きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~」

2018年11月02日 | 映画


作画はひどいし動きが悪いし動かないしで、
兼人労力をかけまくったアニゴジを見た後で
「あちゃー」と思った前編より
アニメとしてのレベルはさらに低いけど、
とにかく「終わらせる!」「最後まで描く!」
の執念は素晴らしい。
よくぞ、やり切った!

エピソードはバサバサ切り落とし。
もちろん「への六番」は無いさー。
男性陣の愛の告白に情緒もなく、
(声優さんの芝居は頑張っていました。
 まずいのは演出部分ね)
侯爵夫妻は何語を喋っているの?から、
ラリサをもう少し描きこんであげてから、
環はもっと頭が良い人なのよから、
いろいろ思うことはあるけど、
でも、よくやったよ。
横沢さんのナレーションで全てOK。

なんだかね。
職業婦人になった紅緒と環が
女学校時代を思い出している場面がね、
当時の二人が青春の煌めきで輝いていてね、
眩しくて泣けできたよ。
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魔夜峰央原画展 第1期@米沢嘉博記念図書館(明治大学)

2018年11月02日 | 漫画・小説・雑誌
魔夜峰央原画展に行ってきました。
第1期は「ラシャーヌ!特集 ギャグへの華麗なる転身」です。

場内は撮影可です。


一番最初の展示はミーちゃん自画像(永遠の28歳)。

音声付きです。

美しい原画に溜息。
修正のホワイトはほぼ無し。
線の繊細さに見惚れます。

こういう原画展に行くたびに、
「ああ、やっぱり、本当に、紙に描かれていたんだ」
って、不思議な気持ちになるよね。
人間の手で生み出されたことを実感する。

原画展は4期にわかれ、
第1期はパタリロとラシャーヌ中心。
ラシャーヌ。








下記のように、本人による解説もたくさんあります。


パタリロ。





ごく初期のパタリロは、丸顔ではありますが
大福ではないですね。
懐かしいですね。

「Fly Me to the Moon」のネーム。

普段はネームは作らないそうです。

未発表のラフイラストもありました。


原画脇のお言葉もいちいち楽しいです。


場内では昔の「少女漫画家入門」的なビデオが流れてて。
(たぶん白泉社作成)
若きミーちゃんの実演&インタビュー。
サド点、マゾ点など、ミーちゃんが作った線の説明や
縄編みを美しく描きあげていく姿を見ることができます。
インタビューでは
「漫画家に必要なのは才能ではなくセンス。
 才能は磨けないけどセンスは磨ける。
 あなたも漫画家になれます。」と言ってたけど、
ミーちゃんは持って生まれたハイセンスだから。
一般人のセンスとは違うから。
あとは、反射神経と粘り強さだったかな。
ネタになりそうなことを素早くキャッチして
作品になるようにこねくり回す。
いや、それも、ミーちゃんだからさ・・・。

インタビューの本人を見ると
息子さんは鼻筋が似てるなあ。

ギリギリ第1期に間に合いました。
2期以降も行きますよ~~。
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