きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ジーザス・クライスト=スーパースター」[エルサレム・バージョン](2024年版 京都1回目)

2024年04月21日 | 劇団四季


順不同で。

JCS京都、本日はかみさく。
ジーザスとユダの距離が3月23日より縮まっている。
しかもジーザスから詰めている。
京都でキャス変がなければ神永ジーザスもユダを抱きしめるかもしれない。

ただ神永さんは喉の調子が、
不調というわけじゃ全然無いけど、
少し辛そうな?
ロングトーンもいつもより短め。
得意の音域は張りがありスコーンと出るけど、
そこ以外とか、台詞だと、少し辛めなような。
しかしそれが苦境のジーザスと合っている。
前から鞭打ちで悲鳴が出てた?
今日はかなり前方席だったので生の悲鳴が、、、。
辛い。
でも、ふはーっ、な気持ちも。
ごめんなさい。

なんか、今日の神永さんは、ユダをよく見てた。
群衆へは諦めの視線を満遍なく、
それは誰も見ていない、ということなんだけど、
ユダについては、彼個人を見ている。
どこだっけかな、ここも見てる、と思った。
ユダが彼を見るより強い視線だった。

ゲッセマネの後、捕らえられるジーザス。
兵士の棒を掴み反射的に抗いかけて、でも手を離す。
全て捨て去る彼の最後の執着がユダなのかな、とか。
なんだ両思いじゃん。
ユダの方が魅入られたのか。

冒頭から群衆は「救い主と奇跡」を見ている。
群衆は見たい映像を見ている。
マリアはジーザス個人を見ているけど目がハート過ぎて。
その点、ユダは最初からジーザス本人を正確に見てる。
同じ光景なのに、見る側によって受け取り方が違うんだな。

冒頭、うなだれているユダがいつからジーザスを見るか、
タイミングはさまざまで。
「ありがとうマリア」あたりで振り返るのがわりと多いと思うけど、
今日は「どうぞ冷たい水」でマリアを見たよ。
俺のジーザスに触れるな、って。
しかし、それを見越して、
マリアが自分に触れるのを許すジーザスに見えたよ。
ユダを挑発している。
目がハート😍のマリアを煽ってユダを翻弄するジーザス?
今日はそう見えた。
ユダはジーザスに壊されたんだよ。

「この人に罪はない」のところだっけか、
ピラト様がカヤパとアンナスから
無言の圧力をゴリゴリかけられて気の毒だった。

司祭の真田さんかな、
去るユダを追う視線のとき、嘲笑っていたよ。

佐久間さんはエモいのは、
狂気が少ないからかな。
キヨミチは勝手に壊れるじゃん。
佐久間ユダはある意味純粋。
そこがスンラさんと似ているのかも。
やなスンラは矢印は双方向でも、愛の内容は違ってた。
今日のかみさくは、なんというか、共犯関係だよね。

スパスタの山をはアレンジなし。

カテコのユダを回るソウルガールの1人が
2回バランスを崩しかけてドッキリだった。


【配役】
ジーザス・クライスト 神永 東吾
イスカリオテのユダ 佐久間 仁
マグダラのマリア 守山 ちひろ
カヤパ(大司教) 高井 治
アンナス(カヤパの義父) 吉賀 陶馬ワイス
司祭1 佐野 正幸
司祭2 中橋 耕平
司祭3 真田 司
シモン(使徒) 大森 瑞樹
ペテロ(使徒) 辻 雄飛
ピラト(ローマの総督) 山田 充人
ヘロデ王 劉 昌明

【男性アンサンブル】
鈴木 貴雅
田口 暉
磯江 拓也
姜 大舜
佐々木 玲旺
永瀬 俊秀
鈴木 智之
松尾 篤
安斎 恵太
愛染 洸一
武藤 洸次
寺内 淳

【女性アンサンブル】
坂井 菜穂
黒田 果穂
川田 菜々子
高倉 恵美
安宅 小百合
廣本 則子
片倉 あかり
濵嶋 紗穂里
山田 志保
佐田 遥香
古森 麻由
立花 梨奈
コメント
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