自民・伊吹元幹事長、女性宮家創設と旧皇族との縁組を提案
自民党の伊吹文明元幹事長は1日の派閥例会で、皇室典範を改正して女性宮家を創設し、その上で戦後臣籍降下した旧皇族にいる父方の血統に天皇を持つ「男系男子」との縁組を検討することを提案した。125代の現天皇陛下まで例外なく男系によって皇位が継承されてきた皇室の伝統を尊重しつつ、皇統を安定的に守るために女性宮家の創設が必要との見方を示した。
伊吹氏は「このままいくと(秋篠宮ご夫妻の長男で皇位継承順位3位の)悠仁さまが天皇になるときは宮家は一つもないということになる。われわれは皇室のいやさかを願わなければならない」と述べた。
また、女性宮家創設に向けた検討課題として「皇室が(男系の)万世一系できていることが日本文化の根本だ」と指摘。その観点から「民間の方と結婚された場合には1代限りとし、男系の旧皇族とご結婚になり男子をもうけられた場合には宮家を続けるという選択肢が一番、皇室典範にかなう」と提起した。
(産経新聞 12月2日(金)0時42分配信)
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昭和天皇は、戦後臣籍降下することになった旧皇族の方々に対して、状況の変化によっては将来皇族としての復帰もあり得るとして、身を処すように申されたそうで、このことは皇族が減少することによって、安定した皇位継承が出来なくなる恐れがあることを危惧したことに他らならず、であるから、今でも旧皇族の方々は、昭和天皇のご遺志に従って旧皇族としての品格を保ち、慎ましい生活をされているものと思っている。
何年か前の産経新聞談話室に、近所に旧皇族の方が住んでおられて、良くお話しする機会があったとする男性の投稿があったが、近所では、その旧皇族の方を「宮様」とお呼びしていたそうで、おごらず、高ぶらず、気さくな方であったと書かれてあり、天皇家の血統を守り継がれている方は、我々凡人とは違う何かを持っているようである。
皇室とは、125代の今上陛下まで、例外なく、男系によって皇位継承が行われてきた伝統があり、それを変えることは天皇陛下であっても出来ないのであって、その伝統を無視して、男系以外の者が皇位を継承することは出来ず、もし、そのようなことが行われたならば、わが国の歴史が途絶えることであり、世界最強の天皇陛下と呼ばれているのは最初にして最後の皇帝として、世界が認めている訳で、時代がどのように変化しようと、その権威を失わせるようなことはしてはならない。
現在の皇室典範によれば内親王は、結婚すれば皇籍離脱することになっており、そうなると皇位継承順位3位の悠仁親王殿下が、天皇陛下がなられる時には宮家が一つもなくなることから、最近になって、内親王が結婚しても皇族の身分を維持する「女性宮家」の創設する案が出始めたが、それが男系による皇位継承者を増やし、皇統を守るためのものであれば良いが、そうではなく、女性・女系天皇を認めようとするものであれば、後々取り返しがつかなくなることから断固として反対したい。
報道によれば、 自民党の伊吹文明元幹事長は1日の派閥例会で、皇室の伝統を尊重しつつ、皇統を安定的に守るために女性宮家の創設が必要との見方を示しそうで、さらに「民間の方と結婚された場合には1代限りとし、男系の旧皇族とご結婚になり男子をもうけられた場合には宮家を続けるという選択肢が一番、皇室典範にかなう」と提起したとのことである。
伊吹元幹事長の女性宮家の創設も一つの案ではあるが、それより旧皇族の皇籍復帰も有力な方法であって、その旧皇族の中には将来皇族としての復帰もあり得るとして、男系男子によって血統を継承してきた旧皇族がおられるからである。
皇族の責務とは皇統を守ることであり、そうなると女性宮家を創設は、ご公務が増えたことで負担の軽減を図るものとしか思えず、皇室とは何のためにあるのか分かっていないとも言えるだろう。
前述したように旧皇族の皇籍復帰が皇統を守り、かつ、ご公務の負担を分散し、軽減することにもなるのであり、他に良い策があるとは思えない。旧皇族の皇籍復帰に際しては、悠仁親王殿下より年齢が下の男のお子様がおられるか、これから誕生されるいずれも男系男子のおられる旧皇族(旧宮家)に限っても良いであろうし、その場合の皇位継承資格はお子様だけにあるとするのが妥当なところではなかろうか。
ともかく皇室典範を改正するにせよ皇統断絶につながるようなことはあってはならず、世界では他に例がない万世一系男系を数千年に渡って継承してきた皇室の歴史の重みからして、それを永遠に継承するためにはあらゆる措置を講ずることが必要だが、今の民主党政権では不安があるとする国民も多いのではあるまいか。
(2011/12/02)
コメントありがとうございます。内親王により宮家を作るのは、女系天皇への道であり、何のために、2600年以上も万世一系の皇統を守ってきたのか、その伝統を捨てる悪魔の所業だと言えます。
日本の尊厳は皇室の存在によって保たれており、世界最強の天皇陛下が
おられるからからで、その権威は万世一系の皇統によって維持するのは当然で、陛下であっても変えることは出来ません。
先の大震災では自衛隊は冷や飯を食べて、被災者には暖かい食事を提供した訳で、いまだ国軍ではないとしても、ここまで国民を思う軍隊と言っても差し支えない自衛隊のような組織は世界には存在しないでしょう。
菅総理が被災地を視察した際に「もう帰るのか」といわれたり、「殺風景な男だ」とかいわれていましたね。
民主党政権の間には皇室典範の改正はしないで欲しいもので、ロクでもないことを考えているかも知れませんからね。