秋篠宮妃紀子殿下におかせられましては本日午前8時27分、東京都港区の愛育病院において親王殿下をご出産されたとのこと、日本国民のひとりとして心からお慶び申し上げる。こ皇室にとって41年ぶりの親王殿下のご誕生であり、皇室典範を改悪し、男系によって皇位が継承されてきた伝統を破壊し、女系天皇を容認する策謀をうち砕く慶事と言うべきであろう。
多くの国民は親王殿下のご誕生を今か今かと待ち望んでいた。「無事ご出産されれば、親王でも内親王でも良いのではないか」と思う人も多いだろうが、ご皇室の存在は日本そのものであり、2000年以上の長きに渡り、万世一系の男系によって継承されてきた伝統は変えてはならず、それを変えることは日本が日本でなくなることであり、であるからして、この度の親王殿下のご誕生は伝統は変えてはならないとするご皇室と先人達からの声なき声と言っても過言ではない。
さて、報道によれば政府は女性・女系天皇を認める皇室典範改正案を来年の通常国会にも提出しない方針を固めたそうであり、安倍官房長官は、「皇室典範に関する有識者会議」の女性・女系天皇を認めるなどとする報告書について、法的な拘束力はないとする見解を明らかにしている。
当然のことであろう。今回、親王殿下のご誕生ではなく、内親王殿下のご誕生であったとしても、2000年以上続くご皇室の伝統を破壊するような皇室典範の改正案と言うより改悪案を、僅か1年余りのサヨク思想を持つ有識者による会議で出した結論を元にして、いとも簡単に変えて良いことはない。
過去にも男系による皇位継承が困難になった時に、先人達はどのようにして男系を守ったかに思いを巡らせば、自ずと結論が出るであろう。社民党の福島瑞穂党首のように「女性差別撤廃条約の趣旨から男女ともに皇位継承があってもいいと思います。」などとする現代の感覚で皇室典範の改正が論議されることはあってはならない。
ご誕生になられた親王殿下の皇位継承順位は第3位となる訳だが、もし女性・女系天皇を認める皇室典範が改正されれば第6位となる。内親王は結婚に伴い皇籍を離脱することは現在の皇室典範では出来るが、皇室典範が有識者会議の報告書の通りに改正されれば結婚の有無に関わらず皇室に止まることを義務付けられるのであり、皇室典範を改正するかしないかの結論を先延ばしすればする程、内親王の心を傷付けることになりはしないか。
内親王は結婚に伴い皇籍を離脱することを前提にした教育が行われている訳であり、にも関わらず皇室典範の改正によって、ある時期から皇位を継承する義務を負うことなって良いのであろうか。安定的な皇位継承のためには親王殿下のお誕生は嬉しいことではあるが、万世一系を守るために何をすべきが論議すべきであろう。しかし、それは男系男子による皇位が継承されるために皇室典範をどのように改正するかについてのみである。
(2006/09/06)
この記事は「今日のコラム」
「親王殿下のご誕生を心からお慶び申し上げる」
としてHPに掲載されていたものです。
多くの国民は親王殿下のご誕生を今か今かと待ち望んでいた。「無事ご出産されれば、親王でも内親王でも良いのではないか」と思う人も多いだろうが、ご皇室の存在は日本そのものであり、2000年以上の長きに渡り、万世一系の男系によって継承されてきた伝統は変えてはならず、それを変えることは日本が日本でなくなることであり、であるからして、この度の親王殿下のご誕生は伝統は変えてはならないとするご皇室と先人達からの声なき声と言っても過言ではない。
さて、報道によれば政府は女性・女系天皇を認める皇室典範改正案を来年の通常国会にも提出しない方針を固めたそうであり、安倍官房長官は、「皇室典範に関する有識者会議」の女性・女系天皇を認めるなどとする報告書について、法的な拘束力はないとする見解を明らかにしている。
当然のことであろう。今回、親王殿下のご誕生ではなく、内親王殿下のご誕生であったとしても、2000年以上続くご皇室の伝統を破壊するような皇室典範の改正案と言うより改悪案を、僅か1年余りのサヨク思想を持つ有識者による会議で出した結論を元にして、いとも簡単に変えて良いことはない。
過去にも男系による皇位継承が困難になった時に、先人達はどのようにして男系を守ったかに思いを巡らせば、自ずと結論が出るであろう。社民党の福島瑞穂党首のように「女性差別撤廃条約の趣旨から男女ともに皇位継承があってもいいと思います。」などとする現代の感覚で皇室典範の改正が論議されることはあってはならない。
ご誕生になられた親王殿下の皇位継承順位は第3位となる訳だが、もし女性・女系天皇を認める皇室典範が改正されれば第6位となる。内親王は結婚に伴い皇籍を離脱することは現在の皇室典範では出来るが、皇室典範が有識者会議の報告書の通りに改正されれば結婚の有無に関わらず皇室に止まることを義務付けられるのであり、皇室典範を改正するかしないかの結論を先延ばしすればする程、内親王の心を傷付けることになりはしないか。
内親王は結婚に伴い皇籍を離脱することを前提にした教育が行われている訳であり、にも関わらず皇室典範の改正によって、ある時期から皇位を継承する義務を負うことなって良いのであろうか。安定的な皇位継承のためには親王殿下のお誕生は嬉しいことではあるが、万世一系を守るために何をすべきが論議すべきであろう。しかし、それは男系男子による皇位が継承されるために皇室典範をどのように改正するかについてのみである。
(2006/09/06)
この記事は「今日のコラム」
「親王殿下のご誕生を心からお慶び申し上げる」
としてHPに掲載されていたものです。