きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「肉筆浮世絵-美の競艶」

2015年11月22日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)
第2ターミナルと第3ターミナルの間を歩くのが面倒なので
成田からは銀座まではバスで移動。
夜に見る映画の席を押さえてから上野の森美術館へ。






絹に描かれた肉筆は圧巻。
歌麿、北斎、暁斎などもありました。

あまり知らなかった画家の中では
懐月堂の緑色が印象深い。

それにしても、透ける絽は
どういうふうに塗っているんだろう。
地の赤に被せているようにしか見えないけど、違うよね。

「日本人は平面に絵を描こうとする」的な論争を最近見たけど、
イラストとしては立体の方が完成度は高いんだろうけど、
こうして浮世絵を見ると、
風景だけを切り取る西洋絵画に対し、
浮世絵、日本画は前後の動きや物語も平面に閉じ込めているように思う。
だから漫画、劇画が日本で発展したんじゃないか?
そんなことを思いました。
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