きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―/PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―(東京1回目)」宝塚宙組

2015年01月15日 | 宝塚(宙組)


ムラ公演に比べると、前半の暗転が早めに切り替わるようになったのかな。
いくらかテンポが良くなった。
でも後半はやっぱり暗転が多すぎるのが目立つ。
後半のストーリーは削りに削ってこれ以上動かせないんだろうな。
描きたいことを盛り込みすぎて、最後の唐突さは変わらず。

薄っぺらい脚本だけど、
役者の力技の熱演でだいぶアクセントが出てきた。
リリホルン自殺阻止、幼馴染との訣別など、
テルは静かな口調の時に滲み出る揺るぎない信念と熱い情熱が良いね。
まなともだいぶ凛々しくなってきた
2人の場面は見応えがあった。

キタロウがやっぱり儲け役。
離反の心情もわかりやすい。
つまりは変質的な愛なのだな。

それだけに都合の良い王妃のみりおんが哀れでならない。
うららの寡婦も後半の出番はいらないよなあ。

あと、エクスカリバーの場面は全くいらないと思う。
最初と最後を神話にしたいのはわかるけど、
近代の幕開けの時代に、
「伝説の剣を手にしたから真の王だ!」
と言われても困るよなー。
あそこは悪摂政の汚職の証拠を持って来たニルスに
助けられるんでいいんじゃないのか。

耳になじまない人名が多いので
組ファンでないものからすると
家臣達の見分けが付かず
あとから調べようも無かったです。

芝居の指揮は寺嶋先生でした。


ショーの指揮は御崎先生。
ハイテンションでこのショーにぴったり。

このショーは傑作ではないしアパショっぽいけど、
目に華やかで良いと思うよ。

ムラ1階後方より東京2階の方が音響が良いようで
ムラより歌詞が聴き取れたよ。

サヨナラ仕様の場面でジーンと来るわ。

うむ、それにしてもスッシーの格好良さは大反則だな。

カイちゃんも頑張っているけど、
キタロウの方が真ん中が合うんだよなあ。
歌はボロボロだけど華やかで目を引く。
なんで新公主演しなかったんだろう、
と思ったけど、そりゃアレだ、
同期のテルが路線だったからだ。

テルみりがないわけじゃないけど、
基本はテルキタ&まあみりでしたな。


「白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―」宝塚宙組 2015-01-15
公演限定デザート「白夜のチ~ズかい?」(410円)

白夜、そして卒業をイメージした気品溢れる白を基調にしたデザートです。
レアチーズムースケーキをベースに、チーズスフレケーキ、
ホイップチーズケーキを乗せ、ホイップクリームにキャラメルソースとナッツをトッピング。
味も食感も異なるこだわりのチーズケーキを贅沢に使用した、濃厚なデザートです。

すごく美味しかった!
適度にチーズのコクがあり、数種のチーズケーキの競演が贅沢。
それぞれが美味しくなおかつ喧嘩せず。
特にレアチーズムースケーキが美味しかったです。


正月公演でしたので劇場1階に門松出現。
コメント
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