きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ゼブラ」

2009年06月24日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
向田邦子の「阿修羅のごとく」を下敷きにした作品です。
(チラシには「向田邦子生誕八十周年」とあります)
ドロドロさはあまりなく、
かなりのコメディタッチ。(でも、笑いに走りすぎることはない)
それでいて、なぜだか涙が出てくる場面がありました。
休憩無しの2時間で、寝ちゃうかな~、と思いましたが
最後までバッチリ楽しませていただきました。
檀ちゃん目当てでチケットを取ったもんで
見る前はそれほどテンションは高くなかったんだけど
最後は大満足。

四姉妹は、、、
 長女:斉藤由貴
 次女:星野真里
 三女:山崎静代
 四女:大沢あかね
斉藤由貴は、いい具合に年を取ったなあ。
おばさんだけど、おばさんじゃない。
演技が上手い、ってわけじゃないんだけど
役を自分に引っ張ってくるタイプだよね。
「なんの因果かマッポの手先」の台詞回しには
原作ファンだけに涙したけど
いい女優さんになったもんだ。
(「ファンロード」に投稿してたっけ???)
次女の星野さんは、まずは急な代役お疲れ様。
この世界には、正しいことと悪いことしかない
(どちらかに必ず別れる)って思っている。
その正義感は、時々鬱陶しいところが
良く出ていました。
台詞回しはちょっと平坦なんだけど
それが次女の硬質な部分にマッチしてました。
ただ、まだまだ若いよね~。
檀ちゃんだと、もうちょっと「嫁き遅れ」感が出たんだろうなあ。
星野さんだと、まだまだイケそう。
三女の静ちゃんは、とにかく存在感が凄い!
身体もデカイ!!!
台詞がやや不明瞭なんだけど
そんなことは気にならない。
とにかく強烈なキャラだった。
四女は大沢あかねちゃん。
こちらの台詞は明瞭で、聞きやすい声だった。

四女の幼馴染みはカラテカの矢部。
それを含めて、舞台経験が余りない人が多く
どうなることだろう、と、ちょいと心配でしたが
実際に見ると、どの出演者も役にハマってました。

三女の婚約者役のゆうぞうお兄さんが
すごかったなー。
「間」がなんとも言えない。
すばらしい!

「桃」がビックリだったな。
いろんな意味で。

もうちょっとで終わっちゃいますが
機会がある人は見てみてください。
コメント
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