きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「SPL/狼よ静かに死ね」

2006年03月11日 | 映画
 香港マフィア・ポー(サモ・ハン)の起訴に必要な証言をするために、警察へ向かう一家の車をポーの手下が狙った。一家の娘と、捜査官のチャン(サイモン・ヤム)のみが生き残り、ポーは起訴猶予となる。チャンは生き残った娘を養女とし、成長を見守ろうと思うが、自身が脳腫瘍で余命が無いことがわかったため、ポーの逮捕しようとあるゆる手を尽くす。それは、部下と共にポーの殺人容疑の証拠を偽造することだった。だが、それが警察の上層部にバレてしまう。チャンの後任としてやってきた捜査官マー(ドニー・イェン)は、最初は彼らの行動が理解できなかったが、部下達がポーの手下に次々と殺されて行くにしたがい、マーもポー逮捕に協力しようとする。

 香港のバイオレンス流血アクション。まあ、理屈はいいんですよね。警察がそんなことをしちゃイカンだろう~~~、と幾度も思いますが、そんな理屈は乗り越えて見なければ楽しめない映画です。ありとあらゆるお話は、流血ダラダラのアクションのためにあるんですわい。蹴る殴るもよろしいですが、剣の殺陣も面白かったです。

 話の理屈(筋ではない)は通らないとしても、男の友情は泣けます。
  「あんたのために命をかけるぜ!」
  「オレの命はあんたのものだぜ!」
そして実際に死ぬ部下達。短い時間ながらも、それぞれの人生が描かれていました。このさりげなさは、なかなかにうまいっす。

 ドニーは、下の方で「コスプレしないと馬ヅラ」と書いちゃいましたが、すいません、訂正します。
林家たい平の顔をベースに
目張りを入れた市川雷蔵の目元を
入れ込んだような顔

でした。
ああ、各方面のファンから殴られそうな例えですね。
すいません。
思っていたほどの面長ではありませんでした。
短髪でもなかなかカッコイイよ。
大きく開けた胸元にシルバーのネックレスを2連、
黒いシャツ黒いパンツに黒革のジャケットにサングラスなんて
いまどきカッコイイと思う人がいるのかね~~~

ココに一人いたりする・・・

「脱いだらすごい」身体でした。
脱ぐと言っても白いタンクトップだけどね。
逞しいのよ。筋肉質なのよ。
すごく着痩せするのね~~。
たまに見える腹筋と臍に萌え~~~。
演技面はもう少し深く・・・と思うときもあるけど
作品的にはこれくらいでいいのかなあ。
アクションは冴え冴えと。
予備動作無しで跳び蹴りに入っちゃうのがスゴイよ。
すごくスピーディー。
うほおおおおおーーーーーーっ。
 
それにも増して凄かったのがサモ・ハン。
なんで、なんで、なんで、なんで、
あの体型でアクションができるの~~~。
しかも、ドニーとガチ勝負。負けてないよ。
すげーーーーよ。拝むよ。
部下や敵には冷酷に対処するのに
妻や子供には優しい、その2面をうまく演じていました。

サイモン・ヤムは、部下達が命をかけるのも頷ける
男の中の男でした。
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「機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛」

2006年03月11日 | 映画
どこから始まるんだっけ?と思っていたら
前回までの粗筋なんかなく
唐突に始まりました。
シャア(達)のアクシズ訪問からでした。
これがココに来ちゃうって事は、

 ダカールの演説とか
 キリマンジャロ攻略とか
 ロザミア潜入話とか

は、無しってことなのね。ふむふむ。
途中から話を始められても、よーわからんでした。
サラやカツが死ぬのは唐突。
レコアがシロッコのところへ行くのも唐突。
でも、いいや。
話を見に来たワケじゃないし。
見たかったのはラスト。
「新訳」ってことで変わるのかしら?と思ったら、
変わっていました。
カミーユの精神は壊れませんでした。
まあ、いいか。

ロザミアの「お兄ちゃん」話がなかったのに、
シロッコとの対決場面にいたのは謎だよ。

最後にセイラさんがちょこっとでてきました。
カイがセイラさん宅へ訪問、それに答えた台詞が
「すみません、わざわざ」でした。
「めぐりあい宇宙」で、シャアが残した金塊について
ブライトを呼び出した時の台詞を使ったモノだと思われます。

シャアの生死は不明。


私は本編の時から不思議なんですが。
シャアって、ある時期からキャスバルってのは
バレバレなんですよね。
ハマーンも
自分の主の家族(デギンやギレン)が殺した男の息子だと
わかっているはずなのに、
なぜシャアがザビ家に従うと思うんでしょうか?
父親を殺し、その地位を奪った家の跡継ぎを、
自分の主人と思う人がいるとは思えないんだけどなあ。
その逆、つまりミネバも敵の一員と思う方が自然でしょ?
そこが子供だってコト?

まあ、ニュータイプもそれほど意味はなく。
池田さんの声が聴けるから見に行く。
描き下ろしのシロッコの横顔の、
品のある冷酷さは好きだな。
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「ヒストリー・オブ・バイオレンス」

2006年03月11日 | 映画
 アメリカの小さな街で暮らすストール一家。父のトムはダイナーを経営し、母のエディは弁護士、内気な息子におしゃまな小さい娘。平凡に暮らしていた家族だったが、トムのダイナーに入っていた男二人が銃を取り出し、トムや従業員を脅し始めた。トムは隙を見て銃を奪い、男達を射殺した。勇気溢れる行動としてトムは街の英雄になる。しかし、そのニュースを見たギャングらしき男がトムに近づき、トムを別の名前で呼ぶ・・・。


 ヴィゴ主演作。ヴィゴが演じるトムは、まあ、予告を見ればバレバレですが、過去を隠し、偽った男でした。フィラデルフィアのギャングのボスの弟。トムは、静かに平凡に暮らしたいと願いつつ、いざ動くとなると、実に手際よく、人を殺します。ごくごく自然な動作で。夫が、あるいは父が、自分たちをずっと騙していた、それを受け入れることができるのか、が、作品の主題だと思っていました。
 夫、または父を信じたい。でも騙されていたことは許せないし、今後も信じ続けられるどうかわからない。夫は騙していたことは悪かったと思うけど、それは、このささやかな幸せを守りたかったからなのだ。両者の葛藤が絡み合い、出口が見えそうで見えない。それでも、「これから」の新しい絆をつくり直し、この生活を続けていく。それがテーマなのかと。

しかし、作品のタイトルを考えると、それは違うのかも。家族が葛藤を抱えつつ、トムを受けいれたとしても、ささいなキッカケで家族は思い出すでしょう、トムがギャングの身内で幾人も殺したことを。そして息子は、我知らず暴力を振るってしまったとき、父の血が自分に流れていることを確信するでしょう。凶暴な血(血筋)は途切れることなく、続いていく。忘れることのできないしこりを胸に残したまま、家族は暮らし続けるのかなあ、と、思いました。悲観しすぎ?

 前半までの「家族」の姿は丹念に描かれていました。それだけに、トムの人を殺す場面のインパクトは大きい。そして、兄を裏切った形になったトム。兄と再会したときに、おでこをゴッツンした時の笑顔は、紛れもなく「血の繋がった兄」への愛情があったのだと思います。でも、その兄でさえ殺すことになる。実の兄と決裂するような男が、新しい家族とうまく暮らしていくことができるのか?
 
 ヴィゴは、「平凡な男」から「人殺し」のスイッチの切り替わり方が良かったです。なんちゅーか、
昔取った杵柄
こういう役を多くやってきたもんなあ。いざとなったら女は身体で説得しちゃうぜ!とかとかも。そう思うと、砂漠話のLovelyさは貴重だったのだなあ。

 
 時間の都合で初日初回に行ったら、来場特典の写真を貰っちゃいました。ラッキー。

(サインの「和」が可愛い
銀座の東劇には、ヴィゴの等身大のパネルがあるので、行く方はカメラを忘れずに。プログラム以外にも物販はあるようなので、お金も余裕をもって行くと吉。
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高校生友情プライスのCM

2006年03月11日 | 映画
パーマ同士が付き合っている。
直毛の男の子は、
二人が安く映画を見たいために誘われた。
一応友人同士ではあるけれど
カップル+1だよね。
ポップコーンは食べさせてもらえないし。
「映画好きなんで安く見られてラッキー!!」
ってタイプには見えない。
都合よく使われているなあ、と
あのCMを見るたび思います。

メモ
細川さん「DETH NOTE」出演。
主演の藤原くんは、そんなに好きじゃないんだけど
仕方がないか。

今日は「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を見て、
「ZガンダムIII」を見て、
このあと「SPL/狼よ静かに死ね」を見ます。
合間の時間に「女帝花舞」を読みにネットカフェに入っています。
新宿コマ前で長野物産展をやっています。
ドニーを見る前に買おう。
ドニーって、コスプレしなければ馬ヅラだよね。
その確認に1500円払うワタクシなのだよ。
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