きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

9/14めも

2019年09月14日 | 小山卓治


「負けないで」が力強かった。
「ひまわり」の音色が美しい。

Dr.ベチコの診断は「それでこそ都会人」

「世界はすばらしい」で
ベチコが客席に乱入。

モアアンコールはノープラン。
「NYNY」と発表されると
大拍手の客席。

暖かい空気に満ちたライブでした。


新妻期間が過ぎただの人妻となったベチコは
京成電車の各停と特急を乗り間違え遅刻気味で
モノレールに乗れずユーカリが丘駅からは徒歩。
衣装は黒地に白馬。
前回モノレールは二駅しか乗れなかった小山さんは
満を持して一周したとのこと。

前回食事ができなかったので
今回は腹具合を調整して臨みました。
塩麹やきそば。

揚げ玉入り。
美味しかった!

店内。
そばこちゃん達に混じるクマ。


小山さんのサイン。


壁。


ステージのプレスリー熊とスナフキン。


終演後の空には満月。
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「切られ与三郎」(市川雷蔵祭@角川シネマ有楽町)

2019年09月14日 | 映画


前に見たときも思ったけど、
この暗い因果まみれの世界がなぜ、
死んだはずだよ お富さん」なんて
明るい曲調になるのだろうか。

顔に傷があっても美しい与三郎だが女運がない。
最初から真面目にやってれば、、、

しかし淡路恵子のお富は婀娜っぽく、
かつらの中村玉緒は直情的で、
富士真奈美のお金はいじらしい。
まあ、仕方がないわなあ、と
なんだかいろいろ納得する。


終映後は中村玉緒トークショー。
以下、汚い字からメモ起こしで。

雷蔵とは幼馴染。
歌舞伎座公演のとき、
歌舞伎座内には宿泊施設がないので
役者の家族は新橋演舞場(?、近く?)に泊まっていた。
雷蔵とは子供の頃からそこに泊まっていた。
あるとき尻をバーンと叩かれ「布団が入っているのかと思った」
(そういうことを言われるくらい
 気の置けない仲だった。)

初めて海外に行ったとき、
手紙を出したのは雷蔵へだった。
「もしかして好きだったのかしら?」
テレビ企画で雷蔵の家に行ったとき
「あの辺を広くしたい」と言われた。
あれも遠回しの・・・?と、
言いつつ、
「肉体関係はございません」と、きっぱり。

自分が結婚したとき雷蔵から
「なんで勝っちゃんみたいな人と結婚したの?」と言われた。
殺陣師からも「本当は雷蔵の方が好きなんだろ?な?」などと言われた。
のちに赤木春恵さんから、
雷蔵は早く亡くなり、勝新もいろいろあったから
「どっちを選んでもね」と。

二人とも独身のとき、
雷蔵の付き人と玉緒の付き人が結婚することになったので、
独身同士で仲人になった。

大菩薩峠は三隅監督。
いいできだとハイテンションで「キャー(ット)!」、
ダメだと暗く短く淡々と「カット」、
竜之介にお浜が願いに行く場面は長回しなのに10テイク。

お浜は悪女で演じた女優のその後も良くないジンクスがある。
雷蔵版も違う女優の予定が降板。

しかし!この作品で受賞。
(いまの映画関連の賞は1作でも出るけど、
 昔は2〜3作が必要。
 自分のブルーリボンも、大菩薩峠、炎上、与三郎で受賞。)
父も褒めてくれた。

雷蔵と勝新は役者としてのタイプが違うので
喧嘩することはなかった。
雷蔵は台本をピシッと覚えてきて、
撮影所に入るときに台本を持ってこないことも。
自分はギリギリ。
勝新は撮影現場で変える。

雷蔵が亡くなったのは祇園祭の日。
いまでも祇園祭で雷蔵を思い出す。

当日は勝新が仕事先から玉緒に電話。
「雷ちゃんが死んだよ。僕は行けないから、行ってくれ」

当時の時代劇、殺陣は真剣に。
狂四郎などで剣を鞘に収めるとき手を切り血が出たけど、
雷蔵は「痛い」と言ったことがなかった。

とある現場で雷蔵の木刀が斬られ役たちの身体に入りまくり。
代表して勝新が抗議したら、
近眼の雷蔵は木刀が入ったのが見えてなかった。
教えてくれた勝新に感謝した。

雷蔵は多忙で、京都で自分たちと撮影し、
東京で山本富士子と撮影し、
行って帰っての日々。
東京で買った煎餅を土産でくれた。
雷蔵も薬を飲むとき少しずつ食べていた。
(※話のかんじだと、醤油煎餅は京都ではあまり売っていなかった??)

勝新の話。
雷蔵と勝新は出身が違うので最初はギャラに差があった。
勝新が社長に抗議。
いくらあげて欲しい?と聞かれたので指を広げてみせた。
50万円のつもりだったが、500万円上がった。
当時の自分は5万円。
電車通勤が嫌なのでタクシーに撮影所に行ってたら足が出た。

以前タクシーに乗ったらタクシー代を受け取ってもらえなかった。
「むかし勝さんから初乗りの距離なのに
 タクシー代で一万円いただいたことがあるので」
自分はお金には恵まれなかったが、人には恵まれた。

司会の映画評論家の方から。
雷蔵について勝新にインタビューを申し込んだ。
10時〜11時の予定が、
お昼の出前を頼んだからと延び、
夕食を予約したからと延び、
終わったのが夜。
それくらい雷蔵の話をするのが楽しかったのだろう。

玉緒の父は麻雀好き。
好きな手があるが、
それを知っている勝新が妨害してなかなか上がらせないときがあった。
理由は「なかなか結婚を認めてくれなかったから」

玉緒の父は背広を着ていても女形の歩き方だった。

さんまについて、「噂になった人とは結婚しません」


詳しく正確なところは別でご確認ください。

玉緒ちゃんは高齢ということもあり、
同じ話を三度ぐらいすることが多々ありましたが、
雷蔵が好きなこと、
勝新を愛していることが伝わってきました。

雷蔵に孫がいるのをすごく羨ましがっていました。
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