きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「うたかたの恋/ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-(1回目)」宝塚花組

2023年03月09日 | 宝塚(花組)
花組うたかた、演出の新旧の相違点にとまどう。
死の床が花で飾られていない!

前半は、なんというか、
「正規ルート」に戻るまでの寄り道が多いかんじ。
「エリザベート」観劇済みを前提に、
ルドルフの政治的立場を深掘りしてるような。

ルドルフの孤独はくっきりするし、
意図は良くわかるし、
大劇場用に役を増やす必要もわかるけど、
2人の恋までが遠い。
まだ始まらないのか、と。

れいまどのラブラブぶりはとても良い。
青春の輝きのマリーは、
すでに死の影に覆われているルドルフには
束の間の希望だったのだろう。
その彼に応えたマリー。

新演出にまだまだ戸惑っているけど、
カレーにルドルフは大正解。
大階段のオープニングにため息。

「フェルディナンド、ハプスブルクを、頼む、、、」

って、応天のラストの
「俺たちの戦いはこれからだ、ってさ、太宰府、、、」
みたいなかんじよね。
サラエボ・・・・・・

衣装がかなり新調?
OPのドレスとか?

開演前に携帯電話は電源を切って仕舞って、
と蛍ちゃんが注意の練り歩き。
「撮影不可になった?」と思ったけど、
芝居は開演前の吊ものがないからかな。
オープニングは赤い大階段で撮影するものがないよね。

大事なことは、3回言うのがテラタキソング。


香水ショー。
サイトー君がいるからあまり目立たないけど、
野口君も性癖丸出しだよね。
解釈一緒なのが悔しい。
カレーのスーツとかさ、
もう、そのとおり、正解!ってかんじ。

香水がテーマだからおフランスっぽいのかしら、
と思ったら、ゴテゴテのアメリカでした。

曲のセレクトでしては月組の「With A Song in my Heart」に近いイメージ。
アレとアレとコレ的な。
しかし、中華っぽい場面で「『夜来香』かねえ」と思ったら虞美人草!
さすがヅカオタ!
「マックザナイフ」はみきちゃんが歌っていたよなあ、
からの、宝塚讃歌で〆る。
偉いよ!

最初の男役の白ダルマとか、
ロケット衣装の裾とかシースルーなタイツとか、
ふわっと広がるドレスなのにスリットとか、
ステッキとか、燕尾服とか、
野口君、好きだよねえ。
私も好きだけど!
大物量作戦がMGMミュージカル的なのがいいんだよ!

ボートの場面(?)は、
可愛い娘役ちゃんたちから始まるのがすっごく良かったよ!

出演者も、誰もが素晴らしいんだけど、
もはや個別に書く気力なし。

カレーがさ、リフトが終わってまどかちゃんを降ろす時が、
そーっと、ってかんじで、
すごく優しくて甘やかなのがいいよね!

キラルのあーちゃんのドレスに
パニエ(?)を入れた魔改造も驚いた。




カレーが投げキッスとか、
客席に対してたくさんなにかしてるけど、
元からの仕様なのか、今日はなにかあるのか。
投げキッスに被弾したら脳味噌が蒸発するよなあ。

扇は2階席でも振る人がいらっしゃって。
愛情溢れる空間でした。

指揮は佐々田先生。


【配役】ルドルフ:柚香 光
マリー・ヴェッツェラ:星風 まどか
ジャン・サルヴァドル:水美 舞斗
ジェシカ:美風 舞良
ロシェック:航琉 ひびき
ロイス公爵:舞月 なぎさ
ゼップス:和海 しょう
エリザベート:華雅 りりか
フリードリヒ公爵:羽立 光来
フェルディナンド大公:永久輝 せあ
ステファニー:春妃 うらら
クラウス警視総監:紅羽 真希
フランツ・ヨーゼフ:峰果 とわ
ホヨス伯爵:帆純 まひろ
ヴェッツェラ男爵夫人:凛乃 しづか
ターフェ首相:高峰 潤
支配人:春矢 祐璃
シュラット夫人:糸月 雪羽
ブラットフィッシュ:聖乃 あすか
フィリップ皇子:一之瀬 航季
警官:和 礼彩
マリンカ:咲乃 深音
警官:龍季 澪
クライス:翼 杏寿
クロード:侑輝 大弥
ベッセル:太凰 旬
ツェヴェッカ伯爵夫人:鈴美梛 なつ紀
ハンナ・ヴェッツェラ:三空 凜花
ラリッシュ伯爵夫人:朝葉 ことの
ジョルジュ:希波 らいと
ミッツィ:詩希 すみれ
ハンス:海叶 あさひ
ハムレット:天城 れいん
マリー・ヴァレリー:都姫 ここ
エヴァ:愛蘭 みこ
ソフィー・ホテック:美羽 愛
モーリス大尉:美空 真瑠
ミリー・ステュベル:星空 美咲
クリューガー:夏希 真斗
劇場係:鏡 星珠
オフィーリア:七彩 はづき
コメント
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