きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「灼熱の魂」

2011年12月29日 | 映画
癌で死んだ母の遺言状が二通、
その子供である、双子の姉弟に渡された。
ひとつは、彼等の父を捜せ。
ひとつは、彼等の兄を捜せ。

いくつかの国を渡り、
彼等は母の過去と、
彼等の出生の真実を知ることとなる。


重い話なんだけど、
話運びがドラマチックな部分を削げ落とし過ぎで、
いまいち好みじゃない。
田中芳樹のファンタジーを読んだときのようなモヤモヤ感。
過去と現在が入り乱れて
話が把握しづらい。

真実は予想外だったけど、
最後が手紙一文ですべて終了って、
あっさりし過ぎ。

子供達に全てを語るか、
あるいはなにも伝えないかで
良かったのではないかな?
最後っ屁は、本人的には気が楽だろうけど
残された方は辛いだけだよね。
懺悔のような意味があるのかしら。
でも、それを子供にされても、、、。

彼等が真実に辿り着けたのは
偶然の要素がありすぎる気がする。

舞台となる国の内情を知ってたら、
もっと感情移入できたのかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする