
ルキーニからミルクを買っています。
やっぱり元ヅカはアンサンブルでも華やかな顔立ちだなあ。
チラシ写真はゾフィー(アランソン公爵夫人)だったのね。

ミルクの踊りは変わったかな。
結婚式も少し変わった?


1幕でヘレネの「変えます」のマイクが入ってなかったね。
皇太后様が迫力で押し切った。

カテコで、香寿ゾフィーとルドルフが出てくると、2ルドと思う。
昼公演だと子ルドが入って3ルドなんだよね。
今日は元ルドがトートだから、4ルド日。

今回のキスは宝塚方式?2.5界隈への配慮とか?
コロナ対策?


あの、あの、帝劇エリザを見てて、
古川くんは前はルドルフで、
から思ったんだけど、
星組2順目エリザって、
新公トート経験者のありちゃん主演だったりする?る?
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「デリシュ!」

2022年10月10日 | 映画


料理人が貴族の所有物だった時代、
貴族以外は外食の習慣がなかった。
公爵の機嫌を損ねた料理人は謹慎を兼ね実家へ。
そこへ料理人希望の女性が訪ねてくる。

飯テロより、階級闘争の方が強かったかな。
なんとなく不穏な空気の後に
「球技場の占拠」の言葉で、その時代ね、と。

ハッピーエンドに見えるけど、
あのあとの時代に
 「貴族が食べにきていた」
 「貴族に仕えていた」
と密告されるんじゃないかと、ちょい心配に。

エンディングロールでは階級を超えた姿。
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