
オスモールキナの白鳥がメチャ美しい。
ほんのり輝く白さにうっとり。
2幕を見終わったところでは
「オディールが想像できない!」と思っていたけど
オディールは艶やかで華やかでした。
黒い衣装もよく似合い、踊りもくっきり。
32回転は綺麗に音に乗って全シングル。
4幕の白鳥は儚げでした。
嘆きは強くなく、静かに泣いているかんじ。
パリッシュは正統派王子。
真っ直ぐな脚、綺麗な踊りのライン。
ロシアスタイルに溶けこんでいる。
少し頼りないときもあったけど
それも彼の王子の個性に見える。
エルマコフは滞空時間が長いダイナミックなジャンプ連続の悪魔でした。
シュラコフは長身で脚も長い。
道化には珍しいスタイル。
くるくる回り、演技も楽しい。
トロワの男性は今季見るのが3回目のスチョーピン。
これまた脚が美しい。
バジルとは違う気品あり。
メイちゃんは可愛かった!!
ふわっと音楽に乗っている。
セーリナも可愛い!
3幕はクラウンガールがいて、
ナポリ、ハンガリー、マズルカは招待、
スペインは悪魔の手下。
4幕は黒鳥入り横列移動に
2羽の白鳥のソロに二人のパ・ド・ドゥがある、
最近はあんまり見ないオーソドックスな構成。
これが見たかった!大満足!
カテコのお辞儀まで揃っているコールドが
実に美しかった!
オケがさすがの迫力。
白鳥は演出が多少変わっても
編曲まで大改変は少ないから
演奏が安定しているよね。
カンパニー側は「また白鳥か」と思うみたいだけど、
主演の踊りと芝居、ソリストの出番多し、
テイストの違う踊りいくつか、コールドの美しさ、
耳馴染みの音楽、安定のオケ。
など、白鳥は見どころがたくさんなので、
やっぱり見たいんだよう。
カンパニーの総合力がわかりやすい。
定点観測演目。
【配役】
オデット/オディール:エカテリーナ・オスモールキナ
ジークフリート王子:ザンダー・パリッシュ
王妃 (王子の母):イリーナ・プロコフィエワ
王子の家庭教師:ソスラン・クラエフ
道化:ウラディスラフ・シュラコフ
悪魔ロットバルト:アンドレイ・エルマコフ
王子の友人たち:ヤナ・セーリナ、永久メイ、フィリップ・スチョーピン
小さい白鳥:
タマーラ・ギマディエワ、アナスタシア・アサベン、
スヴェトラーナ・イワーノワ、スヴェトラーナ・ルースキフ
大きい白鳥:
マリア・イリューシュキナ、ユリアナ・チェレシケヴィチ、
ズラータ・ヤリニチ、エカテリーナ・イワンニコワ
2羽の白鳥:クセーニャ・オストレイコーフスカヤ、アナスタシア・ニキーチナ
スペインの踊り:
アナスタシア・ヤロメンコ、アレクサンドラ・ポポワ、
マキシム・ゼニン、ロマン・マリシェフ
ナポリの踊り:アナスタシア・アサベン、アレクセイ・ネドヴィガ
ハンガリーの踊り:オリガ・ベリク、ナイル・エニケーエフ
マズルカ:
クセーニャ・ドゥブローヴィナ、アリーナ・クラソフスカヤ、
ユリア・コブツァール、マリア・シュヴャコワ、
アルチョム・ケラーマン、ドミトリー・プィハチョフ、
エフゲニー・ジェリャービン、ニキータ・ヴロンスラフ、
指揮:ガヴリエル・ハイネ
管弦楽:マリインスキー歌劇場管弦楽団
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