「核の議論もあっていい」＝中川前財務相
自民党の中川昭一前財務相は５日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射に関し、「発射基地にどう打撃を与えるのか。核兵器の運搬システムが完成するのであればどう対抗するのか。議論の一つに核に関する議論もあってもいい」と述べた。日本の核兵器保有も含め論議が必要との考えを示したとみられる。都内で記者団の取材に答えた。
中川氏は党政調会長だった２００６年１０月に北朝鮮の核保有に対抗するため核武装を「大いに議論すべきだ」と発言、波紋を呼んだことがある。（了）
（時事通信 2009/04/05-13:49）
（引用終了）
北朝鮮は5日午前11時30分ごろ、人工衛星打ち上げと称して弾道ミサイルを発射したが、1段目は日本海に落下し、残りの部分は先端部も含めて太平洋に落ちたことを、北米航空宇宙防衛司令部（ＮＯＲＡＤ）と米北方軍司令部が発表しているが、北朝鮮の朝鮮中央通信は「衛星発射に成功」と伝えているものの、衛星からの電波は確認されておらず、また米側は打ち上げは失敗だったことを明らかにしていることから、本当に衛星打ち上げのためのミサイル発射であったのか疑わしい。
テレビは、発射されたとの情報を得たと同時に特番を組んで騒いでいたが、ほとんどの国民は、その情報を聞いても何をしたら良いのか分からず、政府は弾道ミサイルが領土領海に落下するおそれはないとしていたので、それを信じるしかなかった訳であり、その後、東北地方の上空を通過し、国内に落下するおそれはなくなったとの情報を聞いて、これで一安心と思っただけであるならば、わが国は今回の件から何も学んでいないと言えるだろう。
「国内に落下しなくて良かったではないか」としたからであろうが、テレビもすぐに特番を止めて通常番組に移行し、北朝鮮の弾道ミサイルに対する脅威に今後どう対応するのかについて議論が起きている様子はなく、4日の「誤探知」の件をいまだに取り上げているようで、偏向マスコミにとっては、ミサイル発射に関する情報伝達がうまくいったことより、うまくいかなかった方が報道の価値があるとして嬉しそうに報じているのだから話にならない。
北朝鮮は弾道ミサイルや核兵器の開発を中止するとは思えないからして、わが国は今後も北朝鮮の脅威に晒され続けることになる訳だが、いくら発射したとの情報が早く伝達されても、自衛隊によるMDシステムが整備されているとしても、北朝鮮がその気になれば、日本の領土領海に弾道ミサイルを着弾させることは出来るであろうし、もし核兵器を搭載したミサイルが発射台に取り付けられたことがわかった場合でも、今回と同じように警報を出して、MDシステムを展開させるだけで国は守れるのか大いに疑問である。
ところで、自民党の中川昭一前財務相は北朝鮮の弾道ミサイルに関して「発射基地にどう打撃を与えるのか。核兵器の運搬システムが完成するのであればどう対抗するのか。議論の一つに核に関する議論もあってもいい」と述べたことが報じられている。
政治家の中で、北朝鮮の発射基地に対する先制攻撃と、核保有について論議の必要性を説いている方は西村真悟氏と中川氏の他にいないのは不可解である。この中川氏の発言は、今回のような警報の発令と迎撃だけでは国民に不安を与えているとする思いからの発言ではなかろうか。
本当に今のままの態勢で北朝鮮の弾道ミサイルに対処可能なのか。それとも国民への被害を防ぐために発射基地に対する先制攻撃が出来る装備を保有することや、日本独自の核武装の是非について、論議することは決して悪いことではないし、かっての戦争の末期に広島長崎に原爆が投下されたのは、当時のわが国が核を保有していなかったからであり、世界唯一の被爆国が、再び核を投下されないように核を保有する権利はあると言えるだろう。
先制攻撃と、核保有について論議することも抑止力になると思うし、今回、北朝鮮の弾道ミサイルに対してMDシステムを展開させたことは、北朝鮮に対してだけではなく、支那やロシアに対して、「日本はやる時はやるぞ」との牽制にもなった訳であり、支那は日本が北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃しなかったことに、ひとまず安堵しているようだが、領土領海に落下するおそれがなかったから迎撃しなかったに過ぎないのであり、であるから麻生総理が迎撃を決断したことは「日本を舐めるな」とのメッセージの意味合いがあることは間違いないであろう。
（2009/04/06）
家に泥棒が入ったが命までは取られなかったからそれで良しとしようと言って何もしないのと同じで、その後のセキュリティー対策をしない人はそうは居ないのではないだろうか。監視カメラを設置したり、セキュリティー会社と契約したり、鍵を二重にしたり等々。
今回の事で現状のままでは国民の生命が守れない事が改めて明白になった訳で、だったら相手に打たせないためにはどうするのかを即議論して欲しいと思う。
相手に致命的な打撃を与える事が可能な武器があれば、こちらから何もしなくても相手も何も出来ないと言う事がどうして普通の事として考えられないのか不思議でしょうがない。
100%の迎撃手段が無い事は明白なのだから、攻撃力は最大の防御として抑止力を持つべきは当然だと思います。
また今回、皮肉な事に支那の海軍少将で張召忠と言う御仁が「日本の領空に飛来した場合、日本には打ち落とす権利がある」と事前に言っていた様ですが、余所の国では普通の事なんですがね。まぁこれに関しては、MDの性能を実戦で看たかったというのが裏にはあるでしょう。
やはり約束は重たいものだし、重たくこそすれ、軽くしてはいけない様な気がします。
私も核兵器の議論はあっていいと思います。いや、しなくてはならないのです。北朝鮮がミサイルを撃ったという現実があり、憲法９条があっては護りきれないという確かな証ではないですか。
動画で田母神さんが、「核拡散防止条約とは建前であり、本当は外国に核を持ってほしくないというのが本音である」、さらに「普通の兵器で１対１０であれば１０のほうが必ず勝つのであり、核兵器を持っていた場合は１でも核兵器を１発、もし使った場合かなりの被害が出るから１０に勝てるため責められにくくなり、外交交渉の後ろ盾になる。核兵器はだいたいほとんど使われることはない」と言っていましたが、同感です。
今回のこのミサイル発射問題で、都市に着弾されて被害が出なかったからよかったが、軍隊を持ったら戦争に結びつくと言う考えは思い込まされていたということですね。本当に国防に関する議論は１日も早くやらなくてはならないですね。
自らの優位性が薄れるからとしか思えない
真にそれが言えるのは被爆国だけでしょう
核に限らず武力は外交力
武力の無い国が何を言った所で本気で取り上げては貰えません
財力は一見武力の代わりになるように見えますが、
都合よく扱われてるだけに過ぎません
搾るモノが無くなったら見向きもされないでしょうね
武力は抑止力であり外交力でもある
武力の裏付けのない外交などただの時間の無駄です
真に追い詰められれば話は別ですが、
喧嘩になったら負けるとは行かないまでも、
被害が大きいと分かっていてあえて手を出す人は少ないのですから
戦争を肯定するつもりはありません
ですが国防も含めた武力まで否定するのはただの愚か者です
世界中が武力を放棄すれば平和になる
口当たりのいい理想論を唱える人が居ますが、
本当にそれが可能なら警察も司法も必要無い訳で
人間考えることすらできないのでは死人同然ですが、核について考え、発言、議論しすることすらできないのは国家として死んだも同然。
核が兵器として使われたのは長崎と広島が最初で最後。核は余りの破壊力ゆえ、その後は使うことが出来ない兵器になっています。核保有国どうしの戦争は未だかって起きたことがありません。核の戦争抑止効果は絶大。平和と安全を願うなら、核保有については大いに考え、議論する価値があると思います。
北朝鮮の弾道ミサイルの脅威を排除するのはMDシステムによる迎撃だけとなれば、国民の命を果たして守れるのか大いに疑問です。ですから北朝鮮のどこから発射されることか分かっているとすれば、それを阻止出来る兵器を保有することも必要であり、それが抑止力となって、北朝鮮も日本に対して舐めたことをしなくなるでしょう。
支那やロシアは「日本は騒ぎ過ぎだ」と言っているようですが、領土の上を敵性国家のミサイルが飛ぶようでは国民は安心して生活は出来ませんので、それを迎撃するのは国家とて普通のことであり、北朝鮮にミサイル開発を諦めさせるためにも迎撃するしかないでしょう。
コメントありがとうございます。今回の北朝鮮の弾道ミサイルに関して、日本が一番脅威を感じている訳ですが、国連には期待しない方が良いでしょうし、最後は自分の国は自分で守るしかなく、自民党内では「敵基地攻撃力」保有議論が起きているようですが、当然のことで、確か前のテポドン発射の際にも論議されたようですが、公明党の反対で、長距離ミサイルの開発は中止になったと思います。どこの国も最終的には自国のことしか考えていないのでしょうが、約束を破ることにかけては北朝鮮の右に出る国はないでしょうからね。
コメントありがとうございます。核兵器は使うための兵器ではなく、相互確証破壊論によって、相手から核攻撃を受けないための抑止力となる訳で、もし北朝鮮が米国まで届く弾道ミサイルを開発し、それに核が搭載可能となれば、日本が核攻撃や核恫喝を受けたとしても米国は北朝鮮に報復することはないでしょう。ですから、日本独自の核兵器を保有しなければ国は守れないない訳で、そのための論議は大いにすべきでしょうね。
田母神氏は核の廃絶など不可能だと思っているから核抑止力としての核保有を述べているのでしょうが、これは軍人として当然のことで、憲法９条が何とかしてくれるなどと言った空想的平和主義を唱える方とは異なり現実的だと思います。
今回の件で、国防について論議が起きないようでは話にならず、政治家の連中は「落下しなかったからもう忘れても良いではないか」とまさか思っていないでしょうが、一日でも早く日本は普通の国になるべきです。
「......宇宙開発はどの国も認められた権利....」など普通の国家が言うのであればまだしも犯罪テロ国家が言うのは滑稽以外何者でもない。
北朝鮮は生き延びるために軍事力を背景とする戦略を捨てることはない。従って核やミサイルを放棄することはないであろう。又日本国内の北朝鮮勢力などとも戦って行くことにならざるを得ないであろう。もう平和ボケした頭を直すべきだろう。
コメントありがとうございます。核を保有した国が何かの理由で核を廃棄することはありえないでしょうし、また非保有国に対して、保有国が持つなと言っても確かに説得力はありません。わが国は世界唯一の被爆国ですから、再び被爆することのないように核を保有する権利を有しているし、それを批判出来る国があるとは思えません。
世界から核を廃絶することなど不可能でしょうし、核を保有していない国より保有している国の方が、核による恫喝を受けることなく、また核攻撃を受けるおそれもなくなると思います。もし北朝鮮が核を保有していなければ、米国はとっくに攻撃を加えていたでしょうし、運搬手段がなくとも、保有しているだけで、攻撃出来ない訳です。ともかく、わが国には武力の保有は悪であるかのような考えを持つ方がおり、武力がないと何でも相手の要求に屈しざえるを得ず、譲歩させられるだけであることが分かっていないようです。
わが国は経済力に見合った武力を保有すべきで、それは他国から舐められないためであり、日本に手を出すと痛い目にあうぞと思わせることで、現状はあまりにも軽武装だと思っております。