私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

米軍ヘリが民間空港に着陸すると事件なのか

2004年03月10日 23時11分29秒 | 偏向マスコミ
 朝日新聞は、「米軍ヘリ6機が民間空港に着陸 沖縄県の自粛要請守らず」との見出しで「沖縄県伊良部町の下地島空港に9日午後、フィリピンでの軍事演習から沖縄に戻る途中の米海兵隊のCH53大型輸送ヘリ6機と、KC130空中給油機1機が給油目的で着陸した。」と報道した。

 朝日が報道するからには何か問題があったのかと良く読んで見ると、沖縄県が米軍に対し、同空港の緊急時以外の使用自粛を求めていたことに反したからだそうで、同空港には、「地元住民や労組員ら約20人が集まり、『民間空港を軍事利用するな』『米軍は出ていけ』などと声を上げ、抗議した。」とのことであるからして、たった一人の反戦運動でも報道する朝日のことだから、20人も反対派が集まったなら大きな問題だと報道しない訳がない。

 しかし、記事を良く読むと、米海兵隊は「ヘリに空中給油機能がなく、フィリピン国内は天候が悪くて着陸できないため、下地島空港の使用はやむを得ない」と説明したと書かれており、もし米海兵隊が沖縄県の空港の使用自粛を厳格に守っていたら、燃料がなくなったヘリは海などに不時着しなくてならない。すると朝日の見出しは「沖縄県の自粛要請守らず」ではなく「沖縄県の自粛要請は、給油目的での緊急性がある着陸で、守ろうにも守れなかった」とすべきではないでしょうか。

 県はヘリを艦船での輸送などを求めたと言うが、給油すれば飛行できる訳だし、ヘリに空中給油機能がなく、フィリピン国内が天候悪化で着陸できないとあれば、帰投途中に一番都合が良い下地島空港に着陸し、日本側が燃料を供給しなければ、空中給油機を呼んだ方が良いだろう。

 朝日には、このように、たった20人の反対派が来て騒いだと言う事件でもないことを敢えて大きく報道するのであるが、米軍のこととなると、事故があり米軍人だけが死傷した場合は事実だけを報道し、哀悼の意を表さず、もし日本人に被害があれば凄まじい批判を加える。また朝日は米軍のヘリが天候悪化や機体故障などで、基地以外の例えば学校のグランドや河川敷などに不時着すれば、その学校関係者や、地元自治体などが抗議をしたと報道することがあるが、墜落事故にならないように不時着するのであるからして、そんな抗議をする人は天候悪化や機体故障でも基地まで飛行し、途中で絶対に不時着してはならないと言う訳であろうか。

 沖縄県は緊急時以外の下地島空港の使用自粛を求めていたと言うのであるから、天候悪化で予定していたフィリピン国内に着陸出来ず、仕方なく下地島空港に着陸したのであるからこれは緊急性があったと言えるであろう。朝日はまた「海兵隊は米軍の民間空港利用を認めている日米地位協定を盾に着陸を強行した。」と書いているが、これではまるで海兵隊が何か犯罪行為をしたかのようで、海兵隊のヘリなどは日米地位協定により日本にある民間空港を利用出来ることになっていることに従い着陸したのあり、こんな書き方をする朝日は日米地位協定どころか日米安保も認めていないことを自供しているようなものである。
(2004/03/10) 

この記事は「今日のコラム」
「米軍ヘリが民間空港に着陸すると事件なのか」
としてHPに掲載されていたものです。


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