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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ダルバール 復讐人」

2021年07月18日 | 映画


悪人に娘を殺された市警察長官が、
犯人探しのため「正当防衛」と称し
次々と悪人を殺していくなかで、
娘の死の真実に辿り着く。

話の繋げ方や、無理やりというより唐突な展開は
60〜70年台のアクションドラマのよう。
主演のビジュアルも含め「太陽にほえろ」のボスが無双、みたいな。

部屋を出る時になにかに気付く、の芝居が
「ん?待てよ」と、立ち止まり、振り返る、という型芝居で、
台詞がわからなくても芝居でわかるようにしてるんだろうな、と。

彼に警官の制服で銃撃戦をさせる!先行なんだろうな。
血が噴き出る場面はそのままだけど、
死体の血糊はボカシ。

女性があんまり出せない話だから
美女枠を無理矢理作ったようで
部下の警官にえらい美人がいた。

思ったより歌と踊りはなかった。
インターミッション表示が出つつそのまま上映だったから、
たぶん日本上映用にカットされたんだろうな。
バーフバリとか「きっとうまく」シリーズとは違い、
たぶんこれが巷が思う「インド映画」なんだろうな。
(エンタメ系統とストーリー重視系統とかいろいろあるらしい)


昔の王は、反逆者は殺さず目玉をくり抜いた。
殺せば人の記憶に残り、称えられ、
意思を継ぐ者も出る。
目を失えば物乞いになって生きるしかない。
その姿を見て人々は王を恐れる。

は、名言だ。
めもめも。
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「レ・ミゼラブル 2021年版」(バルジャン:吉原、ジャベール:伊礼)

2021年07月18日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)




前回とは伊礼くん以外は別キャスト。
今日はみな芝居が熱い。
というか、濃い。
これくらいの方が私は好き。
アンジョは扇動力がないと!
スポットを浴びて決めポーズに納得の迫力がないと!
バッチは初登場時に比べると格段に声が出るようになった。
流ノ介の成長に涙。

吉原さんはまた恰幅がよくなった?
役作り?衣装補正?
前回より、コゼットに愛情を注ぐ姿がお父さん。

吉原さんはコゼットだけでなく、
マリウスにも父親的感情だね。
「私のものじゃない」も、
親として、子供が巣立つのを見送るかんじだ。
孤独な男の独占欲ではなく。
昔は愛を知らない男がコゼットに対し
女性としての愛情も注いでいたと思う。
単純に家族への愛以外に。
年齢等とともに芝居が違ってくるのもいいよね。

和音ファンテは命が尽きてしまうのが納得で、
ラストは聖母のよう。
やっぱり好きだわ。
夫婦でも共演可の東宝に感謝。

今年のジャベは伊礼くんだけになりそうなんだけど、
前回よりさらに役が明確。
クリスチャンの彼が自殺を選んだ重さを、
いまさらながら理解した。

橋本さんはやり過ぎかな、と思う時もあるけど、
それが橋本さんだしな。
今日の妻のことを「すみません、ときどき男が出て」と言ってた。
樹里ぴょんは高音が細いかな。
子エポの母のビジュアルはバッチリ。
今日の夫婦は横ではなく縦に大きさの違い。
樹里ぴょん、大きいのね。

三浦くんと加藤さんはラブラブなカップルで良いわ。
情熱的で一途な芝居が噛み合っている。
屋比久さんはパンチのある歌は良いけど、
歌詞の子音が弱い時が。
母音の伸ばす部分ばかり届くときが。
バッチのアンジョ迫力あり。
こういうアンジョが見たかった。

それにしても、吉原バルと伊礼ジャベの
肉弾戦のガチっぽさがたまらんねー。
あの体格同士が戦うんだよ。
まさしくコングvsゴジラだよ!


カテコ挨拶。
伊礼くん。
数日前に顎の下に黒あざができてた。
たぶん光夫さんにつけられた。
それぐらいガチ対決。
吉原さん。
以前出演した「夜の来訪者」で「みな運命共同体」といった台詞があった。
いつのまにか若手ではなくなり、
バルジャンからコゼット達へのように
次の世代に繋いでいかないと。
自分のことだけ考えるのではなく。

公演は各地でまだまだ続きます。
チケットをお求めはeプラスで。

で。
「夜の来訪者」は見てました。上野の劇場だったような。
https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/73b860175a4de8ed9bc9bee977a63dc8
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「ライトハウス」

2021年07月18日 | 映画


孤島の灯台守の狂気。
というより、
映画自体が狂気。

なんというか、「カリガリ博士」的な、
古いモノクロ時代のホラー映画っぽい雰囲気。
話は無い。
暗喩っぽい部分はたくさんあるけど
あらすじ、と語れるほどの話はない。
たぶん。
私が掴め切れていないだけではない、と思う。
たぶん。

パティンソンは正気か狂気か不明で、
デフォーの話は真実か嘘か不明。

人には全く勧めないが
金を払って見て良かった珍作に
今年も会えた!
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