きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ミー&マイガール」帝国劇場

2003年03月05日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
勝ちゃんの
胸元に
萌え萌え~~~

1幕2幕ともラストの橙の地に黒の水玉+緑ベストの時、結構胸元が見えます。萌え~。すっごく楽しそうな笑顔で踊っているので、こちらまで楽しい気分になっちゃうじゃないか!えへへへへ。
 ってのは、ともかく。唐沢&木村。思っていたより技術的にはなんとかなっていました。声は出ているし(音声さんの努力にしても)、音もそれほど外さないし、タップも踏んでいる。特に木村さんはもっとダメダメを予想していたので見直しました。しかし、二人とも役にはなり切れていなかったかなあ。特に木村さん。「顎で受け止めて」で息が続かないのは別にいいんだけど、「木村、気合入れて歌います!」ってカンジで全然サリーじゃない。芝居の時もね。変身後のサリーも、本当に言葉だけ直したんだなあ、と。レディ教育はされていないのね、と。ドレスも岡田先生のショーに出てくるような真ピンクで全然品がないのよ~。唐沢さんも、前半下品に作っているところが凄くわざとらしくて浮いていた。二人とも役というより「素」なので、古き良き時代にイギリスに、いきなり現代日本人が乱入するようで不自然なカンジ。他の役者さんと絡むと、だんだん「役」になるんだけどね。公演後半になると自然になるのかなあ。
 その他、初風さんはさすがの貫禄。「チャーリー・ガール」よりギャグが自然。村井さんは舞台を引っ張っている。カナメちゃん、カツラのせいか老けて見える。ヅカ版の時の方が色っぽかった気が。弁護士の歌の所の踊りは潔くて好きだ!
 あと演出ね。最後にビルが立ち去ろうとするところ。ヅカでは「父の間違いは母を愛したことじゃない。愛を貫き通せなかったことだ」みたいな台詞があったと思うんだけど。ビルの父が身分違いの恋に落ちたことを、それまでマリアは許していなかったけど、この台詞によって自分の兄に対する思いの方が間違いだと気づいたと思うの。だからこそ負けを、ビルが「ランベス」で「サリー」と一緒になることを認めたと思うの。なのに、この場面がないからね~。マリアが手に負えなくなったので、ビルが出ていくのにまかせたみたい。双方の我が儘よね。ただのドタバタで終わって感激半減です。
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