きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」

2017年02月04日 | 映画
色彩のクドさは控えめながらも
クリーチャーなどはティム・バートンらしい。
前半が少しテンポが悪いと思うけど
伏線だったからいいか。

超人大集合ネタで、アベンジャーズ、
いやむしろ能力的にはシュテルンビルトのヒーローに近いかな。

なかなか能力がわからない子がいて、
後半にわかったときは「これか!!」と膝を打つ?

ループの仕組みがいまいちわからん。
ループの場所と現在がどう繋がっているのか。
入り口を見つければ行けるのか。
タイムパラドックスはどうなるんだろう。


エヴァは脱いでません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「シアター・プノンペン」

2017年02月04日 | 映画
ふとしたことから母が女優だと知った女性。
母が出演した映画のフィルムの最終巻が無く
結末がわからないのを不服に思い、
友人達とラストシーンを撮ろうとする。


母親が女優だったのはポル・ポト時代。
あらゆるものが大量に失われた。
当時が片鱗しか描かれないのは
あまりにも重すぎるからなんだろうな。

エンドロールに、たぶん、
当時の監督や俳優の写真が出てきた。
彼らも粛清されたのだろう。
生き延びた映画人の悔しさが滲み出ていた。

辛いのは、当時は「国のため」と思っていたクメール・ルージュの兵士の
現在の気持ちも同じなのだ、と映画は語る。
多くの人を殺した罪悪感は消えることは無い。

それを踏まえて。
ラストはあらゆる人への「癒し」なんだろうな。
私自身は映画作品(「長い家路」)としては
あのオチはどうかと思うけど
この映画全体としては、
製作側のメッセージとして素直に受け取れた。

話のテンポ、展開の仕方など、
映画としては生温い部分もあるけど、
現在のプノンペンの様子がわかるのも面白かった。
観光地シェリムアップに比べると治安は悪そう。
女性は大学に行けるけど(制服あり)、
家か階級によっては女性に恋愛の自由はない。
映画はフィルム上映が基本なのかな。
などなど。


いまの若者世代にはポル・ポト時代のことは
私が思うほど伝わっていないような気がするけど
それは、伝える世代が多く亡くなったからなんだろうな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする