きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~」宝塚星組

2014年05月25日 | 宝塚(星組)


芝居じゃなくてリサイタルぽかった。
舞台に出ているのは基本二人で、
歌っているだけのことが多い。
しかもこの歌が長い。
芝居をしているのは
柚長とまさこちゃんだけなんじゃ?

核となる部分が全くわからなかった。
「ナポレオン」のような一代記ダイジェストですらなかった。
なにを描きたかったんだろう。
コスプレしたちえちゃんが、
女を取っ替え引っ替えが見どころなんだろうけど、
それでキャーキャーできる仕様にはなってないんだよね。
キムシン、ちえちゃんの使い方を間違っている。

セットが舞台据え置きだから見た目も超単調。
衣装は豪華なんだけどね。

踊る太陽王、と割り切れれば楽しいのかな。

ベニは、華やかさと奇矯さがいいかんじ。
だけど、
たまには真っ黒な役が見たいな。
真風のどっしりとした存在感は印象深いけど
芝居にはそんなに関わらないんだよね。

ヒロインは、登場順で
あいりちゃん、りこちゃん、しーらん、風ちゃん、かな?
あいりちゃんか可憐。
りこちゃんはたおやか。
しーらんは艶やか。
男役ならではの強いインパクトがありながら
美しい女性だった。
風ちゃんはヒロイン経験豊富なので
芝居も発声もしっかりしていた。

これだけ色とりどりの女を相手にしているのに
萌え要素がないんだなー。
ちえちゃんがどうこうでなく、
キムシンがそもそも作っていない。
キムシンのやる気、仕事しろ。って、もう無理か。
まだサイトーがミーハー的に
キャピキャピ作る方が良かった気がするよ。

進行役のモリエールはゆりこちゃん。
「ナポレオン」のじゅんこ&みっきいが印象深いだけに
もうちょい声がクリアに聞こえればな。
オーブの音響のせいもあると思うけど。

期待が大きかっただけに
かなり不完全燃焼で終わりました。
版権代がもったいないな-。

ときどき「薔薇の封印」一幕後半を思い出していたよ。
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「青天の霹靂」

2014年05月25日 | 映画
いかにも素人が作ったあざとさ満載の映画だった。
主人公が現在住んでいる部屋の描写とか
奇術師コンビの出番がどんどん後ろになるとか
「深く説明しないけど絵として細かく作り込みましたよ。
 気がつきましたか?」
ってずっと言われている気がした。
さりげなさを装って、全然さりげなくない。

親子3人の関係は良かったと思うけど
説明が長いところと、ゆったりとした映像が長いところがあって
小説ならいいんだろうけど、
映画として、芝居としては、
私にはちょっとテンポが合わず、
2時間無いのにかなり長く感じた。

タイムスリップネタとしては
「どうやって現代に帰るのか」が気になるところだけど
簡単に「はじき飛ばされて」終わりだった。
そこも、う~ん、ってかんじ。

評価が高いので、たぶん劇団ひとりと
私のツボが違うってことですね。

洋ちゃんと風間杜夫の芝居はすごく上手いし
柴咲コウも昭和なかんじがしていい。
劇団ひとりの自分勝手な雰囲気も良い。
それだけに、もうちょっとなんとかできたら良かったなあ。

ポイント鑑賞だったので損した感はないけどね。
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