きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「映画と恋とウディ・アレン」

2012年11月10日 | 映画
もともと見る気はありませんでした。
それほど好きな監督じゃないし。
でも午前中に見た予告の中の
「コメディアン時代」の映像は貴重かも、
ってことで、フリーパス期間中だし、
急遽夜の回に行くことにしました。

結果的には、面白かったです。
彼の作品はたぶん7割ぐらい見ていないと思うし、
見た中でも苦手な作品がある。
そんな私でも飽きさせない内容&編集でした。
彼のインタビューと、
それに関連する映像の繋げ方が上手く
とてもわかりやすい内容でした。
一人の映画監督の半生記でもあり、
クリエーターのこだわりも的確に見せてくれます。

彼が映画界に入る前のアメリカン・ジョークは
どこが面白いのかさっぱりわからないけど、
そういう感性の人だから
私にはわからない部分があるのかな、と。
その辺がわかっただけでも良かった。

彼は役者にあんまり注文はつけないけど
役者は彼に喜んで欲しくて
いろいろチャレンジして頑張るみたい。
スタッフからすごく敬愛されている雰囲気を感じました。

しかし!
私のお気に入りの「世界中がアイラブユー」は
どうも彼の「低迷期の失敗作」扱いになっているようだ。
(間違っていたらごめんなさい)
ちょっとショックだわー。
好きなのになー。
恵比寿ガーデンプレイスで見たんだわー。
懐かしいわー。


【追記】
ウディ・アレンは母親似。
妹もよく似ている。
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「くるみ割り人形」佐伯&柄本/東京バレエ団

2012年11月10日 | バレエ・ダンス
佐伯さんはとても可愛らしく、
安定した踊りで堂々の主役振り。
くるみ以外でもぜひ主役を!
来年のロミジュリにはぜひ!

弾くんはリフト、着地とも
ヒヤっとするところはあるし、
ラストは少々スタミナ切れだったけど
王子系のノーブルさがだいぶ板についた。
剣を振り回すと元気な若者。
そういう殺陣とかジャンプでも
ノーブルさが維持できるといいね。
でも、真ん中オーラはあるよ。

5階席から見る後藤さんは登場時は変態仮面チックだけど
マスクを取ったら近所のお兄ちゃんだった。
クリスマスなのに彼女無しだから召還されちゃったんだろうなあ、
っていうぐらい若かった。
子供相手のところぐらいまでの踊りは
まあまあ普通かなあ、と思っていたら
クララの夢に入ってからはキビキビとした踊りで
見ていて気持ちよかった。

フランツの田中さんは、
もう少し化粧を濃くしたら男役いける。
凛々しい。

2幕冒頭のネズミ王、
手下を叩きすぎ。
叩く音が5階まで聞こえた気がするよ!


木村さんのスペインは今日が最後かなあ。
高木さんのアラビアは盤石。


「ドナウの娘」のお金で、
チャイコ三作の美術を一新して欲しかったなあ。
人数が少ないのに全く華やかさがないセット・衣装で
遠目だと貧乏くさいんだよね。
ツリーも地味な布地を持ち上げてだけだしさ。
毎回思うことだけど、今日も思ったよ。


【配役】
クララ:佐伯知香
くるみ割り王子:柄本弾

クララの父:森川茉央
クララの母:高木綾
兄フリッツ:田中結子
くるみ割り人形:中村祐司
ドロッセルマイヤー:後藤晴雄
ピエロ:梅澤紘貴
コロンビーヌ:阪井麻美
ムーア人:宮本祐宜
ねずみの王様:長瀬直義

スペイン:奈良春夏-木村和夫
アラビア:高木綾-松野乃知
中国:岸本夏未-小笠原亮
ロシア:矢島まい-梅澤紘貴
フランス:村上美香-河合眞里-宮本祐宜
花のワルツ(ソリスト):
小川ふみ、伝田陽美、二瓶加奈子、政本絵美
長瀬直義、森川茉央、安田峻介、永田雄大

指揮:井田勝大
演奏:シアターオーケストラトーキョー

◆上演時間◆
【第1幕】 15:00 ~ 15:55
休憩 20分
【第2幕】 16:15 ~ 17:05
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「ウォリスとエドワード」

2012年11月10日 | 映画
映画としては少々雑な作りだと思うけど
英国王室視点ではなく、
ウォリス視点なのは新鮮。

自らを美人ではないと言い、
隙を見せたら負け、
世界一の悪女にはなりたくないと泣く。
エド8のまりもを見てると納得倍増。

過去と現在の混じり方がややこしい気がするけど、
かえって観客視線の誘導としてはいいのかも。
(良い意味で)元国王夫妻を深く書かなくても済むし。

わかっていても退位宣言は泣けるわ~。
英国王室からすればウォリスは希代の悪女なんだろうけど
結果論的には善良王が誕生したんだしね。


衣装、美術、装飾は美しさに溜め息。
全体的に、マドンナのセンスと美意識は良いわ~、
ってかんじです。
ウォリス近辺の美術もいいけど
現在のサザビーや、アメリカのセレブ夫妻の衣装もステキ。


エンディング曲の歌詞から。
見られて、勝手に解釈される。
当時のウォリスに、
マドンナ自身を投影いていたのかな。
それでも生き続ける、
というのは肝心なんだな。
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