きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「遙かなるふるさと 旅順・大連」

2011年07月25日 | 映画
記録映画作家の羽田澄子氏が
生まれ故郷の中国東北部を訪ねるシネエッセイ。

1926年に大連で生まれた羽田氏は
幼少期に一時日本に戻るも
父の転勤に伴い旅順に行く。

ながらく旅順は軍港だったため
外国人の立ち入りはできなかったが
最近の開放政策で、外国人観光客の受け入れも始まり
羽田氏は生まれ故郷を訪ねる。

シネエッセイ、と銘打たれているとおり
特にドラマはなく、
たんたんと、当時の彼女の思い出と
現在の街並みが映ります。

中国で、ロシアが街を作り、日本が租借し、ソ連が侵攻し、中国に戻る。
複雑な歴史の街。

昨年の旅行で行ったので
 
 → 旅行記はここ

目新しさはないものの
ああ、見たよ、この景色、と
ちょびっと懐かしかった。

あの時代は、日本、だったんだな。
実感。

羽田氏が懐かしく思うように。
ソ連にとっても「我が町」だったんだな。
そのことも良くわかった。
コメント
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