きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ドラキュラ伝説」

2008年06月15日 | 紫吹淳(リカちゃん)
ロンドンに住むミーナは、毎晩同じ夢を見る。
見知らぬ男性が夢の中に登場するのだ。
しかし、恐くはなく、どこか懐かしいと
友人のルーシーに打ち明ける。
ある時、ミーナはその男性と街で出会う。
その男性は実は・・・
400年前、病気で死んだ妻・アマンダを蘇らせるため
悪魔メフィストフェレスと契約したドラキュラ伯爵だった。
しかし伯爵の祖父によって本に封じられたメフィストフェレスは
その願いを、
伯爵が吸血鬼になることと、
そしてアマンダは「いつの日か生まれ変わる」
として実行する。
トランシルヴァニアで待ち続けても
アマンダが見つからないことに業を煮やした伯爵は
ロンドンへ移り住んだのだった。
ドラキュラ伯爵とミーナは心を通い合わせていく。
だが、ドラキュラ伯爵に妹を殺されたヘルシング教授が
彼を追ってロンドンにやって来た。
ルーシーもドラキュラの眷属の手にかかり・・・。


健さんにたまきさんにリカちゃんに綜馬さんにおみつに大澄さんに、
といろんな人に見せ場を作った結果、
ちょっと散漫になってしまった印象。
健さんのスター性を生かす芝居にするのか、
それをちょっと封印しても芝居に筋を通すのか、
決断しきれなかったように見えました。
藤井くん、トップを生かし切れないんじゃ、
大劇の芝居デビューは、まだ無理だね、と思っちゃいました。
ドラキュラとミーナ、
特にミーナがドラキュラに惹かれていく過程を
もうちょっと描くべきだろう。
なんだか、婚約者を振るのが唐突すぎ。
そういう男なのも後半でいきなりかかれるし。
宝塚なら、トップとヒロインが恋に落ちるのが当たり前だとしても
宝塚じゃないんだから。
もうちょっと必要だろう、話が。
ルーシーの出番を削ってでも
そういう話を作るべきだったと思うわ。

健さんのスター性はさすがとしか言いようがない。
歌唱力なんてどうでもいいのだ。
舞台に立っていることで、なにもかにもに説得力がある。
アマンダを、ミーナを大事に思う心、
それが伝わればいいのだ。
剱持さんは、可愛いね。
ちょっと高音が厳しい???
リカちゃんは衣装替えは多いし、
踊りもちょっとあるし、
脚が見える衣装もあるしで、
ちょっとお得。
前より台詞回しにクセがなくなったかな?
歌もなめらかだったと思います。
音域が合っていたのかな。
おみつのがとってもお茶目で。
綜馬さんの歌声が素敵で。
園岡さんも迫力があって。
大澄さんは歌が良くなっていて。
各人が良いだけに、健さんのスター性以外の求心力が
ちょっと足りなかったのが残念。
コメント
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