goo blog サービス終了のお知らせ 

私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

有識者会議の結論は一旦白紙にして論議せよ

2006年01月27日 17時05分22秒 | 皇室
   女性・女系天皇を認めるとの結論を出した「皇室典範に関する有識者会議」であったが、その結論に基づいた皇室典範改正案の国会提出が迫る中、ようやく慎重論が拡大しつつあるようである。女性天皇と女系天皇の区別さえつかない国会議員もいたとのことであり、また男女同権の社会であることなのか「女性・女系天皇でも良いのではないか」と思っている人もいるようであったが、女系天皇は皇統の断絶になることを知って、「これは日本の歴史上ただの一度も前例がなく、歴史が途絶えることになるので、それを認めることなるから簡単にいかない」と危惧する声が高まってきたのであろうが当然の成り行きだろう。

 しかし、有識者会議の出した女性皇族にも結婚後も皇族として止まって頂くこと、また男女を問わず長子優先で皇位継承者を決めるなどを柱とする結論が本当に皇位継承者を安定的に確保出来るどうか疑問であると思っているが、女性皇族の婿をどのように確保するのかについて有識者会議の吉川弘之座長は納得出来る回答をしておらず「そんなことは知ったことではない」と言った趣旨の発言をしている。

 女性皇族のところに婿に来る者がいなければ、皇位継承者が増えない訳であり、男子皇族が妃殿下をお迎えすることにも人選などで大変ご苦労があると伺っているが、それ以上に皇族でもなかった男子を女性皇族の婿としてお迎えするのはその何倍のご苦労があると思う。

 有識者会議の「女性・女系天皇を認める」などの結論に異論を唱える人が増えて来たことは喜ばしいことである。有識者会議のメンバーは「この案こそ国民の支持を得られる」として出した結論なのであろうが、有史以来の皇室の伝統を無視したものであったとしても、反対者は少数であり、この結論通りに皇室典範改正案が出来きて成立すると思っているのであろうか。

 最初から女性・女系天皇容認との結論ありきだった有識者会議のメンバーには皇室についての専門知識がある訳ではなく、いずれも分野が違う専門家に過ぎず、これでは素人の集まりに、まったく専門外のことを検討させ、結論を出させた訳であり、普通の人であれば専門外のことなどは雑談程度は出来たとしても法案作成のための結論を示せと言われても論議など出来ないとして辞退すべきであったろう。それを女系天皇を認めるなど皇統の断絶に繋がる結論を出してしまったことは、やはり有識者会議は目立ちたい素人の集まりであったとの証左である。

 日本会議国会議員懇談会(平沼赳夫会長)は「法案を強引に上程すれば、国論は分裂し、天皇のご存在の意義を損なう」と皇室典範改正案提出に反対する決議を採択したとのことであるが当然であろう。男系男子によって2600年以上に渡って皇位継承が行われてきた歴史の重みは天皇陛下においても変更は出来ず、皇室の歴史や伝統を無視して国会議員が皇室典範を改正しようとするのは思い上がりの何者でもない。皇室の問題であるにも関わらず皇族の方々を排除して論議を進めたことが、そもそも間違いであった訳であり、有識者会議の結論は一旦白紙にして元皇族の方を含んで論議をし直せば良いと思う。
(2006/01/27)

この記事は「今日のコラム」
「有識者会議の結論は一旦白紙にして論議せよ」
としてHPに掲載されていたものです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。