きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「春の雪」(1回目)

2012年11月01日 | 宝塚(月組)


濃密な作品だった。
すご良かった!

育ちが良いゆえに天然ドSのクセして
馬鹿なお坊ちゃんが似合い過ぎるわよ、みりお!
素晴らしい!
それが一転して二幕ではドMになる。
息子に襲いかかる真性Sの松枝パパも素敵すぎ。
かくして清さまは親友の腕の中で死ぬのでした。
転生を約束して。

純粋な若者は汚らわしい俗世では生きられない、
とは雷蔵の映画でも見たな。
三島の理想なんだろうな。

みゆちゃんも、芝居も歌も良いよ。
台詞回しがいいね。
敬語混じりの言葉が淀みなくすごく自然。
今時の若い子だと取ってつけたような
不自然な言い回しになることもあるのに
彼女は普段からこういう言葉を使っていると思わせる。
たいしたもんだわ。
清さまに対しても年上の「お姉さん」にちゃんと見える。

としちゃんもアキちゃんも暗闇でエロ。

たまきちの見せ場無し。これから?

全体的に上品で格調高いクセして、
エロい!
長襦袢だからこそ、エロい!
ひゃー!

しかもあちょうの宮様は、
髭と眼鏡付きで素敵過ぎるビジュアル!
たまらん!
ポスカ出してくれ!

宮家は内情がお苦しいのかしら。
宮様(父)はいろんなところで
アルバイトをしていらしたわ。

しかし、まゆぽんの髭の似合い方と貫禄は異様だわ~。
最後にあちょう共に出てくるのに
その後の立ち位置の距離が離れすぎ。
うはー!

ちなつは無難。
雅で上品な雰囲気は良いけど、
感情をもう少し上手く歌に乗せられれば。

みっしょんが弱すぎるなあ。


「私たちは道ではなく桟橋を歩いているの。
 終わったとき海になるの」
だったかな。
印象的な台詞が多い。
ただ音響が悪く音楽が大きすぎるので
聞き取りづらいのが残念。


とにかく生田先生は上手くまとめたわ。
耽美でエロで純粋で清い。
スミレコードがあるからこそのエロいんだわよー!
コメント
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