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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「渇き。」

2014年06月28日 | 映画
前評判通りつまらなかった。
下妻松子パコ告白が良かったから
自分の目で見ないと、と思っていたので
後悔はしてないけど、
でもつまらなかった。
風呂敷を広げっぱなし、
役所さんの狂気の演技が上手いでしょの押しつけ、
ヒロインは表情は良いけど喋りは棒。

あと、わざと、狙って、なのはよくわかるけど、
ガチャガチャしすぎ。
整理されていないもどかしさで人間の狂気や
壊れている世界を表したいんだろうけど、
それでももう少し初めてこの作品を見る人に
筋を教えて欲しい。
120%説明して、とは言わないからさ。
小娘が闇の世界の大物に近づけた理由もわからない、とか、
もうちょっと描いて欲しかったけど
「父親の目から見た」ら
あんなかんじなんだということなんだろうけど
でもやっぱり説明不足だよね。
ヒロインは可愛いと思うけど
監督さんが思うほど
周囲に惚れられるようには見えないんだなあ。
新人さんだけに、演技力が足りないかんじ。

たまたま舞台挨拶付きの回に行ったんだけど
監督さんは「今までは細かく演出してきたけど
今回は役者さんにかなり自由に演じてもらった」って言ってた。
それはベテランさんにはいいと思うけど
新人さんにはもっと作為的になるぐらい演出しないと
この世界を表現するのは無理だったんじゃないかな。
中年男性なら、ヒロインの無垢で魔性で、が、わかるのかな。
私には、そこまで周囲から愛される部分と、
「そこまで」男に尽くす情けの深さの部分が
彼女からは感じ取れなかった。
彼女自身(中の人)は良い人だろうな、
というのが透けて見えちゃった。

暴力のグロさとか
若者の残忍さとか、
クドいけど、ある意味、ありきたりかな、
って気がした。

音楽やダンスも前ほど効果的ではなかった。

この監督さんだから、
もっと深く、この先に、
ガツンと来るものがあるはず、
って期待が大きすぎたんだな。
全勝、ってわけにはいかないんだね。


あと、キャスティングがなあ。
出番がこれだけってことはないでしょ的な人がいるのはなあ・・・。
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「ベルサイユのばら―オスカル編―」(宝塚宙組)

2014年06月28日 | 宝塚(宙組)
今回は東京Bパターン初日。
役替わりは
 アンドレ:緒月遠麻
 ジェローデル:朝夏まなと
 アラン:七海ひろき

従来の版にいろいろ手直しが入っていて
半端に現代的で理詰めの部分があり、
安っぽい正義感にイライラする。
話を論理的にしようとすると、
かえってオスカルが自分勝手な我儘娘になる不思議。

オスカルに自我が無く、
強い民衆の意見に流されているようにも見える。

そういった市民との対立、というより
市民からの洗脳に時間が割かれてしまい、
「オスカルがバスティーユ攻撃に参加する動機を描く」
という一点のみなら納得できなくもないけど
ジャルジェ将軍があれだけナレーターに徹して
男が欲しかったのに、と言っているのに
その辺りについてはオスカル自身にあんまり葛藤が無い印象。

テルのオスカルのビジュアルはとても美しい。
美しいだけに、女にしか見えない。
軍人としての強さの部分が見えにくい。
特に今回はW2番手としたため
アンドレに支えられる部分が薄くなったために
ひたすら美しく、でも、それだけ、になってしまい、惜しい。
こういう役だとフニャフニャしている部分が際立つ。
バトラーとか、男臭い役の方が合うなあ。

アンドレはキタロウ。
まさか銀橋をこんなに何回も1人で渡る日が来ようとは。
スペシャル過ぎる扱いは、胸熱を通り過ぎて、むしろ恐怖。
Aパターンは見てないんだけど、
もう一人のアンドレ、今回はジェローデルのまなとと並ぶと
キタロウは庶民で、まなとは貴族なので
バランスは良いかも。
キタロウの影に生きる雰囲気と、
他人の物になるなら殺ス!って変質的な愛が
実に似合っている。
今宵一夜の二人の絵面も良い。

まなとはスマートなお貴族様。
「家柄が良い」に納得。
オスカルを殴らないのは良いね。
歌もかなり良くなった。

カイちゃんはシャープな顔立ちでかっこ良くなっていた。
スカーレットは台詞を言うのに精一杯だったけど
大きい役を経験したからこその芝居になっていた。
(外部出演もいい経験になったかな)
ただ、開襟じゃないのは、どういうことか。
なんだか荒くれ度が下がり、真面目な優等生みたいだった。
従来のアランは愛ちゃんのアルマンの方が近いかも。
前半は開襟だし。←こだわる

退団のちーちゃんはベルナール。
民衆の真ん中なので、ベルばらの中では大きい役。
これが最後かと思うと寂しい。
みりおんはロザリーで可愛らしいけど出番が少ないんだよね-。
もったいない。
れーれのルルーは普通に子供だった。
せーこのドレスの着こなしは美しい。

芝居は、舞台転換のためとはいえ
無駄な場面が多い。
幕前でダラダラ話して歌っているだけの場面は
もっとなんとかならないものか。

しかしシンジくんですべてが吹っ飛ぶ。
まさか、羽ばたくとは!
大満足。

と、一幕終わりに納得したのに
二幕の終わりはオスカル1人。
大きい白薔薇のセットの中で
天使に囲まれて歌って終わり。
ガラスの馬車は?アンドレは??
なんなのこの終わり方。
ガラスの馬車がBestではないけど
1人で幕はないよねー。

で。
フィナーレ。
幕が開くと
(1)まなとが赤い服で男役を引き連れて踊る
(2)キタロウが青い衣装で 数組のカップルと踊る
(3)みりおんが白いドレスで娘役たちと踊る
(4)まなと&テルが加わり3人でトリコロール
(5)男役を引き連れたテルの薔薇ダン。ビジュアルは山本リンダ
(6)ロケット
(7)娘役を引き連れたテルの踊り
(8)娘役が抜けてテルともう一人男役がねっとりガッツリ踊る
(9)テルみりのデュエットダンス
(10)テルと男役の踊り
って流れだったと思います。
(ロケットの位置があやふや。記憶違いならごめんなさい)

と。
2時間40分中2時間20分は
「女に生まれながら男として育てられるも
 最後は女の幸せを知って死んだ」って芝居だったのに、
残りの20分は
「ホモです。女はいりません」ってショーで、
萌えより唖然。
しかもテルキタ。
娘1や2番手(おそらく次期トップ)を差し置き
番手の壁を乗り越えイチャイチャ。
なんなんだ?
見たときは、ほんと、
( д)  ゜ ゜
目玉ポポポーーンでした。
この日は早起きで超眠たかったため
夢でも見たのかと思ったけど、
どうも(8)はテルとアンドレ役の踊りで、
通常テルは娘役っぽいビジュアルだそうです。
それが、東京に来てからのBパターンのいくつかの公演に限り
バッチリ男役の黒タキシードで踊るようです。
元の振付が大人な男女の踊りのところ
黒タキシードの男2人で踊れば、そりゃホモですわな。

さらには、女と踊るも、あっという間に女は去り
男を侍らせて踊るという流れに、
上記のような感想を持つに至ったわけです。
特に、(8)の踊りはネットリがっつり濃く、
(9)は「義務ですから仕方なく」の
あっさり感が漂っていたので
なおさらそう思えてしまったのでした。

もっとみりおんとガッツリラブラブに踊れば、
とも思うのですが、
みりおんがエトワールで歌うためには
あれが精一杯なんでしょうね。

に、しても、テルキタだよ。
ヤンミキとかマミリカとかおさあさとか、
もともとコンビ売りしているトップ2番手コンビなら・・・、
いや、しかし、デュエットダンスの場面であれはなあ。
番手を越えられないのが宝塚なのに。
新公主演もバウ主演もしていないキタロウが
ヤン提督の時に銀橋を半分渡っただけでもミラクルだったのに
(まさに運が良い「ミラクル・ヤン」だったのに!)
こんなにあっさり番手の壁やら慣例を越えられるのかあぁ。
月組なんて新公主演者が足踏み状態なのになああああああ。
ちょっとモヤモヤしてます。
テルみりが普段ラブラブなカップルなら
1作ぐらい変化球があるのも良いですが
せいぜい全ツのうたかたぐらいだから
余計にモヤモヤ。

今回は阪急交通社の貸切で、司会はあかし(はやや)でした。
同期同士の今宵一夜が正視できなかったみたい。

指揮は一幕は伊澤先生、二幕は清川先生でした。
前にも思ったど、ベルばらだとオケの皆さんの気合いが違うのかしら。
特にピアノとトランペットが迫力でした。


公演限定デザート「心の白薔薇 愛のジュレ」(410円)

今回の公演限定デザートは「タカラヅカ スカイ ステージ」の番組『特命☆すみれリサーチ』で、
花組の水美舞斗さんと真鳳つぐみさんが命名されました。
ぶどう風味のゼリーに白桃でつくったばらをローズ風味のゼリーでとじこめた、
ベルサイユのばらの世界をお楽しみいただけるデザートです。

味のまとまりは良い。美味しい。
桃は公式HPの写真ほどは黄色くなく、まさに白薔薇。
ただ半端な長さが半端に重なっているので食べにくい。
(メニュー名は最後にハートマークが付きますが
 文字化けしそうなのでここでは省略します)
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「新宿駅メトロプロムナードジャック」

2014年06月28日 | タイバニ
7月に発売されるRisingのCD&Blu-rayの宣伝が
新宿駅の東口から西口に行く通路に出現!
駅利用者の通行の邪魔にならないよう
早朝に撮影に行って来ました。

全体像はこんなかんじ


柱だけでなく、壁にも!




柱のイラストはTV版ヒーロー8人に
ライアンとルナティックが加わり、計10人。
全身像は公式等にも出ると思うので
ここでは三代目とのツーショットを。





















壁のガワともツーショットだい!


天井の吊り物は2人で1枚。
意外な組み合わせになることも。




桂先生のイラスト版も美しい。



すごく楽しかった!
幸せでした~
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