きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「長い春の果てに/With a Song in my Heart」@中日劇場(宝塚月組)

2003年03月06日 | 宝塚(月組)
 東京で見たときは、「中日はいーや」と思っていましたが、シュー解散、つまり
リカ・タニの並び
とか
タニ・キリの並び
とか
ケロ・ユウヒの並び
とかを見ておきたくて行ってきました。行ってきて思ったのはですね、明智抄の言葉を借りれば「この世界に、リカちゃんが存在しているという現象に私は感動している」ってことです。リカちゃんを見て、こんなに幸せになれるって、なんて素晴らしいことだろう。男役としてのリカちゃんが、この世に存在しているのって、なんてありがたいことなんだろう。そんなことを思います。リカちゃん以外に思うのは卓治とミーシャくらいだ。ああ、リカちゃんがいなくなったらどうしよう・・・。
 さて、芝居はアドリブポイントはおもしろいものの、要所要所はちゃんと締めています。某所にもありましたが、クロードとステファンの愛は深まるばかり(爆)うひひ。って、うひひじゃないよ!二人の反目しつつ認め合う(惹かれ合うとは微妙に違うのよ!)関係が、東京より深くなっていました。「栄光の時」も、クロードが乗るセリが前方にあったので、よりステファンとの心の交流が描かれていたというか。もう、ウハウハです。って、結局ここか、ワタシ。あとね~、なぜかクロードとジャンが急接近。病室で倒れベッドに寝かせられるとき、一色ピエールが治療しようとしているというのに、クロードはジャンの腕を掴んだままだよ。ひいいいいいい。ジャンがクロードへの考えを変える経緯を誰か書いてくれんかのう。

 アドリブは、ええと、メモは取っていないのでうろ覚えですが
 ・真野ヴァールがエマニエルに人工呼吸をしようとしたとき、ステファンが
  「冗談だ」と、止めたのに、「僕には冗談は通じません」と言いきり
  続けようとしたら、上手からクロードが「なにが冗談だ」と言いながら登場
 ・「反省しなさい」が「バンバンしなさい」になって、二人とも自分の
  腰の辺りを「バンバン」と言いながら叩いていました。
 ・ジャンが来たときのシャロンは(多分)右目のつけ睫毛を剥がしたか
  付けたか。
 ・院長とナタリー。「まだ運転も・・・」が「ボウリングもできる」と
  言ってボールを投げる振り。ナタリーが「ナイス!」と。
 ・馬場でエヴァ再登場の時のステファンの台詞がちょっと怪しくなり。
  その後の台詞が「乾いた唇、にきびだらけの肌、ああ、もう口が回らない」
 ・そのあとの病院でのシャロンとのアドリブ、リカちゃんがシャロンの
  右目のつけ睫毛を剥がしたと思います。シャロンは「私の1.5倍!」と
  叫んでいました。そしたらステファンは「ひどい顔だ」、院長は
  「その方がいい」
 ・ブリスとフローレンスは喋りながら上手からの登場の会話、「人間には、
  3種類いるのよ。結婚したいタイプ、結婚したくないタイプ、どうでも
  いいタイプ。」「俺は?」「どうでもいいタイプかな」
 ・患者に対して、ステファンが、一人には「奥さんが面会に来ていますよ」、
  もう一人から「お、俺は???」と聞かれると「誰も一人なんですよ」
  そして「ひと~は~」と主題歌の一部を口ずさみ。その後院長が息子の肩を
  叩きながらなんか言ってました。「お前も・・・」なんだっけかな。 
 ・ステファン宅にて。ブザーがうるさすぎて、「勉強したことすべて
  忘れちゃったよ」。「女でも囲っているんじゃないでしょうね~」の後、
  乾いた笑いが長引いたためエヴァがナタリーをポンポンと叩き、
  次の行動を促していました。父母の退場、「今日で最後だから金の
  鯱でも見てエビフリャ~を食べてから帰ろう」。「金の鯱、見た」と
  聞かれたナタリーは「鯱」とポーズを取りました。体をちょっと反らして
  片足を後ろに、なんていうのかな、レ」の字に曲げたら、「体、堅いな、
  もっと背中反らせなきゃ」とステファンに言われていました。
 ・うさぎのシーン、母がテーブルの上&最後のキメで鯱のポーズ。夢から覚めた
  ステファンが、「シャチホコって・・・」って言おうとして「シャチコホ」と
  言ってしまい。ちょいパニック。
 ・ブリスの友人マギーと恋人、「明日からアメリカに帰るんだ」
 ・スペインで、ステファンはブリスを強く抱きしめ、なかなか離さず。

 ちなみに、名古屋名物?「シャチボン」は、こちら。

 役代わりについて。噂の越リュウ@賄賂社員は怪しすぎる。そこだけ濃い空間になっていた。中央テーブルの凛ちゃんとみゆちゃんのラブラブカップルは完璧に二人の世界を作っていて、ウェイター・マギーが話しかけても入り込めない世界だったのに。一色ピエールは、さららんより実務経験有りってカンジ。だからこそ、「クロードせんせぇ~」と泣き崩れるのがちょいヘン。もうちょっとしっかり現実を受け止めそうなんだけどなあ。涙目のさららんが愛しかっただけに。エリちゃんの爺ちゃんは、やっぱうまい。演技が深いよなあ。あ、前後するけど、手術着の踊り、異様に元気に大きく踊るヤツがいると思ったら、案の定、越リュウだった。少人数だと、より目立っていいわあ。
 ショー。みゆちゃんがいろんな場面に出ていた。ブルームーンとかバリハイとか。嬉しいなり。少年時代は、4人がそれぞれリカちゃんに息を吹きかけ、最後のケロの息でぶっ倒れました。スカートめくりは、4人が先に捲って、その後ちょっと恥ずかしそうなそぶり。でブルームーンの最初、コーラス隊は縁が銀色、キリヤンは金色のサングラスをかけていました。チャイナの最後、リカちゃんはワタル君の膝の上に座ってサイコーにエロかったよ。「クライム・・・」の子供の写真は暗くて、心霊写真のようだった。

 さて、千秋楽挨拶。ゆらさんから月組の予定が説明された後、次回月組公演がコウちゃんの退団公演になること、星原さんの花組DC出演、ワタル君がトップになり星組全ツ、ケロとタニの組替えの話が出ました。ケロとタニからはそれぞれ挨拶。ケロは落ち着いた、というのかな、寂し気とも見れるし、疲れているとも見れるし、ってカンジで、星全ツから参加します、ってことを言いました。タニは日生のあと宙組には博多座から出演と言ったあと、ガッツポーズのようなものを見せ、前向きでヤル気まんまん、ってかんじでした。
 
 見慣れた並びが、今後見られなくなるということで、会場中からすすり泣きが聞こえてきました。あ~、本当に寂しいわ~~。と、言いつつ、ワタ・ケロの全ツも日生にも行っちゃうのよね~。 
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