
エクソシスト系かと思ったら妖怪大戦争だった。
終わりかな、あ、でもアレがまだ、
と思ったあたりから話が大きく壮大に。
お目当ての韓国土俗のアレコレがたくさんあった。
話の本筋ではないけど、
若い男性が「神が降りたので野球をやめた」というエピソード、辛い。
武士の声は小山力也さん。
日本語部分がネイティブなのが良かったな。
将軍の造形にムムと思う人もいるかもだけど、
日本を悪く描きたいが先行しているわけではないし、
監督さんが好きなだけあって、よくできてるな、
という気持ちの方が先に来る。
ユ・ヘジンは演技も立ち位置も絶妙よ!
ネタバレを書いちゃうけど。
体のお経を見て、耳!耳にも書いて!!
と日本人なら思っちゃうよね。
伝承がもととはいえ、
近代の小説由来のことだから、
監督さんはご存知ないかな?
日本的になりすぎるかな。
だから、これでいいのかな。
終映後は監督&主演のトークショー。

監督さんのお話で興味深かったのは
韓国の映画学校では黒澤監督や今井監督作品が
教科書になっているとのこと。
作中の将軍は具体的な誰かがモデルではなく
様々なモチーフから創造した、と。
日本の漫画や小説の「陰陽師」や
京極夏彦さんがお好きだそうです。
監督さんは日本の妖怪の研究会に所属されていたそうで。
(あだ名は河童だった)
日本由来の諸々に妙な説得力があるのはそのためなのね、
チェ・ミンスクさん、掘って掘ってまた掘って。
重労働。
チェ・ミンシクさんは、撮影の苦労話や裏話などの他に、
いまはネットで自宅でも映画が見られるのに、
こうして映画館に多くの人が来て、同じ作品を見て、
気持ちを共有できることが嬉しい、みたいなお話。
正確なところ、詳細は他の方のレポをご覧ください。
客席は韓国語がわかるファンの方が多かったのかな。
通訳さんが訳す前に笑いが起こったり。
撮影タイムもあり。
新iPhoneの実力を見よ!
(しかもB列だったのよ!)




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