きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「嫌われ松子の一生」

2006年05月27日 | 映画
「下妻物語」の中島哲也監督作品。

色合いが綺麗で、
話のテンポも良くって、
ミュージカル場面も楽しくって、
特に曲の入れ方が上手くって、

楽しいんだけど、
辛かった。

体調的にも、ちょっと風邪気味だったたし
薄着だったので、
後半はトイレに行きたくなって貧血気味だった。
そういった意味でも辛かったけど、、、

幸せを求めても、
ささいな幸せを求めても、
叶わないコトってあるんだよな。

最初に、ほんのちょっと欠けていた物があっただけなのに。

自分がああならないなんて
確信できない。
53歳の時、自分はどうなっているんだろう。

とりあえず、あの部屋は他人事ではない。
(まだ大丈夫だけど)

中谷美紀が、もうちょっとぶっ飛んでも良かったかなあ。
「下妻物語」が深キョンだったので
ファンタジーになったんだけど
中谷美紀だと、ちょっと現実感が・・・。
作品世界に対してはちょっとマイナス。

一人の女性の物語であると同時に
近代史でもありました。
そうそう、むかしはデパートの屋上に
歌手が営業に来たんだよね。
(まだ来てるのかな)
オイルショックとか、バブル崩壊とか。
余計に自分にダブらせちゃったり。
な、もんで、若い子には不評みたいね。
終了後のトイレで「あくびが出て仕方がなかった」って
言ってる子がいた。
この映画は30歳以上の人じゃないとわからないかもなあ。

辛いことがあっても
すぐ死ねない。
死んで終わりにはできない。
人生って、過酷。

劇中劇の片平なぎさが良かった。
2時間サスペンスファンは見るべし。
ああやってダイブして欲しいよなあ、真犯人には。
その初っ端が本田さんなのも嬉しいキャスティングよ!
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