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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ニジンスキー・ガラ」東京バレエ団(「レ・シル」詩人/マラーホフ)

2012年01月13日 | バレエ・ダンス
「レ・シルフィード」
プレリュード:吉岡美佳
詩人:ウラジーミル・マラーホフ
ワルツ:佐伯知香
マズルカ:奈良春夏
コリフェ:矢島まい-川島麻実子


すごく、美しかった!
絶対寝ると思ったのに、
そんな隙は全く無かった!
群舞が良く揃っている。
ちょっとしたタイミング、
ちょっとした仕草、
すべてがばっちりユニゾン。
それでいてたおやか。
素晴らしい!ブラボー!!

美佳さんがとても活き活きしていた。
違うな。「活きが良い」ってかんじ。
優雅な動きなんだけど
エネルギッシュでもあった。

佐伯さんも良い。
奈良さんがこんなに白い役が合うとは思わなかった!
素敵すぎ!
矢島さんは「オネーギン」の母役が印象深いけど
ロマンティックチュチュの踊りも良いよ。
腕の動きが綺麗。
川島さんの腕も綺麗。

マラーホフは脚も尻も逞しかった。
踊り込みはあきらかに足りず、
不安定なところもあったけど、
美しさや詩人ぶりは完璧。


「薔薇の精」
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:高村順子


タマズラカルの薔薇の精は、
まあ、若手だな、と。
無難、っていうぐらいな印象。
繊細さは無い。
マラーホフが売り出したいんだろうし
各種バーターがあるから仕方がないんだろうけど、
弾くんでもいいんじゃないか。
高村さんはキュート。
可愛い!


「牧神の午後」
牧神:後藤晴雄
ニンフ:井脇幸江


晴雄くんの牧神は全くダメ。
動きをなぞっているだけなんだけど
その動き自体が不安定すぎる。
それに釣られてか、井脇さんの印象も薄い。
 

「ペトルーシュカ」
ペトルーシュカ:ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ:小出領子
ムーア人:森川茉央
シャルラタン:柄本弾


一幕物のバレエ。
もう、どこを見て良いのか。
あと8個ぐらい目が欲しい。
皆さん、演技深すぎ面白すぎ。

小出さんは「人形の表情」。
無表情とは違うんだよね。
森川くんも、よくやってる。

マラーホフは、さすが、というか。
ぺらん、とした動きが、とても自然だった。
白塗りメイクも似合っている。
ただ、可哀想すぎるかな。
イレールの時は、
「笑っても良い存在」の部分が
ちゃんとあったんだけど。
でも、それがマラーホフか。
弾くんがシャルラタンというのは
勿体ない気がするけど
身長的に彼しか無理かー。
コサックは松下くんと宮本くんかな?
あとは、よく覚えてないけど
かなりの総力戦だったわ。
楽しかったわ!


マールイの後だと
オケの音がイマイチ揃っていないように思う。
特にレ・シル。
ペトの方がまとまっているように思いました。
やっぱ座付きの方が慣れているんだろうなあ。
こういうオケって、何日ぐらいで仕上げるんだろう。

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:尾崎有飛(「ペトルーシュカ」)
コメント
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