入場者特典欲しさに行っちゃった!
ポイントで無料だったし!
例えば杉下右京さんが警察を辞めたとしても
海外でテロリストの戦術顧問になることはないし
敵をばかすか殺すことはない。
警察組織にいて市民の安全を守るために
止む無く犯人を射殺するのと、
敵認定をした人達をためらいもなく大量に殺すのは
全く違うと思うので、
映画版の狡噛さんの行動は理解できない。
でも、銃をカッコ良く乱射する人を描きたいのは
製作者側のロマンだから仕方がないんだろうな。
「図書館戦争」でも国内で銃を合法的に撃つための設定を作って
ファンタジーを上手く紡いだなあと思ったけど、
今回も似たような気持ちを持った。
ただ、朱ちゃんの理念がブレないので、
もういいか、ってかんじ。
一番重要なのはそこだからね。
正直なところ「組織の中の執行官」という立場だからこその萌えがあるわけで、
制約のない自由人ってのはなんだかな、と思うわけです。
続編とか第3期があっても、狡噛さんを絡めるのは難しいかなあ。
コウアカ、ギノアカ、コウギノの同時進行って
秋里和国でそんな話があったよな、と、そちらもムラムラ。
王政反対派が軍事クーデターを起こし、
その後の政権の移り変わりとともに虐殺と長期に渡る内戦が続き、
最終的に民主的な選挙で選ばれた元首がかつての国王、
という事例が実際にあるから、
映画の舞台となったSEAUnにも平和が訪れ
狡噛さんが不要になる日がくるよね、きっと。
ところで、なにを罪とするかは
国や宗教によってかなり違ってくると思うけど
「シビュラシステムの輸出」はどこまで適用できるのかな。
最大公約数になるのか、
日本の倫理に世界が従うようになるのか。
どちらなんだろうね。