明日から旅行なので
簡単にメモ。
ヴィシは「毒婦」だった。
妖艶とかヴァンプとかよりも
「毒婦」
いつもの生々しさは、案外なかったけど
毒々しさ倍増で、とても良かった。
コルプは、奴隷。
愛妾と奴隷、という立場は崩れなかった。
「愛」が入り込む隙は無かった。
それがすごく良かった。
奴隷は「物」であり「道具」であると思ったけど
愛妾自身もそうだとわかって、死んだのかな。
オブラスツォーワは清々しかった。
ロブーヒンはちょっともっさり気味?
でも、この版の王子には合っていそう。
テリョーシキナは、ワガノワの系譜の最下級生って印象。
クナコワに似てる、と思う。
イワンチェンコともども、ドラマティックだった。
サラファーノフは、さすが!
どんなに跳んでも回っても、
気品が損なわれることがない。
これが「(元)帝室」の底力なんだよね。
逆にソーモワは、どんなに身体能力が高くても
芸術性は比例しない例だね。
「瀕死」は、命の炎が燃え尽きる過程、ではあるけど
もっと、こう、もがき苦しんでいる。
痛々しくもあるけど
彼女の年齢なら、むしろこれが相応しい。
生きることを諦めたくない白鳥だった。
これはこれで、いいと思う。
「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」。
お財布事情で2公演しか見られなかったけど
ロパートキナを、これと白鳥全幕にしたのは
とても正しかった、と自分を誉める。
こういうこともできる人だったんだ、彼女。
とてもとても素晴らしい。
技術だけじゃない。
「間」がいいんだよね。
すばらしいコメディエンヌだ。
コルプってさー。
実は、女に振り回されるのが合っている?
ナルシストというより、M気質?(←踊りの方向性としてだよ)
「海賊」はなんちゅーか。
ここだけ見ても、って気も
ここだけでも見られて、って気も。
テリョーシキナは上体の使い方が優雅だ。
コルスンツェフは頼れる男だった。
誰が寄りかかっても微動だにせず支えてくれそう。
誰でも包み込めそうな包容力がある。
シクリャローフは、不思議な雰囲気。
どことなく妖しく、でも硬質。
とりあえずー。
≪シェエラザード≫ [45分]
音楽:ニコライ・リムスキー=コルサコフ
振付:ミハイル・フォーキン
振付復元:イザベル・フォーキン,アンドリス・リエパ
装置・衣裳:アンナ・ネジナヤ,アナートリー・ネジニー
シャリヤール王 : ウラジーミル・ポノマリョーフ
王の弟 : カレン・ヨアンニシアン
宦官長 : ロマン・スクリプキン
ゾベイダ : ディアナ・ヴィシニョーワ
黄金の奴隷 : イーゴリ・コールプ
オダリスク : アナスタシア・ペトゥシコーワ
: エフゲーニヤ・ドルマトーワ
: リュー・チヨン
[休憩 20分]
≪シンデレラ≫ 第2幕のパ・ド・ドゥ [8分]
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ/振付:アレクセイ・ラトマンスキー
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ ミハイル・ロブーヒン
≪ロミオとジュリエット≫ バルコニーの場面 [8分]
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ/振付:レオニード・ラヴロフスキー
ヴィクトリア・テリョーシキナ エフゲニー・イワンチェンコ
≪チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ≫ [10分]
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/振付:ジョージ・バランシン
アリーナ・ソーモワ レオニード・サラファーノフ
≪瀕死の白鳥≫ [4分]
音楽:カミーユ・サン=サーンス/振付:ミハイル・フォーキン
ディアナ・ヴィシニョーワ
≪ザ・グラン・パ・ド・ドゥ≫ [9分]
音楽:ジョアッキーノ・ロッシーニ/振付:クリスティアン・シュプック
ウリヤーナ・ロパートキナ イーゴリ・コールプ
[休憩 20分]
≪海賊≫ 組曲 [35分]
華やぎの国~メドーラのヴァリエーション~オダリスク~パ・ダクション~コーダ
音楽:アドルフ・アダン,ほか/振付:ピョートル・グーセフ
装置:テイムラス・ムルヴァニーゼ (補佐:ミハイル・シシリヤンニコフ)
衣裳:ガリーナ・ソロヴィヨーワ
メドーラ : ヴィクトリア・テリョーシキナ
コンラッド : ダニーラ・コルスンツェフ
アリ : ウラジーミル・シクリャローフ
ギュリナーラ : エフゲーニヤ・オブラスツォーワ
オダリスク : マリーヤ・シリンキナ
: ヤナ・セーリナ
: エリザヴェータ・チェプラソワ
指揮 : パーヴェル・ブベリニコフ 管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団
簡単にメモ。
ヴィシは「毒婦」だった。
妖艶とかヴァンプとかよりも
「毒婦」
いつもの生々しさは、案外なかったけど
毒々しさ倍増で、とても良かった。
コルプは、奴隷。
愛妾と奴隷、という立場は崩れなかった。
「愛」が入り込む隙は無かった。
それがすごく良かった。
奴隷は「物」であり「道具」であると思ったけど
愛妾自身もそうだとわかって、死んだのかな。
オブラスツォーワは清々しかった。
ロブーヒンはちょっともっさり気味?
でも、この版の王子には合っていそう。
テリョーシキナは、ワガノワの系譜の最下級生って印象。
クナコワに似てる、と思う。
イワンチェンコともども、ドラマティックだった。
サラファーノフは、さすが!
どんなに跳んでも回っても、
気品が損なわれることがない。
これが「(元)帝室」の底力なんだよね。
逆にソーモワは、どんなに身体能力が高くても
芸術性は比例しない例だね。
「瀕死」は、命の炎が燃え尽きる過程、ではあるけど
もっと、こう、もがき苦しんでいる。
痛々しくもあるけど
彼女の年齢なら、むしろこれが相応しい。
生きることを諦めたくない白鳥だった。
これはこれで、いいと思う。
「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」。
お財布事情で2公演しか見られなかったけど
ロパートキナを、これと白鳥全幕にしたのは
とても正しかった、と自分を誉める。
こういうこともできる人だったんだ、彼女。
とてもとても素晴らしい。
技術だけじゃない。
「間」がいいんだよね。
すばらしいコメディエンヌだ。
コルプってさー。
実は、女に振り回されるのが合っている?
ナルシストというより、M気質?(←踊りの方向性としてだよ)
「海賊」はなんちゅーか。
ここだけ見ても、って気も
ここだけでも見られて、って気も。
テリョーシキナは上体の使い方が優雅だ。
コルスンツェフは頼れる男だった。
誰が寄りかかっても微動だにせず支えてくれそう。
誰でも包み込めそうな包容力がある。
シクリャローフは、不思議な雰囲気。
どことなく妖しく、でも硬質。
とりあえずー。
≪シェエラザード≫ [45分]
音楽:ニコライ・リムスキー=コルサコフ
振付:ミハイル・フォーキン
振付復元:イザベル・フォーキン,アンドリス・リエパ
装置・衣裳:アンナ・ネジナヤ,アナートリー・ネジニー
シャリヤール王 : ウラジーミル・ポノマリョーフ
王の弟 : カレン・ヨアンニシアン
宦官長 : ロマン・スクリプキン
ゾベイダ : ディアナ・ヴィシニョーワ
黄金の奴隷 : イーゴリ・コールプ
オダリスク : アナスタシア・ペトゥシコーワ
: エフゲーニヤ・ドルマトーワ
: リュー・チヨン
[休憩 20分]
≪シンデレラ≫ 第2幕のパ・ド・ドゥ [8分]
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ/振付:アレクセイ・ラトマンスキー
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ ミハイル・ロブーヒン
≪ロミオとジュリエット≫ バルコニーの場面 [8分]
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ/振付:レオニード・ラヴロフスキー
ヴィクトリア・テリョーシキナ エフゲニー・イワンチェンコ
≪チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ≫ [10分]
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/振付:ジョージ・バランシン
アリーナ・ソーモワ レオニード・サラファーノフ
≪瀕死の白鳥≫ [4分]
音楽:カミーユ・サン=サーンス/振付:ミハイル・フォーキン
ディアナ・ヴィシニョーワ
≪ザ・グラン・パ・ド・ドゥ≫ [9分]
音楽:ジョアッキーノ・ロッシーニ/振付:クリスティアン・シュプック
ウリヤーナ・ロパートキナ イーゴリ・コールプ
[休憩 20分]
≪海賊≫ 組曲 [35分]
華やぎの国~メドーラのヴァリエーション~オダリスク~パ・ダクション~コーダ
音楽:アドルフ・アダン,ほか/振付:ピョートル・グーセフ
装置:テイムラス・ムルヴァニーゼ (補佐:ミハイル・シシリヤンニコフ)
衣裳:ガリーナ・ソロヴィヨーワ
メドーラ : ヴィクトリア・テリョーシキナ
コンラッド : ダニーラ・コルスンツェフ
アリ : ウラジーミル・シクリャローフ
ギュリナーラ : エフゲーニヤ・オブラスツォーワ
オダリスク : マリーヤ・シリンキナ
: ヤナ・セーリナ
: エリザヴェータ・チェプラソワ
指揮 : パーヴェル・ブベリニコフ 管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団