ソーラーパネル崩落
2015/09/11
仙台市太白区で土砂崩れ
豪雨に見舞われた仙台市太白区羽黒台で11日午後、住宅地の斜面に設置してあったソーラーパネルが道路上に崩れ落ちた。
(47NEWS)
(引用終了)
日本は自然災害が多い国であり、台風、地震、大雨などによって毎年のように多数の犠牲者を出しているが、それに備えることは出来ても、台風の進路を変えたり、地震の発生を止めたり、雨は降っても大雨にならないように人がコントロールすることなどは不可能で、だから自然に逆らうようなことをすれば必ずしっぺ返しがくると思っていた方が良いだろう。
知り合いの農家の方に頼まれて、山の方にある畑の草刈りに行くことがあるが、柑橘類を植えてある畑で、いわゆる段々畑のようになっていることから、草刈りをするのは法面(のりめん)だけで、平坦な場所は除草剤を使っている。法面には除草剤を使わないのは草の根まで枯らしてしまうと、地盤を支えるものがなくなることから雨水や地下水の浸透などによる浸食で崩れる恐れがあるからである。
豪雨によって北関東や東北地方に大きな被害をもたらしたが、災害があると気になることがあり、それは民主党政権が行った太陽光発電推進政策によって、全国各地の山野に次々に設置されているソーラーパネルの被害状況で、既に台風でパネルが吹き飛んだとの話もあるからだ。
今回の豪雨でも47NEWSによれば仙台市太白区羽黒台で11日午後、住宅地の斜面に設置してあったソーラーパネルが道路上に崩れ落ちたそうであり、写真で見るとパネルがあった所だけ崩落し、草や木が生えている所は崩落しておらず、自然に優しく、環境を破壊しないとのうたい文句で知られているにも関わらず、自然を破壊し、災害につながるようでは話にならない。
災害に弱いだけでなく、天候に左右されることから電気の安定供給の面でソーラーパネルは不向きである。また今回崩落した法面に設置するにも、建築基準法の適用除外とされていることから基礎工事や法面保護がまったくなされていないようであり、ただパイプを打ち込んで、土台のようなものを作り、そこにパネルを置いただけならば、日光を遮ることから草も生えず、地盤の支えがなくなった法面は雨が降ればパネルが集水の役目を果たし、崩落するのは当然であろう。このソーラーパネルは本年1月頃に設置されたらしいが、発電した電気を売って金儲けしようとしたものの、残ったのは壊れたパネルと借金だけかも知れない。
(2015/09/14)
写真上:仙台市太白区羽黒台の崩落する前のソーラーパネル
写真下:同じく崩落したソーラーパネル
建築基準法の以前に責任施工というものが物作りには有るはずですが、そんな事はお構いなしなんですかね。
何ともお粗末な施工で無惨で哀れな光景です。
契約のありがたが解りませんがこういう業者には頼まない事ですし、もうぼちぼちメガソーラーは「?」マークが付き始めておりますので…。
当時の民主党政権のエネルギー政策は甘かったと言わざるを得ません。
確かに、地元の治水政策を把握しないまま設置許可をした国交省にも非はありますが。
民主党は政権時代、太陽光パネルが貴記事の様な問題
箇所に設置される事すら理解していなかったのではと
勘繰りたくなりますね。多分、高層ビルや住居の屋上位だろうと高を括っていたのでしょう。
一時が万事で「百年に一度の大災害に備えるのは無
意味」などとべらぼうな主張ができるのだし、後先を考
えないエネルギー政策にも表れている様な。
結末は、これも貴記事の通りだと心得ます。