きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「レ・ミゼラブル 2021年版」(バルジャン:吉原、ジャベール:伊礼)

2021年07月18日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)




前回とは伊礼くん以外は別キャスト。
今日はみな芝居が熱い。
というか、濃い。
これくらいの方が私は好き。
アンジョは扇動力がないと!
スポットを浴びて決めポーズに納得の迫力がないと!
バッチは初登場時に比べると格段に声が出るようになった。
流ノ介の成長に涙。

吉原さんはまた恰幅がよくなった?
役作り?衣装補正?
前回より、コゼットに愛情を注ぐ姿がお父さん。

吉原さんはコゼットだけでなく、
マリウスにも父親的感情だね。
「私のものじゃない」も、
親として、子供が巣立つのを見送るかんじだ。
孤独な男の独占欲ではなく。
昔は愛を知らない男がコゼットに対し
女性としての愛情も注いでいたと思う。
単純に家族への愛以外に。
年齢等とともに芝居が違ってくるのもいいよね。

和音ファンテは命が尽きてしまうのが納得で、
ラストは聖母のよう。
やっぱり好きだわ。
夫婦でも共演可の東宝に感謝。

今年のジャベは伊礼くんだけになりそうなんだけど、
前回よりさらに役が明確。
クリスチャンの彼が自殺を選んだ重さを、
いまさらながら理解した。

橋本さんはやり過ぎかな、と思う時もあるけど、
それが橋本さんだしな。
今日の妻のことを「すみません、ときどき男が出て」と言ってた。
樹里ぴょんは高音が細いかな。
子エポの母のビジュアルはバッチリ。
今日の夫婦は横ではなく縦に大きさの違い。
樹里ぴょん、大きいのね。

三浦くんと加藤さんはラブラブなカップルで良いわ。
情熱的で一途な芝居が噛み合っている。
屋比久さんはパンチのある歌は良いけど、
歌詞の子音が弱い時が。
母音の伸ばす部分ばかり届くときが。
バッチのアンジョ迫力あり。
こういうアンジョが見たかった。

それにしても、吉原バルと伊礼ジャベの
肉弾戦のガチっぽさがたまらんねー。
あの体格同士が戦うんだよ。
まさしくコングvsゴジラだよ!


カテコ挨拶。
伊礼くん。
数日前に顎の下に黒あざができてた。
たぶん光夫さんにつけられた。
それぐらいガチ対決。
吉原さん。
以前出演した「夜の来訪者」で「みな運命共同体」といった台詞があった。
いつのまにか若手ではなくなり、
バルジャンからコゼット達へのように
次の世代に繋いでいかないと。
自分のことだけ考えるのではなく。

公演は各地でまだまだ続きます。
チケットをお求めはeプラスで。

で。
「夜の来訪者」は見てました。上野の劇場だったような。
https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/73b860175a4de8ed9bc9bee977a63dc8
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