きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「イノセント・ガーデン」

2013年06月09日 | 映画
正直なところ予告が長くなっただけで
ストーリー的には捻りもなんにもないんだけど、
ミアの神経質そうな怒り顔がすごく説得力がある。
これはこれでいい。

ニコール・キッドマンが母親役で
この神経質そうな部分は遺伝なんだろうな、
と、思わせるミス・リードがなかなか良い。

娘のある「動き」が後半で明かされる過去と繋がり
背筋がゾクゾクした。

思わせぶりな、いかにも、の映像乱発で
前半はなんだかなー、と思ったけど
だんだん気にならなくなっていく。

オチはちょっと意外だった。
でも、これしかないかな。

じわじわ、くる、のが良かったな。
殺人が快楽になる瞬間の表現も良かった。

狩人は生まれながらにして狩人で
血統は続いていくんだろうな。

人は自分が望んだようには生きられない、だったかな。
なりたいものになれるわけではない、
と理解したとき、自由になれる、
という言葉があったように思うけど
彼女は望む望まないにせよ
「自由になってしまった」んだなあ。
コメント
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