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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「JIN-仁-/GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-」(3回目)宝塚雪組

2012年12月22日 | 宝塚(雪組)
友会優先公演のためか、
ショーの「ホットスタッフ」でプチアフロ祭り。
メインの男役が黒アフロ、
みっちゃんが金髪アフロ、
キムちゃんはレインボーで、
娘役は無し。
アフロ慣れしていない雪組ファンの皆さんは
白昼夢を見たかのようで、
置いてけぼり感が客席に漂っていました。

あとの感想は前回、前々回と同じかな。
アフロにすべて上書きされちゃった。
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「JIN-仁-/GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-」(2回目)宝塚雪組

2012年12月08日 | 宝塚(雪組)
芝居はやっぱり詰め込みすぎで忙しい。
ラストが、
 ・パラレルなのか
 ・過去を変えたことによる現代なのか
  (元の場所に戻ってきたのか)
もうちょっとハッキリして欲しいなあ。
仁が過去に飛ばされたのは
過去を変えることによって
現代の恋人が違う道を歩むことになり
生き延びることができた、
彼が過去に行ったのは必然、
そんな話でもいいかもだけど、
そしたら龍馬との出会いはどうでも良くなるし。
短時間にまとめるのは難しいね。

でも、スピーディーで色鮮やかなので
複数回見ることにストレスはない。

ま、私はサイトースキーだから。


ショーではキムちゃんの男振りを堪能。
彼女は中性的な妖精さんより
男臭い役の方が合うと思うんだ。
「銀の狼」のジャンルイとかさ。
ショーで、男役の真ん中に立つキムちゃんは
とっても男臭い。
真ん中オーラが良い具合になるのにな。
退団が勿体ないなあ。


中詰めで、ミミちゃんとまっつが
おでこをこっつんするのが好き。
キムちゃんとはまた違った愛情を感じる。
兄妹に近いかなあ。


オルフェの場面。
ユリディス・・・、から
ボレルーを思い出し
「地獄は最高!」になだれ込んだらどうしよう、
とちょいとビビりながら見ています。


ともみんとコマちゃんの並びが
なんとも言えない味わいだわ。
ふふ。
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「JIN-仁-/GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-」(1回目)宝塚雪組

2012年11月24日 | 宝塚(雪組)


芝居は銀英どころじゃないぐらいの駆け足。
原作はともかく、幕末事情を承知しておかないと
わかりづらいかも。
幕府方、攘夷派が入り乱れているので。

最後がものすごく唐突すぎる。
誰がどうなったのか。
原作とTV版を知っていると
「ここをこう変えたか」と思うけど、
それでもいきなり戻りすぎ。
野風の乳癌検診か、白浪5人衆あたりを削って
もうちょい書き込む方が良かったな。

これを見るとイケコのエピソードを切り捨てまとめる能力は高いんだな、と思う。

ナースとか時代劇なのに洋楽テイストとか、
なんだかとてもダーイシっぽかった。
話のテンポは良いので一気に見ちゃう。
私は好きだよ。

大ちゃんはやっぱり雪に入るとデカい。スタイルも良い。
ともみんが男前過ぎる。
チギは小さいけど龍馬の雰囲気は良く出ている。
ミミちゃんは快活な咲さんが似合って可愛い。
コマの芝居は巧かった。
まっつは端正。
みっちゃんは微妙な立ち位置。
いわゆる専科でもなく路線ではなく。
キムちゃんは多過ぎるエピソードに
流されているイメージ。
あゆちゃんは次期娘1として配慮されているな、と。
でも持ち味と合ってないよな。
せしこは凛々しい美人。


ショーはなんとも。
ダンロマにかなり似てるし、
ダンロマ自体がラプ月に似てたし。
それなりに盛り上がるけど目新しさは皆無で
退団テイストも低め?

中詰めの銀のドレスのミミちゃんの反り返りが綺麗だった。

チギが明らかに2番手で、
みっちゃんはその下でまっつと同格。
むーん・・・。

チギ、歌のお稽古は後回しでいいから、
とにかく食って太れ!!


2階7列だったので、
ショーで目の前にジェンヌさんが来てビックリした!
客席上がりがあるのは聞いていたけど
自分の席との関連は思いつきませんでした。

芝居の指揮は寺嶋先生、ショーの指揮は清川先生。


公演デザート
JINグルベル

劇中に登場する「安道名津(あんドーナツ)を
公演デザートにしました。
チョコレートプリンをベースに、
とうふを使用したヘルシーなあんドーナツを乗せ、
いちご、ホイップを添えて・・・。
過去と現代が融合した和洋折衷のクリスマスデザートです。


ひとつひとつは美味しいけど、
固めのドーナツとチョコプリンは合わない気がする。

安道名津も買いました!
箱入りは飛ぶように売れています。

2階ホワイエではドーナツ1個+コーヒーのセットもあるようです。
4個もいらない、持ち歩きたくない方らそちらの利用もありかと。

1階ロビーには恒例のクリスマスツリーが出現しました。
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「双曲線上のカルテ」宝塚雪組

2012年08月11日 | 宝塚(雪組)
原作は渡辺淳一さんの「無影燈」。
中居くん主演でTVドラマ化した「白い影」と
同じ原作です。

基本的にはダーイシ節炸裂で・・・
やっぱり無駄に女が殴られていたし。
脳天気なお姉さんもたくさんいた。
説明不足なのに強引過ぎて、
その上暗転が多すぎる芝居は
疲れている時に見ると非常にイライラする。

チェーザレさん家族には結局誰にも告知しないまま?
そんなのあり?胃潰瘍と末期癌では薬代も違うんじゃないか?
チギの白衣でうやむやにすんな。 

他人や患者には命の重みを説いて
「生きろ!」というのに、
自分は病気が進行したら自殺って、なんだそれ。
原作でもそうみたいだけど、
この芝居の流れだと、あまりにも唐突。
死ぬのが恐くて「逃げたな」としか思えない。
子供を作ったのは、愛よりも、自分の遺伝子存続の本能に感じられる。

ダーイシは、「長い春の果てに」の成功に縋りすぎているんじゃないかなー。

とにかく、医療モノだとはいえ、
人が死ねば芝居が盛り上がる谷形式も見受けられた。
骨髄移植云々は、ダーイシの臓器移植キャンペーンの一貫なのかな。
病院長の娘が倒れるのが突然すぎ。
腹違いの弟がいる話も唐突すぎ。
骨髄移植であっというまに回復するのもヘン。

出演者は熱演なんだけどねー。
周りは泣いている人も多かったので、
私が合わないだけかな。

チギはあんまりプレイボーイには見えないなあ。
ただ、女性の足を地図に見立てるところは自然すぎる動きで、
あれで女を落として来たんだな、と思った。 

ともみんが無駄に熱くていいよ。
せしこは綺麗なお姉さんだった。
チギ比では大きいね。
あんりちゃんはまだまだ若く拙いところもあるけど
それは役に繋がっていたし
歌声には暖かみもあった。
これからが楽しみ。

青年館2階は音響が悪いこともあり
男役の台詞がかなり聞き取り辛い。
冒頭のテロリストがなにを言っているか殆どわからない。
チギ、ともちんも同じ。
もうちょっと良い機材を入れてくれないかなあ。


【配役】
フェルナンド=デ・ロッシ:早霧 せいな
モニカ・アッカルド:星乃 あんり
ランベルト・ヴァレンティーノ:夢乃 聖夏
セルジオ・マルチーノ:夏美 よう
ロザンナ・マルチーノ:五峰 亜季
ジーナ・ムッソリーニ:麻樹 ゆめみ
クレメンテ・ブルーノ:奏乃 はると
クラリーチェ・マルチーノ:大湖 せしる
チェーザレ・サルディ:朝風 れい
ボーナ・サルディ:千風 カレン
ウーゴ:透真 かずき
イレーネ:雛月 乙葉
マネージャー:詩風 翠
ゴンザロス:央雅 光希
アントニーオ:彩凪 翔
サンドラ:桃花 ひな
天使:舞園 るり
ベルナルド:久城 あす
ニーナ・ソリナス:天舞音 さら
エルダ:杏野 このみ
ダンテ:月城 かなと
ウンガロ:橘 幸
天使:妃華 ゆきの
マッシモ:凰 いぶき
アニータ:夢華 あみ
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「フットルース」(宝塚雪組@梅田芸術劇場)

2012年07月15日 | 宝塚(雪組)


父が突然、家を出たため
母ともども親戚を頼り
シカゴからボーモンへ来たレン。
そこでは、ある事件がきっかけで
公共の場所で踊ることが禁じられていた。
都会から来たレンは息が詰まっていく。
そこで、ダンスパーティを企画するのだが・・・


ポスターのイメージより、ずっと面白かった。
もっと古臭いかと思ったけど
小柳ちゃんの演出が良いのか
現代にも通じる話になっていた。

「CANCAN」ぐらいのなし崩しで
ダンスが認められるかと思っていたんだけど(映画は見ていません)
もっと丁寧に描き込まれていました。

大人達がダンスを禁じたのもわかるし、
若者達がダンスを楽しみたいのもわかる。
その溝は、お互いが話し合い、認め合って、埋められていく。
その過程が良かった。
教会でのレンとムーア牧師の会話に涙。
とつぜん大切な人がいなくなる。
自分が悪かったのか、
なにか手段は無かったのか。
後悔の日々は両者に訪れていた。
その痛みがわかるからこそ、歩み寄れた。


ダンス場面は大迫力。
学校の制服が可愛いのもポイント高いよね。

キムちゃんのレンは、都会派の男の子。
田舎の生活に辟易はするけど
馬鹿にはしないんだよね。
ミミちゃんのアリエルはメチャ可愛いのだよー!
父親に反発するのも理由があるのだ。
まっつの牧師様もいいよ。
彼は間違っているとは言えないなー。
しかし、キム・まっつの芝居は反則だよなー。
この二人の芝居は、なんでも納得させられちゃうよ。

コマの眼鏡っ子も可愛かった。
ヘタレをあそこまで可愛く演じられるのがすごいよ。
あゆちゃんのイケイケな雰囲気も良い。
きんぐもいい感じの不良だった。
彼も田舎では収まりきらないんだろうなあ。


入場者全プレのポストカード&カラーバンド

ポスカはまっつ、カラーバンド、これは何色?
シャーベットブルーならミミちゃんセレクトなんだけどな。
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「ドン・カルロス/Shining Rhythm!」宝塚雪組(2回目)

2012年05月26日 | 宝塚(雪組)
雪組2回目です。
芝居、ショーとも前回と同じ印象。

芝居は、家族のささいな喧嘩に
国中の人を巻き込んだようにしか見えない。
父の嫉妬もアレだけど、
誤解を招くような行動をとりまくる王子が理解不能。
それでいてレオノールが好き!って言われてもなあ・・・。
オチもなんだかねえ。
投獄しておくことにするから
お前は広い世界を見てこいってさ。
後に、無敵艦隊が敗れ、
ネーデルラントが新教徒の国になることを考えると、
その甘さが国を滅ぼしたとしか思えない。
これでハッピーエンドのつもりって、なんだかなあ。

人海戦術にあまりなっていないけど、
野獣よりは華やかな衣装が多いから
目には良いかな。
新調の衣装が多いよね。

まあ、まっつの髭が美味しいからな。
もうそれだけでいいかなあ。


ショーは、既視感バリバリの総踊り大会だけど
楽しいものは楽しいのだ!
スーツの踊りは好きだな。
娘役さん達がセクシー!
あとね、デュエダンで。
キムちゃんが銀橋を渡っているとき
ミミちゃんが舞台で一人で大きく踊っているのが好き。
広い舞台も、彼女の存在感で充分埋められる。
ピンでも場が保つのは娘1らしくて好きなの~~。
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「ドン・カルロス/Shining Rhythm!」宝塚雪組(1回目)

2012年05月05日 | 宝塚(雪組)


芝居はオペラがベース。
キムシンでオペラシリーズといえば
人間大道具の物量大作戦。
の、はずなんだけど、
なんだかそれが成立していない。
その理由の一つは音楽だと思う。
とにかく単調すぎて、耳に残らない。
ただでさえ語彙が少ないキムシン作詞なのに
それを捻りもなく音に乗せているかんじ。
たとえば「君を愛してる」という歌詞があるとします。
(*実際にはこんな歌詞はありません)
この芝居では「きみをー あーいーしーてーるー」
って歌にしている
甲斐先生なら
「きみを!(ジャジャジャン!!)あ・いっしてるぅ~~」
みたいになると思うんだ。
言葉をさらに増幅させるのが
ミュージカルにおける歌なのに、
今回は全くそれが作動していない。
台詞芝居が単調で説明台詞で表現力がないのに
(あくまでも脚本上で、役者の芝居上ではありません)
歌がさらに単調では、
もう、筋を追いかける気にならない。
なもんで、前半はウトウト。
後半気合い入れてみたんだけど
カルロスのいい分がよくわからない。
いろいろ疑われているわりに
行動が軽率すぎるような。
最後は王国を見捨てるように旅立つし。
前回の「仮面の男」も唐突な展開だったけど
今回もいきなりいろいろ説明されては話が流れて
もう、気持ちが入らないわー。

コスプレ時代劇は見栄えが良いし、
まっつのヒゲも良い。
でも、なんだか、なんだ。
役のバランスが悪いっていうか。
ぶっちゃけ、王妃の話が主軸過ぎ?
親子喧嘩は家の中でやってくれ、
と思っちゃうわ。
もう一回見るので、前半をしっかり見れば
印象が変わるのかな。


ショーは中村B。
9割方ラプ月の構成と同じでビックリ。
黒を基調とした衣装のトップが台の上にいるオープニング。
導入のゆったりした曲が終わるとアップテンポに。
総踊りの衣装は橙色。
〆たあと、キムちゃんソロで銀橋渡り、だっけ?
次はスーツの踊り。
舞台中央の壁が左右に開くと娘役登場。
次はキムちゃんとミミちゃんとまっつの
スパニッシュな場面。
ここだけはラプ月と違う。
けど、トップと3番手が娘1を争うのは同じ?
中詰め(主題歌の前)はラプ月と同じ曲な気がする。
オリジナル曲みたいだけど?
ベースは黄色の衣装。
中央に太陽のようなセット。
そこからキムちゃん登場。
中詰めのあとは二人残ってムード歌謡系。
そこから砂漠っぽい場面。
ロケットボーイ付きラインダンス。
黒燕尾服。
娘役団体。みみちゃんが銀橋渡って去る。
男役、娘役混じって踊る。
デュエダン。
みたいな流れで、次はこうなるな、と思ったら
まさにそう来る。

でも、楽しかったよ。
中村Bの総踊りはワンパターンではあるんだけど
最近は生徒の活かし方のセンスが
とても良くなったと思う。
「若手歌い継ぎ」ってだけの設定であっても
誰をどう見せるか、
その見せ方が上手くなってきた。
人海戦術によるエネルギーがすごく熱くて強力。
宝塚を見た!って満足感がある。
キムシンも前は物量大作戦だったのに
今回はスカスカに見えた。
キムシンのパワーが下がって
中村Bのパワーが上がったのかな。

総踊りだと、いろいろ見えてくるね。
キムちゃんはダンサーだとはそれほど思っていなかったし
(歌枠に分類していました)
「ニジンスキー」のチギのダンスは良かったけど
今回の踊りに関しては、
キムの方が身体のキレが良い。

スーツの踊りは外部の振付家の振付みたいだけど
これが超クール!すごくカッコイイ。
ラプ月のムーンダンスも良かったけど
こっちもいいよ!!

みみちゃんがドレスをたくさん着てて嬉しかった。
娘1は長い裾を翻してナンボだからね!
ミニスカも好きだけど
やっぱドレスがいいよね!
デュエダンは、キムちゃんに挑むような
それでいて誘惑するような、
なんともいえない魅力があった。

まっつ・みみの並びもいいなー、
と思っていたところに
キタロウが舞台中央で一人でセリ上って
そのあと一人で銀橋を歌って渡ってビックリだった。

芝居の指揮は寺嶋先生。
ショーは若林ゆうぞう?さん。
新しい方かな??

とりあえずー。


ドン・カルメラ
「キャラメル」の語源は、スペイン語の「カルメラ」でした。
キャラメルソースたっぷりのミルクプリンに、キャラメルケーキ、
ホイップ、グラハムクッキーを添えた
「カルメラ」づくしのデザートに仕上げました。
「ドン・カルロス」の故郷スペインの味を存分にお楽しみください。


見た目ほどは甘くなくて美味しかった。
カルメラのほのかな苦みが良いアクセントです。
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「ROYAL STRAIGHT FLUSH!!」(宝塚雪組)

2011年11月08日 | 宝塚(雪組)
芝居は見たくなかったので、
ショーの開演時間に合わせて劇場へ行きました。

前回は、「あの」芝居の後だったので
相対的に良く見えたような気がしましたが
ショー単体ではどうなのか。

答えは・・・
私は嫌いじゃないよ。
でも、嫌い、イカン!って言う人の気持ちもわかるよ、
かな。

ポーカーに見立てた大筋は良いと思う。
プリキュア風の衣装も可愛い。
「戦隊物の名乗り」は、わかっていても笑っちゃう。
これがあるから、すべてを許してしまう。
もう、これでいいんだよ、サイトーは。

しかしながら。
やっぱ、ごちゃごちゃしすぎ。
スタ誕からラスベガスまでは
まだわかるんだけど、
そこからのウェスタンが長すぎる。
階段もウェスタンだし。
もうちょっと押さえて、
階段の処は黒燕尾服でもいいんじゃないかなー。

あと、ベトナムは謎だ。
どうして入るんだろ。
最後の、上手側にベトナム
下手側にアメリカで
中央にいるのは
アメリカ先住民なのか、
あの頃反戦運動をしていたヒッピーなのか。
ようわからんわー。

最近のポップスを使うこと自体は別にいいんだけど
男役・娘役のキーは特殊だから
あんまり合わないんだよね。
キーが合えば、全体的にもう少し聞きやすくなるのかな。
でも、キム、まっつは全然OKだよなあ・・・

「渇望」の場面が好きだな。
若手のダンスが多いので。
水色の衣装の娘役さん、
紫色の衣装の娘役さんの踊りが上手い。

スター誕生の場面、
ミミちゃんは変身後の赤いボディコンより
金髪アリスの方が可愛いと思う。
サイトー、わかってないよな。

ミミちゃんは顔が小さいので
頭を盛っても、髪飾りを沢山付けても
頭でっかちになることはない。
いいなあ。

音痴で歌詞が明瞭なのがタニ、
不明瞭なのがまりこさんだとする。
キタロウはまりこさんタイプ。
チギの歌はミズを思い出すことがある。

まあ、なんやかんやで、
キタロウが好きだよ。うん。


前回書き忘れ。
芝居の指揮は清川先生。
ショーの指揮は寺嶋先生。
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「仮面の男/ROYAL STRAIGHT FLUSH!!」宝塚雪組

2011年10月25日 | 宝塚(雪組)


もう、
最低でした。

ムラで上演されたときから
いろいろ噂がありました。
そのうえ、機関誌「歌劇」で
理事長が
「皆様のお叱りを受け、東京版は手直しします」と
コメントを出し、
通常市販DVDの収録はムラなのに
今回に限っては東京で手直し版を収録。
異例続きだというのに、
それでもできあがった作品は、
最低・最悪
傑作・凡作・駄作が入り混じるのは
宝塚の特色です。
新作主義だからなにが来るかわからない楽しみとか
駄作があるからこそ傑作のありがたみが増すとか
それこそが魅力の一つになっています。
だから、駄作があること自体は、いいんです。
今までも、個人的な駄作認定作品はありました。
しかし!
それは「プロが作った駄作」です。
今回は「素人が作った駄作」。
それくらいひどい。
まず、話が通っていない。
なにが書きたいのかわからない。

いくつかの場面はあるけど
それが上手く繋がっていない。
唐突に「次の場面」がやってくる。
芝居で見せなきゃいけないところが
(ルイとフィリップの入れ替わりとか)
舞台がゴチャゴチャしすぎていて
わかりづらい。
肝心な「気持ち」は、
いきなりの説明台詞だけ。

組子も殆ど活かしていない。
キムちゃんの2役以外、
表現したいことが見えてこない。
ルイーズはフィリップとどういう関係なのか。
(娘1だから通常は恋仲となるのだが
 その過程がまったくないし、
 そんな仲にも見えない)
三銃士はただの酒好きのマヌケにしか見えない。
ダルタニアンはよくわからん人で
唐突に説明台詞を吐いて豹変する。
その他の人々は、どういう人なのかさっぱりわからん。
「役」を動かし切れていない。

なのに!
不必要・不快な場面が多すぎる。
「よくわかる世界史」こそ混乱の元。
アントワネットとジャンヌ・ダルクと水戸黄門が出て
なにを説明したいのか。
「ルイ14世の時代」でいいじゃないか。
客の意識を攪乱させるのが目的なのか。
受けを狙ったつもりなんだろうけど
水戸黄門が出たときの客席の寒さったらなかったよ。
無銭飲食の場面はいるのか。
(元)三銃士は、なぜそこまで金がないのか。
そして堂々と罪を犯すのか。
なんでそれをH2$の音楽でやるのか。

ルイの悪い面を描かないと
フィリップの善良さが描けないのはわかるけど
前半にあんなに時間を割く必要があるのか。

書き出したらきりがない。
思い出したくもないのでこれ以上書きたくない。

私の払った入場料の一部が
児玉っちの給料の一部になるかと思うと気分が悪い。
早いところ辞めさせて欲しい。
これを一回見るのなら
「暁のローマ」や「ジャジーな妖精たち」を
百回見る方がマシ。

1階席はどうかわからないけど
2階のS席は2割弱の入り。
A席は半分弱ぐらい?
B席はほぼ埋まっていました。
A席は、ショーからはやや人が増えたかな。
動員で客の不満を伝えられたらいいなあ。

出演者がすごく頑張っているのが
とても痛々しい。
通わなきゃいけないファンがお気の毒。
正直なところ、
うちじゃなくて
良かったよ!


路線と別格が微妙に入り混じり
なんだかよくわからない組子陣ですが、
きんぐは普通に上手い。
彩凪翔は、技術面はまだまだだけど
芝居心がありそうな印象。


ショーは、サイトーくんらしい
馬鹿馬鹿しく意味不明。
前の芝居が最低すぎるので
かなり下駄を履かせてもらっているな、って印象。
他の芝居との組み合わせだったらどうなっていたか。
特にベトナム戦争は、???の連続。
オープニングと階段の処の衣装は新調?
そのためか、着回しがメチャ多い。
涼風さん仕様のパックもいたし、
リカちゃんが「火の鳥」で着たカエル衣装もあった。

歌が全般的に弱い。
意味不明なサイトー歌詞なのに
その歌詞が聴き取りづらくて
私の頭の中は大カオス。
キム・ミミ・まっつ・ひろみ・コマが地味め。
華やかな、ちぎ・キタ・あゆは歌がヤバイ。
バランスが悪いかも。

ミミちゃんのアリスは、メチャ可愛い。
「戦隊」場面はツボった。
サイトーめ、やっぱ、同類だわ!

階段の降りる順番も謎だったな。
キタロウが3番手格で降りていたような。
パレードはまっつの下(外)だったけど。
あの役だとそうなるしかないんだろうけど。


もう1枚チケットがあるけど
芝居はパスします。たぶん。


公演デザート
「ジューシー・スリー」


劇中で活躍する三銃士をモチーフにした、
秋を代表するジューシーな三つの果物、
栗(マロンホイップ)、芋(紫いもモンブラン、さつまいもケーキ)、
りんご(リンゴピューレ)が、主役の仮面を力強く支えている
イメージのデザートです。


友蔵さんにしか見えない仮面は
ビターチョコレートでした。
「全部乗せ」系だけど、美味しかったよ!


追記
某所に感想を読みに行ったら、
ムラで見た人の評判がとても良かった。
ムラ版はどんだけひどかったんだ・・・。
東京版初見だと最悪でしかないのに。。。
コメント (3)
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「ハウ・トゥー・サクシード」宝塚雪組

2011年07月02日 | 宝塚(雪組)


開けて2日目だから、
後半はもっとノリが良くなるかな。

キムちゃんもミミちゃんも
根は真面目なので、
弾け方が足りない印象。
ミキちゃんのぶっ飛び方や
純名ちゃんの押しの強さが
まだまだ頭の中に残っているせいか、
もっともっとアクが強くてもいいんじゃないかと思う。
花組の時でさえ、作品としては古臭かったのを
力業でなんとかしてた。
今回は、古臭い作品に
そのまま真面目に取り組んじゃったように見える。
それでは、現代では、少々退屈。

キタロウの2役、
会長は髭があっても良かったのでは?
あんだけカッコイイと
若い娘がなびくの当然じゃん!!


指揮は佐々田先生。
オケはナマだけど(たぶん)
舞台奥にいて姿は見えません。
挨拶も無しです。
寂しいー。


時間がないので、とりあえずー。
あとで書き足します。


主な配役
フィンチ:音月桂
ローズマリー:舞羽美海
バド:早霧せいな

ビグリー:汝鳥伶

掃除婦:飛鳥裕
掃除婦:麻樹ゆめみ

ブラット:未涼亜希
ミス・ジョーンズ:舞咲りん
マシューズ:奏乃はると
ジェンキンズ/オヴィントン:彩那音
ミス・クラムホルツ:涼花リサ
トインブル/ウォンパー:緒月遠麻
ヘディ・ラルー:晴華みどり
ギャッチ:沙央くらま
ピーターソン:大凪真生
デイビス:大湖せしる
タッカベリー:蓮城まこと
トインビー:香音有希
ジョンソン:香綾しずる
スミティ:愛加あゆ
コーヒーボーイ:凛城きら
ビート:久城あす
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「ニジンスキー -奇跡の舞神-」宝塚雪組

2011年05月15日 | 宝塚(雪組)
脚本・演出は原田諒。
デビューして2作目。
エピソードがいくつも羅列されているけど
それを通して、1本の作品にするには、まだまだかな。

ニジンスキーが発狂したのは
興行師が失敗したから、に見えてしまう。

なんだか、もったいない。
まだ2作目だから、
好きな場面を作る、を優先しても良いと思うけど。
もうちょっと、ニジンスキーの「狂気」、
それに至る過程を丁寧に見せて欲しかった。

首藤君主演の舞台の時も思ったけど、
予備知識があれば、いまさらのネタで、
予備知識がなければわかりづらい。
どちらも満足させるのは難しいんだろうけど。


チギは、思っていたより良かった!
繊細、というより、不器用、かな。
でも、ニジンスキーの苦悩は良く伝わってきた。
世俗とあまり関わりたくないのが
我が儘ではなく、ひとつのことしかできない芸術家だからなのもわかった。
踊りも良かったよ!
十市くん振付は「シェヘラザード」と「牧神」だっけか。
それぞれ、役(ニジンスキー)とは
良い意味で別な存在で、
彼が舞台に立つと神憑る、そんな雰囲気は良く出ていた。
あとは歌だ!
頑張ってくれ。
史実に基づき、ディアギレフとは愛人関係。
男同士のラブシーンを女性が演じる、
けど、不思議と倒錯感はなく、自然だった。
そして、色っぽかった。
「疲れているから」と断るところが、凄く良かった。
普段の二人の関係が垣間見えた。


ディアギレフのキタロウも良かった。
やっぱり歌が弱いけど。
ニジンスキーへ傾倒している理由は
第一にダンサーとしての才能だけど
それに肉体的な関係が付随しているのが
当然だと思わせる雰囲気が充満していたよ!
よござますなー!
高圧的になりすぎても二人の関係は成り立たない。
ベスト・キャスティング。
本人的に、表現者としての才能はなく
興行師してとの才能ならある、
その面での諦観も滲み出ていた。

ロモラは普通に愛らしく。
もともと膨らませようが無い役だし。
あゆちゃんは可愛い。

しょうちゃんのマリーはデカかったなあ。
でもダンサーらしい体つきは良い。

せしるのアドルフの生意気振りも良かった。

ニジンスキーの、ダンスのパートナーのタマラは
まゆみ姐さん。
ポアントで踊る場面も少々有り。
ジゼルのパ・ド・ドウは、かなり忠実かなー、
と思ったら、足を伸ばさないとか
変更点があってやや不満足・・・。
だけど、考えてみたら当たり前か。
女性同士じゃ無理だよね。
ここでのチギちゃんのサポートは
本当に男性ダンサーのようだった。
苦労しただろうなあ。


ショーでのデュエットダンスは
チギ&キタロウ。
うはー。
やってくれるねえ。

カーテンコールでの、チギの挨拶はぐだぐだ。
それも可愛い。
「ヴァーツラフ 最高!」と
男性からの声援が掛かっていました。

客入りも良く、満員に近かった。

結論としては、
役者は良い。
脚本・演出は頑張れ、ってかんじかな。


主な配役
ヴァーツラフ・ニジンスキー:早霧 せいな
ロモラ・ド・プルツキー:愛加 あゆ
セルゲイ・ディアギレフ:緒月 遠麻
レオン・バクスト:磯野 千尋
タマラ・カルサヴィナ:五峰 亜季
リポン侯爵夫人:麻樹 ゆめみ
エミリー・マルクス:涼花 リサ
ポーラ:早花 まこ
ミハイル・フォーキン:大凪 真生
アドルフ・ボルム:大湖 せしる
イゴール・ストラヴィンスキー:蓮城 まこと
マルセル:香音 有希
ヴェラ:千風 カレン
シモン:透真 かずき
ジョゼット:透水 さらさ
マリー・ランバート:彩凪 翔
レオニード・マシーン:真那 春人
ガンズブルク男爵:帆風 成海
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「黒い瞳/Rock on!」宝塚雪組@市川

2011年04月24日 | 宝塚(雪組)


「黒い瞳」初演を見たのは1000days。
東京公演に向けた稽古中に舞台セット(吊り物)が落下し
リカちゃんが負傷したため
開幕から何回かは代役を新公同役のゆーひが勤めました。
(私も1回は代役公演を見ているハズなんだけど
 ショックすぎて記憶に残っていません)
ケロの月組異動後初出演作でもあり、
ゆうこちゃんのサヨナラでもあり、
いろいろ印象深い公演でした。

ミミちゃんが娘1に就任した新生雪組は
初演時ほどの濃さとか粘着力は無いけれど、
キムちゃんの真っ直ぐさ
ミミちゃんの可憐さ
まっつの、なんというんでしょ、清廉さ?
みたいのがうまく絡み合って
良い作品に仕上がっていました。
歌詞にいくつか変更有り。
馬車の「流れていけ」のあとの
 ♪ 僕は愛と共にいく
のニコライの歌の歌詞が、
プガチョフに「思いとどまれ」といった内容に変わっていました。
ここで恋愛話が出るのがマミちゃんのニコライで
プガチョフの身を案じるのがキムちゃんのニコライ。
マミリカほどの濃さがないぶん
台詞(歌詞)で、二人の立場の違い、
違いながらも、どこか共鳴する部分があるのを
表していたと思います。

オレンブルグの将軍の台詞は
一樹サヴェーリィチの説明に変わっていました。
越リュウの役が・・・・・・
ツアーは出演者が減るから仕方がないよね。

キムちゃんは、まあ、予想通り。
まっすぐで明るい好青年。
軍服の着こなしもイイよ。
台詞明瞭・歌ウマ。

ミミちゃんはダンスが上手い。
歌の高音も良く出ている。
なによりも可愛い。

まっつのプガチョフは良いね。
台詞がかなりリカちゃんの声に変換されちゃうんだけど。
さっぱり・シャープなまっつのプガチョフは
国や民を憂えての蜂起に見えた。
リカちゃんほど「山師」要素は無い。
少々物足りなくもあるけど
今回の三人だと、この方が合う。
ビジュアルもいいよー。

今日はマイクトラブルが多く
コマちゃんの「♪ 所詮おぼっちゃま~」が
マイクに入ってなかった。
コマちゃんがマイクを付け忘れたのかもしれないけれど。
そこが聞きたかったのにーーー。
コマちゃんは綺麗な顔立ちで頭が小さいので
ちょっといろんなところで紛れがち。
もう少し押し出しが強くなればなあ・・・。

エカテリーナのかおりちゃんは迫力。
紫のドレスは、どこかでかなみが着ていたか?
娘2の位置のパラーシカは、あゆみちゃん。
可愛いし、個性もくっきりしていた。
これからチェックだね。

トリオは、踊りは良いけど
声がまだ女の子かな~。


初演は回り盆を多用していたので
全ツ向きでは無いのでは?と思ったけど
迫力を残しながらも、舞台転換はスムーズでした。
雪の精?の踊りは好き。


ショーは、ミズみなサヨナラの再演。
ロックなのは、主題歌&オープニングだけで
あとはジャズ率が高い。
キムちゃんは、だいぶ男らしくなった。
ゴールドフィンガーのミミちゃんはコケティッシュ。
なかなか良いよ。
まっつがこちらでも大活躍。
二番手羽も背負った。
昨年の今頃は考えもつかなかったなあ。。。


全体的に、まだまだみんな若すぎ。
ツアーが終わる頃には成長しているんだろうなあ。
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「ロミオとジュリエット」宝塚雪組(2回目)

2011年03月01日 | 宝塚(雪組)
まずは訂正。
前回フィナーレで、男役4人にドレス姿でinするのが
せしる&さきな、と書きましたが、
コマ&せしるの間違いでした。
前回は、せしるを確認したので
対の人は、役の上でも対のさきなだと思っていたんですよ。
今日、違うのを発見しました。
ごめんなさい。
2階4列より、座り慣れている2階15列の方が
いろいろ見分けができる私なのです。


さて、2回目。
1幕はやっぱり、子供っぽいなあ、若いなあ、って印象。
でも2幕、マーキューシオやティボルトが死ぬ辺りからは
グッと話に引き込まれる。
子供達は、結局大人の争いに巻きこまれたのだとか。
逃亡先でのロミオの心情だとか。
すごく繊細でわかりやすい。
1幕が子供っぽい、イコールそれは純粋さでもあり、
それが2幕に繋がっていく。
いい流れだわ。
後半は泣きそうだった。
前回は、1回見ればいいかなあ、と思っていたけど
もう1回のチケットは捌かないことにした。

キムちゃんは、正直なところ、好みの系統ではない。
けど、前回より、男役らしさが増したように思えた。
彼女を中心にエネルギーが集まりつつあるカンジ。
これからトップらしくなっていきそう。

ミミちゃんのジュリエットは可憐だなあ。
霊廟での目覚め、その後の嘆きが、とても良い。

チギは、歌、頑張れ!
暑苦しくて鬱陶しいけれど
マーキューシオなりの葛藤を持っているんだよね。

まっつのベンヴォリオ。
2幕ソロの歌は圧巻。
友人に絶望を告げるのは辛いよね。

キタロウのティボルトは良い!良い!良い!!
私が思うティボルトだ。
赤い服も似合う。

コマちゃんは、芝居は上手いと思った。
ショーではカッコイイお姉さんだった。

ヒロさんが渋くて素敵すぎ。

ヴェローナ大公は若すぎる。
もうちょっと学年が高い人の方が合いそう。
っつーか、専科さんでもいいぐらいなんだよね。
チャルさんとか。
組子に役が行き渡らないから仕方がないんだけど。
なぎちゃんは88期で、あちょうと同期かあ。
(こうやって知識がストックされていくんだなあ)

ショー部分、夢華さんの代役は
あゆちゃんだったと思います。たぶん。


ミズみな体制から変わって
前回はとまどいがあったのかもなあ。
「今」のメンツに慣れた今日は
なかなか面白かったです。
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「ロミオとジュリエット」宝塚雪組(1回目)

2011年02月20日 | 宝塚(雪組)

フランス発のミュージカルを宝塚化。
宝塚の初演は昨年の星組。
今回の雪組は再演。

公式の「主な配役」は学年順も混じっているので
所属グループで組み直すと・・・

 ロミオ:音月 桂
 ジュリエット:舞羽 美海

 マーキューシオ:早霧 せいな
 ベンヴォーリオ:未涼 亜希
 モンタギュー卿:飛鳥 裕
 モンタギュー夫人:麻樹 ゆめみ

 ティボルト:緒月 遠麻
 キャピュレット卿:一樹 千尋
 キャピュレット夫人:晴華 みどり
 パリス:彩那 音
 乳母:沙央 くらま

 ヴェローナ大公:大凪 真生
 ロレンス神父:奏乃 はると
 愛:大湖 せしる
 死:彩風 咲奈

役が少なすぎ!!!


傑作の評判が高かったのですごく期待していたけど、
実際に見ると、作品としては良いけど、
リピートはしなくてもいいかなあ、というのが
正直な感想です。
音楽も群舞も盛り上げ方も
バレエ版やWSSに及ばない印象。

フランス版ではどうかわからないけど、
台詞は原典からも多かったかな。
曲は綺麗だけど、綺麗すぎて耳に残りにくい。

私の場合「ロミジュリ」の基本は
マクミラン版のバレエで、次はWSS。
そのためか、雪組版は、子供っぽい(幼い)印象が強いです。
子供の話といえば、それまでなんだけど。
宝塚だからOKだけど、
外部でやったらどうなんだろう。


キムミミは合っていると思う。
もうひとつのパターンを見ていないので
なんとも言えないけど。
もう一人のジュリエットも
見るべきなのかな~、と思わなくもないけど、
見ないこと(=チケットを買わないこと)も
抗議のひとつだしなあ。
本人がどうこうではないんだけどね。
ショーの時にちらっと出てきたけど
笑顔は可愛かったと思う。

ニコイチになりがちなマーキューシオとベンヴォーリオの
個性の違いが出ていて面白かった。

キタロウのティボルトは、良い!良い!
ジュリエットを女性として愛しているが
一族内では従妹との結婚を禁じられているため
「兄」の立場を貫くしかない。
その母とは関係を持ちながらも
屈折した思いは消えることがない。
その熱さがとても伝わってきました。
ティボルトとしては、
ヴィクター・バービーの次ぐらいに好きかも。

コマちゃんは歌が・・・と言われていたけど
これくらいなら大丈夫!
ファンの方はツライだろうけど、
この辺しか役がないんだよね。気の毒。
芝居はいいと思うよ。
ロミオとの仲を取り持つのも、
パリスとの結婚を勧めるのも、
お嬢様のことを思ってだもんね。
ソロの歌って、「パッサージュ」のカフェの場面の曲だよね。

全体的に、ソロの歌のレベルが低いかなあ。
「歌の雪組」だったのに・・・。
それとも難しいの?
「エリザベート」なんかは
声量で乗り切れるんだけど。

パリスのひろみちゃんが大きくてビックリ。
大きくなったんじゃなくて、
キム・ちぎ・まっつの横だと
相対的に大きく見えるみたい。
キタロウなんか、巨大化したみたいだ。
海外物なので番手どおりに役は振れないんだろうけど、
ここか、ってのが正直な感想。

キャピュレット卿のヒロさん、カッコイイ。ステキ。
キャピュレット夫人のかおりちゃんは
ジュリエットには母としての気遣いがあり
ティボルトに対しては女だった。
モンタギュー夫妻の組長・副組長も良かったよ!

物語の進行役の「愛」と「死」は
台詞はなく、ダンスのみ。
「愛」のせしるちゃんは踊りが上手かった。
手の動きとか、すごく繊細だった。
男役だけに肩幅はあるよね。
「死」のさきなちゃんは雰囲気バッチリ。
まだ若いけど、立ち姿や動きが男役っぽい。
もちろん、踊りもいいよ!

それ以外だと、ロレンス神父と大公の役があって
神父のお使いにちょっと出番があるぐらい。
あとは群衆・群舞。
物語の迫力はあるけど、
宝塚としては、どうなんだ。
衣装も、基本的には2パターンだよね。

神父がロミオに「初夜を・・・」とせかすあたりは
フランスっぽいね。
おフランスでは、肉体関係が伴わないのは
恋愛ではないみたいだからなー。

ショー部分、ロケットちゃん達可愛い。
娘役ダンス、男役ダンス、どちらも迫力有る。
燕尾服はみなカッコイイ。
娘1がいないので、どうなるかと思ったら、
 ・娘役ダンスの中央で、ジュリエット役2人が入る
 ・燕尾服のところは、キム、ちぎ、ひろみ、キタロウ、(だったかな)に、
  ドレスで、コマ&せしるがin
という変則パターン。
お披露目でデュエダンが無いのは寂しいねえ。

私が見た16時の回は組総見だったようで
拍手・手拍子がバンバン入っていました。


公演デザート
「エメ~Aimer~」

両家を象徴する赤と青のフルーツと
二人をつなぐバラの香りを
チョコレート味とストロベリー味で表現しました。
お好きな方を選び、お楽しみ下さい。

今回はストロベリー味。
チョコ味は次回食べます。

3月3日にかかる公演なので
ロビーには恒例のお雛様。
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「オネーギンEvgeny Onegin -あるダンディの肖像-」宝塚雪組

2010年10月20日 | 宝塚(雪組)
轟理事主演。

バレエを見ているので粗筋がわかるので
見ていて楽。
景子ちゃんなので、基本小説やオペラではなく、
ノイマイヤー版のバレエだと思う。(独断)
それを宝塚化して、景子ちゃん視点だとこうなるんだ、と
面白く見ました。
私は、オネーギンはもっと冷酷で身勝手で良いと思うんだけど
景子ちゃんだと、これくらい「王子様」にしたいんだなあ、とかとか。

革命云々はいらんと思うけど、
若手を使ったり、軍服でアクセントを出すのは
宝塚としては必要だろうなあ。

理事主演のせいか、
バウ&青年館とは思えないほど
金がかかってそうな衣装が多い。
特に理事。
生地からして違うよなあ。
みみちゃんの青いドレスも新調だろうし
目の保養。

宝塚らしい部分を加味したとはいえ
やっぱオネーギンなので
一人の女性に真実の愛を捧げる男ではなく。
女性は、実質トリプルヒロイン。
バウだからできる技だよね。
こーゆーの好きだ。

リサちゃんの女優は妖艶。
1幕と2幕の差が良かった。
若い情熱があったからこそ、大人になったんだよね。
女優としても成功してそうだし。

あんなちゃんのクールな美貌も良い。
自分の国や一家(←たぶん)を破滅させた革命は憎くても
時代が動いていくことは受け止めている聡明な女性。
髪型も独特だったなー。
似合っていたけど。

さらさちゃんのオリガも良かった。
田舎者の婚約者も大事だけど
都会人にはまた別な魅力がある。
男にちやほやされることって
それまでになかったんだろうなあ。
その後、幸せになったようで良かったよ。

逆に、みみちゃんのタチヤーナは
バレエを見てると、描き込むが足りないなー。
みみちゃんが悪いのではなく。
ヒロインを描き込む、って
景子ちゃん、苦手だよね。
もっと頑張って欲しいなあ。
バウだからヒロインの比重はこれくらいでもいいけれど、
意識してこの程度にしたとは
ちょっと思えないんだなー。
1幕ももっと田舎者でもいいと思うんだけどなー。

キタロウは「ある革命思想家」。
君をモデルにした小説を書いている、と言えば
誰だかすぐわかるがなー。
熱血で、髪の毛クリクリでした。
華がある、かな?
レンスキーは、ひろみちゃん。
純朴だけど退屈そうなところが良く出てました。

専科からは美穂姐さんと一樹さん。
作品に厚みを持たせてくれます。

とにかく、あれだ、
髭の理事
これだけでも見る価値あるわ~。
し・あ・わ・せ!
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