きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「うたかたの恋/ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-(千秋楽中継)」宝塚花組

2023年03月19日 | 宝塚(花組)


映画館だから音が良く、
ルドルフとマリーの息づかいがはさっかり聞こえる。
言葉にはならない、声。
衣装の細部もよく見える。

西洋のどこのどの時代か忘れたけど、
髪を結い上げるのは大人や既婚なんだよね。
マリーが最後だけ髪を結っているのは、そういうことかな。

個人的には「2人の悲恋」ではなく、
「ルドルフの物語」に寄っているし、
ルドルフが死ぬことありきなのは、
柴田作品から逸れているように思うけど、
しかし、それはそれとして、
ルドルフの気持ちの流れをカレーがくっきり表しているので、納得はする。
そして、似合っている。
悔しいぐらいに。

かくれんぼの場面、
わずかに見えるマリーの指をツンツンするルドルフ。
可愛い。

死の床で、マリーの涙を拭うルドルフに泣く。


ショー。
ロケットS「東京千秋楽!」
中華でほのかちゃん「千秋楽」
マイティ「花組愛してます」「いままでありがとうございました」かな。逆かな。

カレーからマイティへ、胸にお花。
退団みたいな雰囲気。(組み替えです)

組長が退団者のメッセージを読み終わったところで出ました。
続きはタカニュ!


【追記】
修道院送りは死刑と同じ、という知識は
宝塚観劇で得ました。
建物内で死ぬまで幽閉も同然なので。
「皇帝が運命を決めた」というのもその意味かと。
ルドルフは自分の行動がマリーを実質的な死に追い込んだとの自責があり、
マリーがこれから死も同然の人生を送るからこそ
「お前も一緒に来るか?」と聞けたのではないかと。
自分が死んだ後に、若いマリーが青春のきらめきの中で生きられるのなら
マイヤーリンクへは誘わなかったと思います。

「仮面のロマネスク」のトゥールベル夫人が
自ら修道院に入ったのは、キリスト教徒は自殺ができないから。
自殺に最も近い行為になるらしい。

だからこそ「マノン」で、マノンはあんなに必死に逃げるのよね。


良家の少女が嫁入り前の教育で入るのは
また別な話ね。


あ、あと!
マリーと出会うときの皇后の衣装って、
誰かの「エリザベート」の衣装な気がする。
あの型はあまりない。
時代考証的に正しいとはいえ、
他作品同役の衣装は宝塚ならでは。
他組全ツ版は違うと思う。
あくまでも私の記憶だけど。

タモのルーでも
渚あきちゃんのエリザベートが
おそらくあやかの病院訪問の衣装を
来ていたと思うよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする