良かったよ!
ドニーのアクション映画と思うと期待外れかもしれないけれど、
大スター共演映画と思うと実に味わい深い。
ほぼ目だけで単純な猿の心情を細かく表す孫悟空ドニー、
貫禄漂う玉帝ユンファ、
人間離れした雰囲気の観音菩薩ケリー。
なによりも牛魔大王のアーロンが良かった!
端正な顔立ちだからこそ際立つ非情さ冷徹さ。
ゾクゾクしたわ~。
こういう作品だからこその名優のぶつかりあいにウハウハでした。
特殊効果はどこか安っぽいけど、
それが中華な雰囲気に合っている。
ドニーは本田さんの北京原人並みの役者不明メイクでした。
牛魔大王が大きくなったとき、
「ニチアサ7時50分」とか思っちゃいました。
お話は孫悟空が産まれるきっかけの大戦争から
三蔵法師が来る直前まで。
白わんこ(狼?)が可愛くて可哀想だったわ。