きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ルビー・カイロ」ヴィゴ強化週間2-2

2005年07月31日 | 映画
  航空貨物輸送会社を運営し、自ら飛行機を操って荷物を運ぶジョニー・ファロ(ヴィゴ)の遺体の一部が妻ベッシー(アンディ・マクダウェル)の元に送られてきた。ジョニーはメキシコで墜落し死んだのだという。ベッシーはメキシコに赴き、焼死死体の夫の遺体を埋葬。だが、夫の会社から複数の偽名口座を発見され、その謎を追っていくうちに、夫は生きていると確信する・・・。
 ネタ的には土ワイみたいなもんです。謎解きよりは観光映画って気もします。生活に困った妻は夫の偽名口座を次々と解約して現金を得るのですが(当時のレートで総額約1億円)、本人確認無しであんなに簡単に解約できるのかな~、とか、夫の裏商売=化学兵器の密輸って実際に何処にどうやって売っているんやら雰囲気だけで全然わからん、とか、組織の金をくすねて、それが組織の人間にバレバレなんだから、ヒロインが持ち逃げできるわけないだろう~、良くて現金回収、普通ならヒロイン&子供を売りとばし、悪くすれば家族全員口封じだよなあ。それが脳天気に、大金せしめて、ヤクザな夫とおさらばできて、旅の途中で知り合った知的な男(リーアム・ニーソン。素敵なおじさま。けど、これだけかい?ってな役どころです)と良い関係になりそうで終わるのは、もう笑うしかないっす。お気楽、極楽です。自分を騙していたことを夫に怒るのなら、夫が自分を騙して犯罪に手を染めて稼いだ金を独り占めするな、ヒロインよ。とりあえず、働け!
 ただね~、ヴィゴはイイんだよ~。前半はヒロインの回想に出てきます。金髪に近い亜麻色の髪、髭無し。周囲には「ブレーキのきかない車」と例えられ、金遣いも荒く、仕事の内容は決して家族に言わない。ここだけでも、ちょっと胡散臭い。後半は「闇の世界に生きる男」として出てきます。髪の色も濃くなり、髭たくさん。ついでに胸毛もたくさん。ヒロインに対して取り繕うことなく、抱いてやれば俺様の魅力に屈服して黙るだろう~、と思っているのがミエミエ(で実行する)。そう、どこからどうみても
ロクデナシです。
それが、涙が出るほど良く似合うんだわ~。しかも、組織の人間に撃たれてアッサリ死ぬ。一言も言い訳無し。これで死ぬ間際にヒロインに「君への愛だけは云々」とか言いやがったらTVをブチ壊すところですが、なにも言わず「社会のゴミ」として死んでいくのが、たまらなく良いのです~。ああ、
リカちゃんが演ったら
似合うよな~

って役回りでした(参考→リカちゃんに演じて欲しい役)。TVの前でウハウハしちゃいまいした。私って、こういう役回りが似合う役者が好きなんだと再認識しましたわ。う~ん、大満足。
コメント
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